「哲学者とオオカミ」という本を、今朝読み終えた。オオカミ、犬と暮らした哲学者が、書いた本である。・・・マーク・ローランズ著、白水社・・今泉みね子訳
本の紹介を、しあう番組をテレビでみて、購入した本である。半ばぐらいまでは、一気に読んだのだが、哲学的な話もでてきて、少し頓挫気味であったのが、先日、本の整理をして、背表紙がみえる状態になったことから、余裕ができたら、読み終える気になっていた。
それが、今朝ということになったのだが、オオカミとサルたる人間との濃密な交流。生きること、の本質を考えさせてくれる本である。アメリカでは、高名な哲学者らしいが、現実の生活とのことがあって、書斎に閉じこもってできた思索の結果の話ではないから、説得力がある。
純粋の学術書というのでもなく、エッセイに近いような著者の息吹が感じられる。エネルギーを感じるのは、日本では見かけないスタミナであり、合理的精神であり、実行力である。空間の広さも、日本にはない世界である。
それでいて、思考は緻密である。時のとらえ方のオオカミと人間の違い、幸福、人生の意味、本質的な問題が提起されて、著者の思考が展開される。
新鮮な、実際に生きている人の姿がそこにある。マネをすることは、到底できないが、こういう人生を送っている人の本を読むことによって、うける刺激は、今まで体験したことがない。
特に、時のとらえ方についてのことは、説得力があるし、無理を感じない。そのことが人生観につながっていく展開は、大事なポイントを与えてくれる。
本の紹介を、しあう番組をテレビでみて、購入した本である。半ばぐらいまでは、一気に読んだのだが、哲学的な話もでてきて、少し頓挫気味であったのが、先日、本の整理をして、背表紙がみえる状態になったことから、余裕ができたら、読み終える気になっていた。
それが、今朝ということになったのだが、オオカミとサルたる人間との濃密な交流。生きること、の本質を考えさせてくれる本である。アメリカでは、高名な哲学者らしいが、現実の生活とのことがあって、書斎に閉じこもってできた思索の結果の話ではないから、説得力がある。
純粋の学術書というのでもなく、エッセイに近いような著者の息吹が感じられる。エネルギーを感じるのは、日本では見かけないスタミナであり、合理的精神であり、実行力である。空間の広さも、日本にはない世界である。
それでいて、思考は緻密である。時のとらえ方のオオカミと人間の違い、幸福、人生の意味、本質的な問題が提起されて、著者の思考が展開される。
新鮮な、実際に生きている人の姿がそこにある。マネをすることは、到底できないが、こういう人生を送っている人の本を読むことによって、うける刺激は、今まで体験したことがない。
特に、時のとらえ方についてのことは、説得力があるし、無理を感じない。そのことが人生観につながっていく展開は、大事なポイントを与えてくれる。