北朝鮮のナンバー2が、無残に、処刑された。若い独裁者が実行したという。周辺の誰かが糸をひいているのかもしれないが、金日成の血脈にひれ伏す体制ができていて、昔の王侯貴族のありさまを現代に見ている気分である。
このままいつまでもこんな体制が続くとは思えないけれども、現に、理不尽なことをゴソゴソやっていて、しかも、核兵器までもち、ミサイルまでもって、しかもそれを彼等の生存の道具として意識的に使っている。
とても現代とも思えない残酷で悲惨で、あからさまな、程度の低さには驚くばかりである。当たり前の顔をして、こんな相手と、交渉したりしているのをみるのが不思議な気さえする。
こんな状態は続けるべきではないし、一刻もはやくやめさせるほかないと思う。だが、考えてみれば黒人を奴隷として売買し、外国を植民地として、自らの権益利益のために、したい放題のことをしていた西欧諸国があり、彼等の深刻な反省の弁など聞いたことはないし、ひどいことをしてきたのである。
これは、人間存在そのものが、かなり危うく、キレイごとではすまない、残酷さとともにあって、罰当たりな実態にあるといえる。ただ、一方では、涙なくして語れないような感動場面もあったりして、なんともドエライ存在である。