猫の調子が変だというので、休日に開いているところを調べて連れて行った。入念な検査があって、さらに検査しないと解らないところがあるという。それには、費用が大層かかるという話であった。
行く前、猫はケージに入りたがらなくて、猛烈な抵抗であったのを、無理やり押し込んで、なんとか動物病院へ行ったのであるが、人間同様の扱いをしてくれるのはいいが、これでは、とても財布がもたない。
元気だった猫は、検査、検査で、帰りはぐったりしている。帰宅して、ケージから出すと、外へ出たいという素振り。要求どおりにしたものの、今だにかえってこない。
いろいろ、いじられて、疲れもでたようだし、何より、こちらへの信頼も壊れてしまった模様である。検査費用も安くはない。なんで連れていったんだろうという結論になった。
天命に任せて、自然のなすがままにする他ない。そんな出費を平気でするのなら、人間社会のあちこちに、寄付すべきところもあるだろうに、ということである。