toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

121-250629不発弾

2013年06月29日 | 最近さわがれること

 

P6224868_3 公立の中学校にはもったいないような見事な松の若木。 数十年後には更に存在感のある樹に育っていることだろう。

P6274880 前号で紹介した旧群馬町で発見された不発弾の処理に向けて、自衛隊と作業員が作業を進める。 この場所で爆破処理するために、近隣への影響を最小限にとどめるべく、慎重な作業が進む。 どの程度の爆破力があるのか知らないが、大きな土嚢を積み重ね爆破に備える。 爆破の引き金はどうやるのだろう?

以前浜松市での爆破処理の瞬間をテレビで見た。 腹にひびくドンという爆発音。 積まれた土嚢が1,2cm浮いたように見え、やがて隙間から煙が立ち昇る。 それだけ。 爆破処理は6月30日(日曜日) 野次馬根性で見てみたいものだが、おそらく周辺は関係者以外立ち入り禁止になるだろう。

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不発弾現場のすぐ北側。 旧日本陸軍の堤ケ岡飛行場の跡地は、今広い田園になっている。 近くのイオンモールが5個くらい入りそうな面積がある。 当時のことだからせいぜい500mくらいの未舗装の滑走路があっただけであろうが、それでもこれだけの広大な面積を占める。

沖縄にあるいくつもの米軍基地。 それぞれが2~3000mの滑走路を有している。 この数倍の面積をあの狭い沖縄に占めているのだろう。 超大国(?)を自負する中国への牽制には地理的に格好の場所であり、手放せない軍事的価値があるとは思う。 他方沖縄県民に犠牲を強いているのは確かであり、なかなか解決の難しい問題である。

 

P6244872_2 Img_0792 うるし科の一種であるはぜの盆栽(見事な紅葉を毎年楽しめるので手放せない)の手入れをしていて葉を切ったところから滲み出た白い樹液を右手につけてしまった。 3日ほどはなんともなかったがその後かぶれが発症した。 猛烈に痒い。 掻くと更に悪化すると聞いていたので我慢我慢。 副腎皮質ホルモン軟膏を処方してもらって毎日塗っているがなかなか良くならず。 ハゼはウルシよりも人体に強力に作用するそうな。

kimochi warui  syashin wo  noseruna!!   といわれそう。

 

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120-250622目に留まった風景三題

2013年06月22日 | 花・樹木

 

Img_0784 巷間アジサイの花色は酸性土壌だと青、アルカリ土壌だと赤と言われている。 本当かどうか調べたことはないが、あり得そうな説である。 リトマス試験紙みたいですね。 だとすれば白く咲くのはPH7の中性ということか?

会社への行き帰り、散歩の途中また好きな自転車で郊外をペタルを踏んでいるときホッーという光景に出くわす。 珍しいほどの光景ではないのだが、とりあえずカメラに納めておく。

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埼玉県神川町。 ひとりサイクリングを楽しむいつものコース。 この季節には珍しい野焼きの現場に遭遇する。 あらかた田植えが終了した田園の一画。 遅れた麦の刈り取りを終わったばかりの田を野焼きの火が伸びていく。 有効なカリ肥料になるだろう。 条例で規制はされているのだろうが、梅雨の晴れ間の強い日差しのもとでの野火はこれはこれで趣のある風景(25.06.17)

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同じく神川町の梨園。 島崎藤村の歌集に「桜の実の熟する時」という題名があるが、「桜」の字を「梨」に置き換えてみたが、しっくりこない。 実の大きさは熟した梅の実ほど。 梨の実はこれから真夏を経て、秋にはこの3倍くらいの大きさになる。 まだ熟したというより成長期の子供だな。(同日)

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「カイズカイブキ」の大木。 積乱雲のごとくもくもくと巨大化したイブキ。 イブキは通常生垣に適した樹だ。 毎年穏やかな剪定をすることにより、風情ある生垣が形成される。 あまり強い剪定をすると、剣山のような枝葉が増えてあまりよろしくない。 管理の難しい樹の一つ。

生垣のつもりで植えたのだろうが、全く剪定がなされないまま放置された結果、かくのごとき巨木になってしまった。 こうなるともう素人には手におえない。(日高町にて 25.06.15)

P6204858 これは何でしょうか?   高崎市菅谷町で70年の歳月を経て見つかった不発弾。 土嚢で保護している。 6月30日(日)に自衛隊の処理部隊がこの場所で爆発させて処理する予定。 戦時中この地区の北側一帯は陸軍の堤ケ岡飛行場があったという。 米軍の投下爆弾か、旧日本陸軍の高射砲の弾か? 物騒ですね。 

戦後世界の紛争地域には治まったとはいえ、数百万個のの地雷が埋もれたまま未処理になっているという。 戦争は常に非人間的であるが、特に地雷はなんと恥ずべき武器であることよ。 紛争が終了したのにもかかわらず、人を殺傷する。 故小渕元総理は地雷使用禁止条約に執念を燃やし成立させた。 親しみやすい人柄かつ骨のある政治家だったと今にして思う。

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119-250615竜馬は誰に殺られたか?

2013年06月15日 | 小説・映画・など

 

 

 

 

P6104835_2    P6144841_2      秋の豊穣を期待して田植えの準備が始まった。 この豊かな水は母なる大河利根川からはるばると流れてくる。

竜馬暗殺犯は誰か?  専門の歴史家の間でも諸説あり、我々一介の本読みなぞに真相が判るはずがない。  逆にはっきりしないだけに歴史小説好きには興味を引かれる。

この時代を背景にした小説はいろいろ読んだが、竜馬暗殺については私が知っている諸説にはこんなのがある。

① 新撰組の犯行     ② 幕府見廻り組の犯行   ③ 薩摩藩の刺客による犯行

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今読んでいる浅田次郎 「一刀斎夢録」 では①新撰組副長助勤 齋藤一 が実行犯としている。 本によれば、齋藤一を数人の武士が後をつけていた。 齋藤左利きの居合いの達人であり、狭い室内で坂本並びに中岡を短時間で殺害するには刀を大上段に構えてというわけにはいかない。 そんなことをしても竜馬は北辰一刀流の達人(実際に人を切ったことはないようだが)、中岡もそれなりの剣の使い手、 反対にやられてしまう。

前日、竜馬と懇意な新撰組を脱退した伊藤甲子太郎と共に竜馬潜伏先を訪れて、齋藤を護衛につける話をしていた。 したがって当日齋藤が一人で竜馬を訪ねても、竜馬は不審には思わなかった。 そして二人に近づき、右手に下げた太刀(左利きなので右手で持っていた、すなわち殺意はないと相手は見た)。 得意の居合い剣で瞬時に二人を倒して潜伏先(近江屋)を去る。

その後につけていた数人の武士が二人に留めの一撃を加えたという。 この武士の中に見廻り組今井信郎がおり、事件後20年も経ってから自分がやったと名乗り出て②説が生じた。

そして③薩摩藩の犯行。 薩摩は飽くまで幕府を武力で倒すとしていた。 公武合体を理想の新政権(無血クーデター)と考える竜馬の存在は邪魔だった。 薩摩の剣術示現流の達人は何人もたいたが、政治的感覚に長けた薩摩は直接には手を下さなかったろう。

武力革命による武器弾薬の大量使用で利益を得ようと薩摩をそのように仕向けた一人といわれる英国人にグラバーがいる。 そして彼が属していた世界的な組織「フリーメイソン」という秘密結社の存在。 新撰組の一派にやらせたのは薩摩。 どうやらこれが真相のような気がする。 「フリーメイソン」は今でも連綿と続き、決して表には出ないが大きな影響力で世界を動かしているという。

生粋の薩摩隼人 大久保利通像(Web Siteより拝借)

多くの有能な人材が維新前後に暗殺されたり戦死した。 これらの中でもし生きていたら誰が時代に一番大きな影響を与えただろうか?  大久保利通 この人だろう。 写真で見ても当時としては(現代でも)日本人離れした風貌から意志の強さが伝わってくる。

 

 

 

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118-250608今夜も飲める幸せ

2013年06月08日 | 食べ物・酒

 

P6014805  旧群馬町の菅谷の介護利用者宅の前で郭公を間近に見る。 望遠レンズがなくカメラのズーム一杯で撮ったが、両翼を下げ長い尾羽を立てた姿は一目でホトトギス科の鳥と解る。 遠距離では ”カッコー、カッコー” だが、至近距離では ”ハッフォー、ハッフォー” と聞こえる。 少なくとも200m四方に響く声量はどうして可能なのか?

酒には強くはないが、弱くもない。 晩酌の楽しみが定着してもう20年は経つか。 よく言われる週に一度はノンアルコールデイを設けましょう。

全く守っていない。 普通に入手できる酒はほとんど飲んできたが、ここ数年は日本酒1合強の熱燗(冬でも夏でも)が定着する。 近所の酒屋さんとはすっかり顔なじみになってしまった。 さすがに年齢を重ねると自分の適量をわきまえているので不覚を取ったことはない。

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お店に行けば、写真中段の左手の「朝日山」を名指しで購入する。 通常空き瓶の始末もあるので、6本入りのケースに3本を購入。 私の晩酌量ならば3週間は賄える。

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酒屋さんの名前は 五十嵐酒店 新潟の酒を主とし、その中に交じって群馬の地酒も陳列されている。 若い店主の了解を得たので、店主と一緒にお店を紹介します。 彼のセンスなのだろう、 適度な広さに工夫を凝らした清潔な店内のレイアウト。 量販店にはない落ち着きが好ましい。

これから更に年を重ねると、なじみのお店、なじみのお医者さん、なじみの電気屋さん等、なじみの〇X・・  の存在は生活の安定に必要でしょうね。

イスラムを除いた各民族、中には未開の部族も何らかの酒を持つ。 炭水化物で出来た穀類や果実はおそらくすべてアルコールになりうる。 人類と酒は切っても切れないもののようだ。

 

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