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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

自分勝手のはびこり

2010年09月17日 09時39分41秒 | 思考試行
人と人の交わりにおいて、大事なことは、自分勝手同士ではうまくいかないのは当然で、そのことを学んで、阿吽の呼吸を掴んでいくように思うのだが、最近は、どうやら、相互に自分勝手を出し合い、力関係で決めているように見える。

そこには、強者側の思いやりはないようにみえる。いやな風潮である。こんな状況が続けば、人生に見切りをつける人がでるのも、あたりまえだろう。

強者側が、特に、考えなければならないが、弱者サイドとしては、やられているだけではなく、弱者側は、その本質においては、強者であることを知らなければならない。弱者が、本質的には、中心であり、「強者は、養われている」存在であることを知らなければならない。

そこで、強者は、その本質を知って、謙虚となり、弱者に対するフォローをしなければならないし、そのことのなかで、共に生きる人間相互の生の喜びを実現できる。能力を、すべての人のために、発揮し、それは、単に自分自身のためではなくなることから、普遍的な意味を持つ。

取り立てて能力がないという人も、くさることはない。能力ある人のやる気の源泉となり、具体的に、その対象となるのであり、なくてはならない存在なのである。その存在の多寡で、仕事量が決まるてなことでないか。

かくて、この世には、無駄なことはない。多くの、理不尽になくなる命。悲惨な事象。これらもまた、改善のための、意味を持つ。生の現象における死は、最終の形となるが、生の側にいるときは、生の側の論理で、死の意味を考える他ない。

改善の余地があることは、生ある者にとっては、必要なことである。自分勝手なことばかり主張し、そのことを全面に出してくる人びとは、そういう課題を示してくれる存在でもある。