toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

508-200530新緑から深緑へ

2020年05月30日 | もろもろ

午後1時から沼田市の社会福祉法人で会合が予定されていた日。高速を使えば正午に家を

出れば間に合う。しかし午前中は特別の用事はないので9時に家を出て途中子持山山麓を

うろつく。子持神社から少し奥に入った場所から子持山の象徴の獅子岩が樹間からよく見

えた。

 

参詣者もおらず新緑から深緑に変わった広葉樹の森の中をのんびりと歩いていくのは誠に

心地よい。特に何かがある神社というわけでもないどこにでもあるものだが、深い緑に埋

まっているというだけで貴重な神社だ。

 

この時期の移動性高気圧による晴れ間というのはほんとに素晴らしい。

 

 

わが住む町からとは真逆の子持山の斜面から見る榛名山。下半分の森との境目に吾妻川が

右から左に流れている。その上部辺りまでが榛名山の大昔の溶岩流の跡。川の直前で冷え

て固まった。数年前にこの末端で鎧を身にまとい、膝をひざまずく形で古代の人間が発掘

され大きな話題となった。子供の頃死火山と習った榛名山は休火山と分類されている。

 

来月から当地でも自粛で閉鎖中の施設が再開される。楽しみだったスイミングもできるよ

うになる。自粛中の注意はしていたが本来の体重から2kgも増えてコロナ太りかい? 

と揶揄されてしまった身体を締めなければ・・

北九州市の第2次流行が心配だ。 東京もまだまだらしい。見えない敵はほんとに厄介だ。

 

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507-020523歴史の証人のあっけない幕切れ

2020年05月23日 | 花・樹木

榛名南麓に榛東村という比較的豊かな村落がある。愛好家が丹精込めたバラが満開になる

この時期オープンガーデンとして一般に開放する。コロナ感染の勢いも小康状態なので鑑

賞に行く。世相を反映して人影はまばらだが素晴らしい庭園を楽しませてもらった。

 

満足しての帰り道に残念な光景に遭遇した。

旧三国街道と高渋バイパスの交差点、地名で言えば金古。立派なケヤキの大木を通るたび

見上げていた。それが根元から伐採されていた。

 

こんな説明板がこの樹の歴史を語っている。

 

僅か2mほどの拡幅工事の犠牲になってしまった。

 

佐渡街道でもあり、また越後の殿様の参勤交代の通路でもあった。佐渡奉行を命じられた

川路聖謨や長岡藩家老河合継之助の目にも触れたであろう古木だ。樹芯に空洞が拡がり危

険な状態なら仕方ないと納得できるが、樹齢350年とはいえ壮年期とも思える

樹勢盛んなケヤキだっただけに惜しい。もっともっと樹齢を重ねて欲しかった。

標題が少しオーバーか?

 

切られた樹は元には戻らないが、締まった材質を持ったこの大木がどう処理されたのか関

心がある。

 

 

 

 

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506-0200516ノートパソコンをデスクトップ化した

2020年05月15日 | パソコン・IT

昨年9月に最新のノートパソコンを手に入れた。

pentium i5搭載のかなり能力の高いものだ。それまでは7年前デスクトップ型。

ベースはW7だったものでW10をインストールしてはあるが、古さは否定で

きない。何より起動に時間がかかる。これに比べればノートは速さや多重処理

能力は格段に向上した。

 

それは素晴らしいことだが、その性能に頼って家の中どこでも使える便利さを

享受してしまった。居間の炬燵の上や寝室にまで持ち込んでの操作にすっかり

嵌ってしまった。

そして春になって気付けば、パソコンに下僕になってしまっている自分に気付

き、これはいかんと思うに至った。炬燵から出られないのだ。コロナ騒ぎも加

勢してほんとに動かない自分に腹がたつ。陽気も良くなったので自分の机の上

でパソコンを操作しよう。メリハリをつけよう。

そしてあちこち工夫を凝らして、ほぼ完全にデスクトップ化ができた。

パソコンをいじりたければ机の前に座り正しい姿勢で向かえ! 

 

・ ハードウェアとしては無線ラン付きのキーボードとマウスにした。

・ ディスプレーを古いデスクトップPCの物と共用した。スイッチで切り替え。

 

設定画面から電源とスリープを選択し下のように少し初期設定から変更した。

 

ノートのカバーを閉じたとき、一般的にはスリープまたはシャットダウンするが、

何もしないに変更した。

 

更に、無操作の時間が5分経過したらディスプレーのみ電源が切れる。日中は

本体のスイッチ、画面からのON/OFFは何れもしない。

 

朝本体のスイッチを入れて起動。

起動を確認したらカバー閉め、机の隅にしまう。

デスクトップPCとして普通に使用。

5分無操作が続けばディスプレーは切れる。日中はON/OFF操作なし。

1日最後に本体スイッチで電源OFF。

 

これでノートPCのデスクトップ化が完了し、節度ある利用が可能になった。

大型画面はやはり使い良い。必要があれば電源ケーブルとディスプレーとのケ

ーブルを外せば持ち歩ける。めでたしめでたし!

 

それはそうと、接続までやけに時間がかかるサイトが多くなったような気が

しませんか?  これもコロナ騒動の影響でしょうか?

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505-020509マスクがすっかりファッション化した

2020年05月09日 | 最近さわがれること

                                 

連れ合いが仲間と私にと手作りスクを作った。強い日差しの下をサグラ

スと帽子の普段の姿にマスクをして外出したのが間違いだった。これでは

怪しまれて当然。すれ違うお母さんが怖がる我が子を手元に引き寄せた。

マスクは白にかぎる。

 

新型コロナウィルスが騒がれはじめてのが2月になってから。マスク姿で

き交う人々の姿が日常的な光景となった。初めてその異常な光景に接し

のは地元選出代議士の後援会主催の日帰り旅行の欠員補充の一人として

田空港ANA整備工場に行った時だった。

日記には2月21日とある。地方在住の身にはまだまだ他所の出来事とし

てあまり関心がなかった。9割以上の人々がマスクをしている光景は初め

てだ。当時はまだ白一色で時に黒が混じる程度だった。

あれから間もなく3カ月となる。マスク姿が普通になり、そのデザインも

華やかなものに変わった。感染者数は何とか頭打ちないしは下降気味に推

移しているのを見るともう一我慢か? 明けない夜はなし、とも言う。

 

テレビに登場する総理のマスクはかなり小さめ、「給食マスクだ」と友人

が揶揄していた。百合子都知事のそれは顔半分を隠すほど。花柄だったり

してなかなかのセンスだ。気の重くなる空気を払拭するような色や柄には

好感が持てる。マスク不足にも貢献している。

 

さて、

不要不急の老人でも家に閉じこもっていては他の不具合が起こらないか心

配だ。今週は榛名山中の林道を歩いてみた。近くに新緑に燃える公園が少

ない地域なので、その楽しみのためには山に入るしかない。人工林の中は

暗くて陰気だが藪漕ぎがいらない林道からあちこちに作業道が枝別れして

いる。そのいくつかは今後登る予定の天狗岳や鐘ケ原岳の山頂に導いてく

れる道だ。時々人工林が所々で切れると雑木林の新緑が目に飛び込む。こ

んな騒ぎの中でも自然は来る人を魅了してくれる。

 

人に会うこともない林道を歩きながら思索に耽るなんという詩的センスは

ないが、武蔵野の独歩に自分をなぞらえて歩く。

2時間ほど歩き回り里近くに戻ると、小規模な別荘地らしきところを通る。

この山中の庭持ち主は不在のようだ。ツツジと新緑がマッチした癒しの

空間が拡がっていた。

 

 

 

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504-020502外出自粛と里山歩き

2020年05月01日 | 山登りというより山歩き

コロナ騒ぎをよそに里山は新緑に姿を一新し散策には一番の季節。今週は吉井町と甘楽町の境界の朝日岳。**岳と名付けられると何か峻嶮な山を想像する。国土地理院の地図には山名も記載されずの不遇の山。標高500mにも達しない低山だがなかなか侮れない。地元では多胡美人とも呼ばれている。

今日は神社から時計まわりのコースを歩く。この山のネット情報でも歩いた記録がないEから東に伸びる実線表記の道を下る。

 

県道沿いのスタート地点の神社と登山口。

 

地図上のAから南峰Bまでの尾根は低山らしくない結構厳しい岩稜が続く。

 

南峰の狭い頂上。南側は高度感たっぷりに切れ落ちる。さらに西に進んでクタビレ爺さん名付ける人面岩と対面。

 

南峰から北峰Dに向かう。新緑にアクセントを沿えるツツジの赤。

 

E地点の廃墟となった作業小屋を過ぎるとこれから辿る道が現れる。荒れてはいるが明らかに人工的に作られた道。藪山の中で遭遇するこんな幅のある道は車道に例えれば国道並みだ。

 

降るにつれて崩壊の跡が生々しい。しかし道幅だけは確保されている。更に下ってG地点辺りから県道に出るまでの直線部分は小さな沢と一体化してしまっている。岩塊、倒木を右に左に、藪に埋もれた段々畑の石垣を避けながら県道まで降りる。降りた場所は出発した神社の前だった。

降りてきたところで地元の方と話ができた。荒廃した作業場の跡はやはり石切り場だった。そこに通じる道が降りてきた廃道。廃墟となって半世紀は経つという。

東隣の城山から見た朝日岳(昨年11月撮影)。なかなか均整のとれた山容。左の尾根を登り右の尾根から中央の沢筋を降りるコースだった。この日も最後まで人に会わず自己満足のアドヴェンチャーだった。

2020.4.26記

 

 

 

 

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