人類の歴史のなかで、宗教が何をしてきたかといえば、社会秩序とか、支配機構の維持だとか、人々をしばりつけることにあったといえる。
宗教の名のもとに、無実の人々を、弾圧し、殺し、幾多の殺し合いを続けてきた。人間の作り上げたドラマのなかの、キレイごとの部分と、残酷さを背景にもって、個々人に強い影響を行使してきた。
宗教の教義は、時代によって、変化しているに違いないが、今や、普通に考えて、神がいるなんて、真面目に考える人は、もはや少数派であろう。
本気で、神はいると考えている人は、人畜無害であればいいが、多分、あまりいい影響は与えてはいないように思われる。
事実を見ようとはしない、テクニックで、人生を生きている。前提条件がおかしいから、クルイが生じてくるのである。
だが、本当に真面目な信仰をもっている人に対しては、私は、、自分にはわからない、とこたえるだろう。だが、そんなものはいるもんか、というのが本音である。