toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

125-250727東京の建造物を剥ぎ取ると・・・

2013年07月27日 | もろもろ

 

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食後のひと時

東京は隙間なく建築物の覆われていて、元の地形がほとんどわからない。 国土地理院のサイトから面白い地図を見つけたので紹介します。

0000618121_4 Web site 国土地理院より引用

東京は台地と谷が複雑に入り組んだ地形であるとは承知していたが、構造物を取り去って無垢の地形を見てみるとなるほどと思う。 武蔵野台地が海際まで迫り、いくつかの顕著な谷間が存在する。 台地からの河川が浸食した谷間。 目に付く一番大きな谷は神田川(いわゆる外堀)が流れる谷間。 渋谷目黒あたりから品川に続く谷間、麻布から新橋あたりの低地、上野公園の北側根岸あたりの谷

これらの谷間から上の台地に続く道は大小の坂道となって今もその名を残す。

家康が江戸に入った時代はブルーの低地はかなり奥まで海が入り込んでいたようだ。利根川本流は今の江戸川であり、大雨のたびに洪水が繰り返されていたと思われる。

地質調査を生業としている次男によると、河川が浸食してできた崖は、数万年以上の時間が経過しており、崖とは言うものの安定したものなのだそうだ。 反面宅地造成に伴って人工的に作られた崖はいかに石垣やコンクリートで強化しても所詮人工的な構造物であり、大雨や地震といった大自然の力にはかなわない場合が多い。

国会のねじれは解消した。 政策は素直かつタイムリーに決まっていくと思われます。 企業に例えれば果断な経営判断が可能ということか。

しかし利害相反する場面が非常に多い国政の場においては、謙虚な姿勢も要求される。 政策が必ず成功するという保障はない。  それでも物事が決まらない状況がだらだらと続くのはやりきれない。 そこの舵取りは安倍さん、覚悟は出来ているでしょうね。 アベノミクスという挑戦は成功すれば名宰相として名を残す。  失敗すればどういうことになるか・・・・  膨大な債務が次世代に繰り延べされ、日本は三流国に転落ですぞ。 失敗するわけにいかないですぞ。

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124-250720八十年経過した農家をリフォームした趣味人

2013年07月20日 | もろもろ

P7074899 P7074901 都心の渓谷。 東京世田谷上野毛に都会には珍しい渓谷が存在する。この小渓谷のすぐ上を環状8号線が横切っている。 アスファルトジャングルの一角にこんな清涼な場所が存在するのも東京の魅力。

東京は台地と谷が織り成す複雑な地形と言われている。 坂がやたらに多い。渋谷は台地に囲まれた谷底。 谷底から道玄坂や宮益坂が谷の上に伸びている。 

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勤務先の近くの懇意にしていた故人の築80年は経っている元養蚕農家の建物。 先代夫婦が亡くなり、息子さんの時代となって伝統の風格を維持しながらもモダンな家に改造。

基本的な木組みにはいっさい変更を加えず、白壁を中心として外装を整え、もちろん内部は現代風に改造した。 改造前の農家のたたずまいは写真に撮っていないので比べられないのは残念だ。

玄関は土間だった。改装にはそれなりの費用がかかったというが、昔の家で木組みに狂いがないので、これからまた100年は持つのではないか。 あの25cm角の欅の大黒柱はもちろん改装後も家の中心に位置し、存在感を示し続けていると思う。 亡きご両親が住んだ匂いを嗅ぎながらゆったりと暮らすのもおつなものでしょうな。

近年家の建つのが早いこと。 一ヶ月もあれば見かけの素敵な家が出来上がる。 さてその耐久性はいかがなのか。

明日は参議院選挙の投票日。 今回からネットでの候補者の政見等が解禁になり、各陣営それぞれ工夫を凝らしたというが、実物は一度もみていない。 この前も書いたが、ネット環境に縁がない有権者も大勢いる。どんな結果になるのか?

私見だが二院制は必要ないのではないか。 あるからこそねじれだ、物事が決まらないとか意見がかしましい。 いっそ一院制にして、政権交代があったほうがすっきりするとも思ったりもする。 維新の会の橋下代表の主張だが・・・ 

 

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123-250713純正品と社外品

2013年07月13日 | パソコン・IT

P7074924  自然が演出したスポットライト (関越道烏川橋梁から浅間方面を撮影7月7日)

プリンターが調子悪い。 『インクカートリッジが認識できません』 というアラーム出てきて作動しない。 気がついたのが5月下旬。 写真をあまり印刷しないのでほっておいたが、使用できないとやはり不便。

セットしたあったカートリッジは社外品。写真の右で左が純正品。 接触不良だろうと抜いては挿しを何度かやってみたが同じ。 仕方なく純正品を買い求めて差し替えたら一発でOK。

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メーカーの販売戦略にやられたのかもしれない。 社外品にはエプソンの文字はあるが良く見ると、「エプソン」となっている。 メーカーの承認を得ていないのかな。 リサイクルの観点からカートリッジを使い捨てにするのは時流に反する。 

P7024884 純正品だと 5980円  社外品はそれよりも1500円安い。たくさん使うのは年賀状くらいだからいいが、大量に使用するユーザーにはこの差は大きい。

技術革新で製品本体での儲けは縮小しているだけに、消耗品で儲けようとのメーカーの戦略はわからないではないが、もう少しユーザーの立場を考えて欲しいものです。

純正品と社外品はいろいろな機械に存在する。代表的なのが自動車。 オイルエレメント、エアクリーナーやブレーキパッドなどなど。 内情を知っている者は二つの製品に危惧されるような差はあり得ないという。 部品メーカーが大量に生産したもののうち、メーカーに収めるものは純正品となり、それ以外は社外品として流通するという。 もともと同じものなのだから性能に差があるはずがない。 にもかかわらずメーカーは取り扱い説明書に『交換部品は純正品をお使いください。故障の原因になります』と記述する。

今回のインクカートリッジの場合、プリンターに秘密の仕掛けがあり、最初は不都合なく使用できるが、ある時間が経過すると純正品しか使用できない細工がどこかにしてあるのかもしれない。

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122-250706新旧の車の競演

2013年07月06日 | 車・自転車・機械

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P6252495 盆栽好きの義父がよく言っていた。 「盆栽は松が最高だが、この季節サツキやアジサイの花にはかなわない」 今年も順調にこの季節が到来した。

町の中をあちこちと走り回り、ひょっと駐車場に車を入れる。 先に駐車中の車の群れの中に珍しい車にお目にかかるときが1年に何回かある。 

今日は昭和40年代前半に日本の乗用車をリードし、圧倒的なファンを獲得した3代目日産ブルーバードSSSを見かける。 当時はもっと大きかった印象が残っているが、今改めて見ると随分と小さい。 しかし当時は先端をいく車だった。

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4気筒1500ccエンジン、各気筒に一つずつのSU型キャブレータ、OHC。 ターボやスーパーチャージャーこそなかったが、最先端の技術が詰まっていた。排気ガス規制の始まる以前の車。昔の同僚S君が所有しており、いつも若い女性を助手席に乗せていた。 得意絶頂だった彼は事業に失敗し再起を果たせなかったと聞く。 40才にして20代にしか見えなかった彼も70歳のはず、今どこの空の下で暮らしているのだろうか?

それから半世紀・・・

最新のEV自動車がセブンイレブンのマークをつけて店の前に停まっていた。 世界のトヨタがセブンイレブンと共同開発した車だろう。 配達用の車だが許可を得て運転席に座る。

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この手の車にありがちな安っぽさがない。 ハンドルもしっかりした手応えがある。 電池を含めて500kgを切るのではないか。

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店主の話では100Vの家庭用電源で充電可能。 フル充電での走行距離は50Kmだそうだ。注文商品の配達用には充分ですとのこと。 4輪のタイヤは小ぶりではあるが、軽自動車より幅がある。 構造が簡単な後輪駆動を採用している。 下から覗くと、オールアルミの電気モーターや駆動装置が白く光っていた。

 

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小さい(原動機付自転車の分類)が、ステアリングやブレーキは軽自動車と変わらない。ちなみに運転にはなぜか普通免許証が必要とのこと。

でもでも、まだ電気自動車にはなじめない。 自動車は排気音があってこそ車を操縦しているという手応へがあると思っている。 時代遅れかも知れないが、終生EVを所有することはないだろう。

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