toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

377-300331今年も元気で花咲く春を迎えることができた

2018年03月31日 | 花・樹木

子供の頃、養蚕が盛んだった時代、農家はお正月が過ぎた時分に繭玉を

飾った。部屋いっぱいに広がっていたのを懐かしく思い出す。我が家の

庭のミツマタがその繭玉飾りのような雰囲気で桜に先駆けて今年も咲く。

 

今のところ特に悪い所もなく穏やかな生活が続いていると思っている。

しかし年齢を考えれば何かある可能性は決して低くないだけに、検診は

期的に受け、幾つかの診療科には長くかかっているなじみの先生を持

っている。昨日も泌尿器のDr.にPSA値の変化について相談に乗ってもら

た。前立腺ガンの可能性を示すといわれているPSAなる数値が以前か

高かったが、高値安定状態が引き続き維持されているので今回も様子

を見ましょうということになる。かっての職場が病院や福祉関係だった

ということは老境に入ってみるとしみじみ有難いものだと思う。

幾つか受けた検査結果が出るには少し時間がかかる。病院は桜の花に埋

まっていた。古巣の病院は診療内容に充実に負けず劣らず環境面に力を

入れている。この地に移った頃は周囲は全部水田で田植え時期ともなれ

ばカエルの声に包まれた。当時の植栽が30年の年月を経過して周囲は

ちょっとした森になり、四季それぞれの色彩で病院を取り囲む。たくさ

んのケヤキの樹も一斉に芽吹き始め、更に季節が進めば溢れるような

緑ときれいに刈り込まれたサツキの群落やミヤマキリシマの古木が鮮や

かな赤の花でアクセントをつける。もうちょっとした公園だ。

 

ついでに満開の桜を愛でに各所を回る

市中心部、城跡の土塁に包帯を巻かれた桜の古木が寂しくはなったが花

をつける。第14師団歩兵15連隊があった頃にも咲いていたというか

ら100年の歳月市民に楽しみを提供している。いまだに花をけるが

さすがに往年のものではない。世代交代のための若木が植えれていた。

古木の風格と若木のけなげなさが妙にマッチしている。

 

烏川、碓氷川合流地点の桜、当地一番の見どころか。3.30撮影

以下この時期、満開の桜の写真は食傷気味なので避けての2枚。

 

前橋市敷島公園にて

前橋県庁北 幸の池付近の放水路にて

 

大相撲貴ノ花親方に一連の騒動の処分が下された。理事時代からみれば

末端の年寄に5段階格という厳しい内容だった。暴行事件を身内の愛

弟子がおこしたことがこたたのだろうか、屈辱的な処分を受け入

れ、あれほど批判した会にこれまでの行動を陳謝し、ゼロからの出

と記者会見で語った。

現役時代の成績そして祖父が横綱、父が人気の大関そして年子の兄も横

綱という血筋は他に例がない。大相撲の人気を支えたきたことに異論の

出ようがない功労者と思っていたので、この豹変には驚いた。相撲界

くう根深い問題をさらけ出し、協会が力を挙げて取り組まなけれ

ファンに見放されると決意させたことは功績と言えると思う。

組織を考えれば親方の振舞に疑問も感じたり、時には求道的な親方らし

いとも見ていたが、彼が摘したことは間違っていない。

2510204年ほど前の拙ブログに載せた写真

25年も前のりえとの婚約発表、それを暫くして解消た件と今回

の一連の騒動つは全く別次元の事象だが、思い切りの良が彼

の真骨頂なのか? 

まだ定年まで20年あるこれを機に人の意見にもける柔軟さを

持ちながらもしっかりと主張する親方になり、ファンを唸らせるよう

チンコ勝負に徹する力士を育てることが、この騒動で地に落ちた評

回復する唯一の道か。

余りに突然の豹変だったので、一幕、二幕は閉じたが予期しない三幕が

まだるような気もする。

 

コメント

376-300324インド料理

2018年03月24日 | 食べ物・酒

      

一年ぶりに映画鑑賞に出かける。今日は中国の気鋭の監督の手になる

「長江愛の詩」と題する映画。内容は監督の自己満足としか思えない筋

書でとうとう最後までストーリーを理解できず、その意味では失望の映

画。

救いは中国第一の大河長江を河口から源流近くまで遡るおんぼろ船の船

上から見る両岸の風景だった。テレビでは表現できない大画面の映像に

おんぼろ船のエンジン音と錨を巻き上げる音が立体音で迫る。これには

圧倒される。中国のスケールの大きさ、奥深さを感じる。中でも印象的

だったのは、世界最大の重力式ダムと言われる三峡ダム。一つのダムで

日本のダムの総貯水量の3/4に達するという。ここをパナマ運河と同じ

仕組みでゲートで仕切られた水面を浮力を使って船が遡る圧巻のシーン。

水門の開け閉め時に発する軋み音の立体音響が画面を迫力あるものにし

ている。

いろいろ調べてみると、このダムはいろいろと彼の国ならではの問題を

抱えているようだ。長江の流れも日本の山河のように山紫水明とはいか

ない。中国は内陸部に広大な砂漠地帯をかかえるのでどの河も濁りは取

れない様だ。

 

映画は12時半開演だったので少し早めの昼食に入ったのが、インド料

理の店。いかにもインド人という店員は聞いたらネパール人だった。日

本に来て3年目ということだが、まだ日本語はたどたどしい。店内の壁

にはアンプルナ連峰をはじめヒマラヤ山脈を撮ったパノラマ写真、異

国情緒たぷり。客の半分は東南アジア系とお見受けする人々。母国語

が飛び交う。

そして出てきたのがこんな料理。インド料理の主食ナン。その大きさに

驚く。ちょっとした団扇の大きさ。

    

口に入る大きさにちぎって、カレーをつけて食べると聞いていたので

手を使って食べ始める。指に付いてしまったカレーを舐めるのは日本の

食習慣でははしたない。少々抵抗がある。テーブルには箸も用意されて

いたので、適当な大きさにちぎった数片もスープに入れておて箸で食

べた。

    

思ったとおり、ナンは半分食べたら満腹になってしまった。

    

日本料理も世界中に広まっているようだが、こうしてたいていの異国の

理を地方都市に居ながらにして味わえる国に住んでいることをありが

たく思った次第。

 

2年前の北海道旅行の際、積丹半島の海辺の民宿でトテツモない量のお

身料理を堪能したことがあった。そこの板前さんがネパール人だった。

海に面していない山国から言葉も理解出来ずにやってきてこうして日本

に溶け込む彼等の根性に感心する。

だいぶ前の事だが、中禅寺湖畔のうどん屋でバングラデシュの夫婦が作

うどんを食べさせられたことがあった。ひどいうどんだった。これに

ついては別の機会に書いてみたい。

 

私個人は仕事や旅行で海外に行ったことがない。今後も行く予定はない。

英語もろくに話せない老人が・・と引いてしまう。

息子たちは九州や北海道へ出張する気軽さで海外を飛び回っている。

世代違うだけでどうしてこんなに変わってしまうのか?

 

コメント

375-300317若き頃何百台と車検整備をした車を見かける

2018年03月17日 | 車・自転車・機械

 

 

先に咲いたミツマタを背景に咲くツバキ。

 

 

こういう車が公道を走る姿を見かけるともう涙がでてくるほど感激する。

18から22才までトヨタ系デーラーで整備士をしていた。写真の車は

トヨタ製のスタウトという小型トラック。RK41という形式名だったと記

憶している。この車の車検整備を何百台もやった。それだけ触れると車の

全部を熟知してり、道具とジャッキがあれば今でも分解組み立てができ

ると思う。

写真に写る人物がこの車の所有者。許可を戴いて何枚か撮らせてもらった。

彼にとってはこの錆に覆われた車体もアートなのだ。1時間を越えて話し

込んでしまった。こういう骨董的な車に惹かれるんだという。車検を通す

費用は買った値段よりもかかったのでは? と質問したら、解体業者に頼

んで使える部品を安く購入し自分でみんな再生したんだ、と満足げな答え

が戻ってきた。自動車さんでもないのにやたらお詳しい。この車種には私

も負けずに詳しいので専門的な用語が飛び交う楽しい1時間だった。

運転席。このメーターを見て私が日常的にいじっていたものより新しいも

のだと判った。それでも昭和44年製らしい。

ボンネットを開けてエンジン回りを見てみる。懐かしいデストリビュータ

プラグコード、ボルトを緩めて少し回すことで点火タイミングを調整し

た。ノッキング寸前まで早めると出力が上がった。トップギヤで30~

40kmで走らせ、そこからアクセルをグッと踏み込む。その時軽く1,

2回ノッキングを起こす辺りが適性な点火時期だと記憶している。若干の

計器は使用したが、この辺りの調整は殆ど経験と勘がものをいう時代だっ

た。本当の意味で修理屋さん、故障したものは分解し不良品を交換して治

す。このスペースにはエンジン以外の余分のものはない。手前右は後から

つけたブレーキ倍力装置で当時の車には装着してなかった。R型エンジン

4気筒2000cc。トヨタと言えども当時はたくさんのエンジンを持

っていたわけではない。同じエンジンをクラウンにもトラックにも使って

いた。

こんな体験が刷り込まれている私は、最近のハイブリッド車やEVと言われ

る車がどうも好きになれない。運転できる年数は頑張ってもあと10年だ。

まだガソリン、ディーゼル車は完全には駆逐されず、細々として走ってい

ことだろう。

 

記事を書きながら、昔似たようなのがあったと思い出し過去のブログを探

みた。

ありました。

https://blog.goo.ne.jp/egikoike/e/e73ff5a2f4f3c56011f406996ea5e0c3

6年前の夏、関越道上り嵐山PAで出くわした光景。彼らの車も錆がアート

になっている。

コメント

374-300310間もなく喜寿を迎える人生で一番の道具

2018年03月10日 | パソコン・IT

設立に関わった特養の庭の河津桜が満開になった。  3月5日撮影

特養をはじめ介護サービス提供施設の人手不足は深刻な問題。構造的

に労働人口が減少していく日本にあっては、補う人材を外国人労働者

に依存しなければやっていけないのが現実になりつつあることを実感

する。

 

人間と道具の関りは奥深いもの。大工さんが長年使い込んだカンナや

ノミ等の道具。使い手の手あかがつき、度重なる研磨で刃も短くなっ

いるが、持ち主ならではの握りの感覚が他に代え難いという。

これまでいろいろな道具に巡り合った。比較的長く使い込む方だ。し

かし持った感覚や微妙な重心位置といったこだわりのものには縁がな

かった。

2年前手にしたスマートフォンがそういう道具になりつつある。握り

の感覚どうのという道具ではなく、女性のようにケースに入れたりせ

ずに持ち歩くので2年もたてばあちこち傷だらけになる。しかし中身

は私なりに使い勝手が良いように変更していくので、すでに手放せな

い道具と化してしまった。

その使いかっての一例。

使っていると面白そうなアプリを見つけて画面登録する。どうしても

数が増えてアイコンをいくつかの画面に分けるしかなかった。

どの画面に入っているか探さなければ先に進まなかい。これを一つ

面に集約した。この画面しかないので一目瞭然。足らなくなったら、

時計の部分を消せば4個すなわち16のアプリのアイコンが追加でき

る。しかしつのアコンに4つも入いると見えるのか? 確かに小

さすぎる。

 

読書(Reading)と題したアイコンをタッチすると大きく表示される。

今までと変わらない2タッチだが探す手間がないだけ素早くアプリが

開ける。他のアイコンも同様。ハードウェアとして大工道具のように

使い込むというものではないが、内容を更新するたびに自分の使いや

すいように変身し、なじんでく。出逢った道具の中で一番のものと

題する所以。

ケースに入れずに持ち歩き、時には山登りにも携帯するのでうっかり

落としたりポケットからこぼれて紛失してしまったら大変なのでスト

ラップの役割が大きい。野外での使用時は必ず輪環に指を通す。ポケ

ットに入れるときはボタン穴やベルト通しにカナビラを通す。便利な

だけに紛失したら大事になる。用心! 用心!

 

予約本の順番待ちの谷間になってしまった今週読んだ本。以前同じ著

者の本で「鉄塔家族」を読んだ。この時も感じたが私の日常とさして

変わらない著者のそれを小説に仕立ててしまい、かつ読者を魅了する

著者の力量に改めて驚く。悪人も偉人も英雄も変人も登場しないこん

な本妙に引かれるこの頃です。

 

 

コメント

373-300303生ごみ処理機

2018年03月03日 | もろもろ

テレビの画面に映ったLEDランプの奇妙な模様に気付いた。専門的な知

ないが、おそらく光の干渉現象なんだろうと思う。

 

年金生活に入ってから3年が経過した。家にいる時間が格段に増えたの

できる範囲で家事を手伝う。一番手っ取り早いのが食後のお片付け。

要領くできるようになった。不運にもお一人様になっても家の掃除を含

めて大丈夫というにはまだまだ。まだ家事全部の1/4しかカバーしてな

い。

気になったのが生ごみの処理。連合いは食事に野菜をよく使う。かなり

生ごみが毎日生じる。処理機を庭の片隅に置いて自家処理を試みた。発酵

させて分解する方式を試み失敗した。発酵でなく腐敗してしまう。そこか

ら強烈な腐臭が立ち込める。ご近所迷惑なので断念。その後いくつかの方

法を試し、今はミミズに分解してもらう方式としほぼ成功した。真夏は高

温でミミズが死んでしまうので、処理は行わない。9月末から釣り餌用の

ミミズを2箱投入。知合いの農家のたい肥場から大型のミミズも投入する。

そこに生ごみ放り込む。毎日の生ごみを投入し続けると11月末には8分

目程まで埋まる。ほじくり返すと大量にミミズ君がうごめいいる。

12月に入ると寒さが厳しくなり活動が弱まる。枯葉を一杯に詰め、周囲

を断熱材でくるみ越冬準備に入る。

そして先日2カ月ぶりに蓋を開けてみた。秋に詰めた枯れ葉を取ると、

いるいる、肥えた成虫ら1cmくらいの幼虫、たくさんのミミズが

元気で春を待っている。

近親交配を避けるために時に全く違うところで手に入れたミミズを投

したのも効果的だったかもしれない。

容器の下の蓋を開け、ミミズの糞(すなわち土質化したかっての生ごみ)

を取り出した庭の穴に放り込む。格好の肥料になる。今月から高温の

まで生ごみ投入を再開してみよう。こんなで夫婦二人だけの生活ででる

生ごみの3/4は自家処理できていることになる。

 

以下研究(?)の過程でわかったこと。

・雨水をいれない。過度の水分はミミズの活性を著しく低下させる。

・漬物の残り等の塩気の残ったものは投入しない。

・細かく切らない。キャベツの葉なぞ大雑把が良い。余った大根もそのま

 ま。細かくすると通気性が落ち、ミミズに適度な酸素が届かないせいか?

・違う場所で入手したミミズを入れて、近親交配を避ける。

・夏場はミミズの活動が極端に落ち、蓋の隙間からハエが侵入し蛆が発生

 るので中止したほうが賢明。

 

 

 

 

 

 

 

コメント