映画人の面白さ

昨日も、アガサクリスティの映画を、テレビでみた。このところ、毎週、立て続けに見ている。家内が、映画が、始まるまえには、今日は、あるよ、と知らせてくれるのだが、始まって、しばらくすると、たいてい寝ている。

こちらは、それほど乗り気でもなく、見るのだが、面白いので見てしまう。従って、あとで、解説みたいなことをやらされることとなる。

トリックを解説する探偵の、見事な推理は、いつも感心するが、昨日はそれに加えて、エリザベステイラーや、キムノヴァク、の演技の面白さ、映画人たちの、裏話みたいなものもあって非常に面白かった。

特に、イサカイの場面は、さもありなんという感じであるが、実際は、仲良しだったという、話は、映画そのものの面白さをこえる、映画人の面白さも、題材になっている。それでいて、愛情のなんたるかが、表現されていたり、質が高い。

事実ではない、作り物として、娯楽として、意識されている。そして、演じている人の情熱と、力のヌケ具合が、絶品である。さすが、大物俳優達、それを生かしきる映画人達。

さまざまな要素が、あちこちにあって、映画芸術を堪能させてくれる。音楽もいい。映画人たちの、たまらないセンスの良さである。映画を素材にしながら、その作る過程や、事実が、もう一つの、ドラマになっている。

それは、すべての仕事に共通することである。それは、芸術である。芸術的な人生を実現していきたいものである。