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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

韓国学者とのテレビ討論をみて

2012年09月24日 07時14分00秒 | 思考試行

韓国側が日本語で対応するかたちで、日本側と、竹島問題などを討論していた。ナマ放送だという。おそらくこういう形で、議論が公開されるのは初めてではないだろうか。興味深くみた。

さて、結果は、議論のかみあわないことばかり目についた。自分の言い分ばかりで、相手の意見に効果的な反論をしない。無視の感じである。これでは、議論にならない。

問題の核心がどこにあるのか、歴史問題の経緯について、つぶさに出されてわけではないから、国際機関に提示しようという日本側の提起は、理屈が通っていると思った。

尖閣問題も、同じように国際的な場で検討なり、議論すればいいと思う。北方領土問題もそうであろう。力対力では、憲法上もできないことであるし、それは無益である。歴史について、国際的に検討することがあって不思議ではない。

番組をみていて、韓国が日本の植民地支配を受けて、自らの歴史を自分で語れなかったことが話された。これは、たしかに大きい。歴史は、勝った方が自分の都合のいいように書き換えることが往々にしてあるからだ。したがって、事実と符合するとは限らない。

慰安婦問題なども、議論のかみ合わないところがあって、時間をたっぷりとった緻密な論議にならないものかと思った。資料のことや、調査研究のことなど、深めれば無用な争いは防げるのではと思った。


日馬富士効果

2012年09月24日 06時43分48秒 | 思考試行

戦前には、こういう人が大勢いたと思う。全身全霊をこめて、力を振り絞って頑張った、祖先、父母に感謝、土俵の神様に感謝、どの言葉も、現代に普通に使われている言葉ではない。なつかしい、祖父か曽祖父ぐらいの時代には、話されていたように思える。まるで、昔の侍のようである。

そうとう高い、知的レベル、品の良さ、人間としての質の高さを感じさせる。生きざまの話まででてくる。力士としてだけではないコメントもでてくる。人間的にも、横綱としてふさわしい大横綱になってほしいものである。

気合をこめて、闘っているから、取り口をビデオで見直すところでは、心臓が痛いです、のコメントもでてくる。力比べは、本当に死力をつくしたものだったのだろう。

勝利して、ハアハア言いながら、引き揚げてきた通路で、兄弟子の安美錦に出迎えられ、いい笑顔で抱き合った場面は、部屋の環境やら、人間関係など、異国の地で、見事に花開いた力士を育て上げる環境が、大相撲にはあるということを感じさせてくれた。

風俗習慣の違う異国の若者達を受け入れ、育て上げ、今や相撲界は、国際時代の先端を走っている。力士を目指す日本の若者が激減したことから、海外に、目が向いたのがスタートなのだろうけれど、結果として、世界とのつながりのひろがりができ、国際交流のきっかけとなっている。

相撲界自身の変貌もでてくる。日本人が横綱をはれないようでは、相撲人気は、いま一つであるが、日馬富士のように忘れてはならない原点を示してくれる力士の存在は、必ず、相撲人気に、すばらしい影響がでてくるだろう。