空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

「天地明察」(上)を読む

2012年09月02日 09時17分25秒 | 思考試行

書店で、文庫本になって平積みになっているのをみて、購入した。月末集金の道中で購入し、昨日から読みだして、今朝、2時ごろ目が覚めて、読み続け、一挙に上巻を読み終えた。

4時ごろ読了し、それから再び睡眠にはいる。目覚めたのが8時15分ごろだった。これは、本格的な物語である。数学好きには、とくにその心理状態において、登場人物と共感することが多いのではないだろうか。

小生など、数学を苦手としながら、今になっても、諦めきれずに数1とか、マセマ出版の微分・積分、確率などに、ときおり挑戦している手合いにとっては、あこがれの理系連中の活躍に興味がある。

作中に「問題」も出てくるが、それを解こうとかの気をおこさなくとも、別に構わないし、難しい漢字は飛ばし読むが、それでも、作品を味わった感じが充分ある。それで、いいのだとも思う。

登場人物達の、振る舞い、物腰、その人間関係にも、好ましいものがある。ひょっとすると、もう日本にはなくなってしまったかもしれないと恐れる「よきもの」が、溢れている。

いい作品である。今から、下巻を読み始めるつもりだ。