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toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

196-261129(榛名山群)鐘撞山、音羽山

2014年11月29日 | 山登りというより山歩き

   雄川堰(甘楽町小幡)に沿い、晩秋の山里を歩く。

 

Y氏のクタビレ爺イの山日記(http://blog.goo.ne.jp/gooyamachuu)を参考にさせていただき、

こんな記事を作ってみました。 地図は国土地理院のHPから印刷したものを携行し、帰宅後スキャン

して掲載しました。  もともと一人の山歩きは好きなんです。 以後この種の記事は同様です。

 

平成26年11月19日(水曜日) 榛名山群の鐘撞山(かねつきやま)と音羽山に登る。

           

           

 

②   南榛名林道から登山道へ入る。 入口にはなんの案内板もない。

③   こんな山道を穏やかに登る。この近くに旧知の方がヒノキの林を持ち、5本だけ私

                                 がいただいた。   あれから30年。少しは成長したか?

④   地図でも明確な分岐に到着。左の暗い杉林の中に入っていく。 右下から合わさる

                                 地図上の道ははっきりしない。

⑤   落ち葉に隠れて道は見えない。 頼るは地図とコンパスと木の枝の赤テープ。

⑥   鐘撞山に到着。古い祠が二つ並ぶ。 ここまでは案内板は全く、赤テープも殆ど

                 ないので、地図とコンパスだけが頼り。 しかし山自体が小さいので迷ったところで

                 どこかの林道に出られる安心感はある。

⑦   頂上からコンパスと地図で北へ向かう尾根を確認する。 方向感覚が西へ45度

                 ほどずれている。 下り始めてすぐに最低鞍部に着く。

⑨    いくつかのコブを越えたり巻いたりしながら、急角度のやせ

                 た尾根をゆっくりと登る。 木の枝に赤テープが巻かれており見失わなければ問題

                 なし。

⑩   平坦になると音羽山頂上。 周囲の展望はよくない。 持参のおにぎりを2個食す。

⑪                それでは戻るとするか。 急角度に下る往路の尾根を下り、鞍部につく。 ここから

                 往路の尾根沿いにさらに南下するか、かなりの急斜面だが左の暗い杉の林を思い

                 切って下るか慎重に考える。 20mのザイルを携行しているので杉の根本にかけ

                 それを頼りに下れば問題なかろう。 水のない沢に降り、杉林の中を下っていくとな

                 んとなく作業道らしくなり、下るにつれて道の形状がはっきりとしてくる。 もはや迷う

                 心配はない。

⑫   こんな林道を30分歩いて車の通る林道⑬に降り立つ。(了)

   暫くぶりの山登りでした。 地図とコンパスとを頼りに自分で道を探す冒険心も満たすことができた。

   この程度が年齢相応か・・・

     

 

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195-261122高齢化率の高い町が新築ラッシュ

2014年11月22日 | 街歩き

 なにやら意味ありげな空間。 六本木ヒルズ展望階の一角にて。 

私の住む町は町内の規模としては小さい。 ご他聞にもれず高齢化率が相当に高い。 おそらく

50%を越えるのではないか。 駅に徒歩15分。うまくいけば家を出て1.5時間で東京駅に到着す

ることもできる地の利を持っている。 にもかかわらず高い高齢化率はどうしてなのだろうと考える。

 

町内のほぼ真ん中に3反歩ほど農地が2年前まで残っていた。 そこが夏から宅地化されて土地分

譲され、10軒分の住宅地が生まれた。 住宅展示場さながらにいくつものメーカーの手になる住宅

が作られている。 どんな住宅地になるのか他人の家なのに興味津々。 朝、新聞を取りにいくつい

でに進行状況を確認に行く。

年が変われば、ここに若い世代が子供をつれて住むことになるだろう。 そして高齢化率はずっと下

がると思われる。 小学生の町内対抗の運動会に子供が集まらずに他の町内と合併チームで出場

することもやがてなくなると思う。 私らが子育て時代のような活気が戻ってくると期待している。

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194-261115匠の技はもはや文化遺産か・・・

2014年11月15日 | 車・自転車・機械

 峠の釜飯で有名な横川駅から、裏妙義への道の途中にある中木の民家

の庭の樹齢1000年といわれているサザンカの巨樹。

 

お隣さんの古い家(といっても我が家と同じ程度だが)の取り壊しが始まった。 我が家

からは東の一角の視界をさえぎっていた部分が撤去され、視界が大きく拡がった。

東に何もないというのは実に気持ちがよろしいものです。  

                                       

暫くして新築工事が始まった。 窓を開ければ建築現場がもろに目に飛び込んでくる。

現代の建築技法を基礎から完成まで一貫して見ることができる。 とにかく標準化そして

規格化されている。 家を構成する柱や桁などはあっという間に出来上がってしまった。 

まさに大規模な積み木を組み立てるがごとき素早さ。 

我が家は一部改築したとはいえ家の半分は50年経過している。 古い記憶では家の柱

を現場で刻み、ほぞを相互に作ってそれらを接合していった。 柱と柱を組むのにほぞを

あわせて木製の大きなハンマーではたきながら組み立てた。

  

今は工場で加工した柱の先に鋼鉄製の棒が突き出ていて、クレーンで位置を決める接合

部は小さな鉄製のハンマーでコンコンと叩きこめばてOK。 なんとも簡単に家の骨格が

出来上がってしまう。構造計算はシッカリとされているはずだから強度は問題ないだろう。

それにしても実に工期が短縮されたものだ。 

右端は建築現場に欠かせない釘打ち機。 釘を一瞬に打ち込んでしまう。

500年は持つ古い木造建物は複雑に刻まれたほぞが柱相互にシッカリと組み合わさって

いる。 

こんな木造建築を時間を掛けて作る大工さんはもう少なくなっている。 匠の技はすでに伝

統文化遺産の領域なのだろうかと心配し、知り合いの大工さんに質問したら、そんなことは

ない。 資金と工期にゆとりがあれば、在来の木造建築は今でも作られている。 在来工法

に現代技術が加わり、強度も完成した質感も違うよと言われた。

もはや家を新築する資力もない私は人の家の作り方に勝手な批判めいたことを言って満足

しているあまのじゃく。 宝くじが当たって家を新築する幸運が舞い込んだとしても、やはり現

の工法を採用せざるを得ないのだろうな。

 

 

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193-261108朝日新聞の不祥事

2014年11月08日 | もろもろ

  高崎や前橋の水道水はおいしいとよく言われる。 そのとおり、天然水のペットボトルを購入

飲み水とする必要はないと思う。 水質だけでなくその味わいを維持するための投資も莫大なこと

でしょう。 高崎菅谷地区に設置された巨大な貯水槽の向こうに夕日が沈む。

 

 

10月8日に朝日新聞販売店を通じて不祥事に対する社長名の謝罪文が届けられた。 文面を読む限り、

朝日新聞は今回の一連の記事の確認が不十分のままに記事として公にしたことに対する謝罪が先ずは

文句のつけ様がない内容にはなっている。

 

新聞はNHKと異なり、記事の内容が事実であれば、必ずしも公正(何をもって公正というかの判断は難

しいが)でなかればならないとは思わない。 そこには新聞社としての主張が入ることは許されている。

したがって左よりと言われる朝日と、右よりと言われる産経を両方読み比べて見ると、政治記事や国際関

係の記事には相当な色彩の違いがある。読者は自分の好みに合う新聞を読めばいいのであって束縛は

受けない。 しかし記事の内容が事実と違うとなるとこれは新聞社の資質を問われる。 朝日新聞を半世

紀にわたって購読したきただけに今回の不祥事は非常に残念。 トップの組織はおごりが出るものだ。

一時は新聞を毎日か読売に変えようかとも思った。 今後朝日がどういう方法で信頼を取り戻すか、その

経過を見続けるのも価値あるかなと思い、このまま購読を継続することにした。        

 

    横川の小根山森林公園を散策。 葉を落としたマロニエ

が天を突き、その枯葉が山道をぶ厚く覆う。 その上を踏みしめれば森のささやきが耳をうち、香りに包ま

れる。

 

謝罪文では確かに謝罪はしているが、ここまで問題が大きくなった以上、少なくとも社長はその責任を早急

に取るべきと思う。 信頼回復の道筋をつけるのが私の役目との理由で居座るのはちょっと虫が良すぎる。

速やかに退任すべきでしょう。 社長とはそういうもの、そして事後処理は後任に任せるべき。 天下の朝日

新聞、信頼回復を取り戻せる人材がいないとは思えない。  そして退任に際し、役員慰労金の全額とはい

わないが辞退するくらいの覚悟を持ってことに当たって欲しい。                 10月15日 記

 

**11月6日 社長の辞任が報道される**

 

 

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192-261101四万川渓谷の紅葉

2014年11月01日 | 名所旧跡

   朝から夕方まで雨の1日だった。 紅葉は青空の背景でなければと思っていたが、雨に煙る

紅葉もまた違った趣がありますね。

 

朝食後日帰りで四万温泉の風呂を味わうかとなり、榛名山麓を回って一番の近道を取り直行する。

あいにくの雨で紅葉は冴えるとは行かないが、それでもかなり楽しめました。 無料も含め、湯どころは

沢山あるが、以前からそのレトロな建築に興味があった積善館と決める。

     

写真では何度も見てはいますが、実際に来てみると写真では味わえないなかなかの風情。赤い欄干の向

こうの建物の1階部分がお風呂。 ドアを開けるといきなりいこんな感じでそこが脱衣場、そして奥から振

り返れば一段高いところが脱衣場、各湯船に湯を供給する蛇口は温泉成分が堆積しご覧のとおり。 5つ

ある小ぶりの湯船は源泉かけ流しの湯が惜しげもなく溢れこぼれている。サウナが2つあったが息が詰ま

りそうなほど小さいので利用はしなかった。 文化庁のお墨付きの明治か大正の建築であることが判ります。 

使用されなくなった遺産ではなく、現役の建築物であることに価値を認める。

昼下がりの時間、このレトロな湯船のうち手前の一番大きなのを独り占めして心行くまで湯につかる。 湯

はきわめて滑らかで温度も良い。 (本当は内部は撮影禁止でした。誰もいなかったので・・ ごめんなさい)

 

  明治末期の入湯料と宿泊料金の表示。湯治場としての歴史

感じます。

 

四万川に沿った狭隘な谷間に川に沿って大小多くの温泉宿が散在する。 今まで殆ど素通りだったので、

どんな温泉地なのかよく判らなかったが今回じっくりと温泉街を見て回ったので大体のことが判りました。

  

四万温泉発祥の湯とある無料で入れる温泉。 中を覗いてみると大人3人入ると一杯にになってしまいそ

うな狭さ。 この狭さでは偶々一緒になった他人様と話をしないわけにもいかないので、ほんのひとときの

友人になってしまいそう。 狭い路地の反対側には重要文化財の日向見観音が秋の色彩に映えていた。

ゆっくりと四万を見て周り、ここは草津や伊香保温泉にはない湯治場の雰囲気が色濃く残っており好印象

でした。

 

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