ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『シュアリー・サムデイ』

2010-07-09 23:12:44 | 新作映画
----これって俳優の小栗旬が、
初めてメガホンを取ったことで話題になっている青春映画だよね。
「うん。出演者も
小出恵介、勝地涼をはじめ、
旬のスターがずらり顔を並べている。
よくいえば、21世紀日本のブラットパック・ムービー。
お話の方も、なかなか凝っていて、
女の子にもてたいためにバンドを始めたものの、
その発表の場でもあるはずの文化祭が中止になったことに腹を立てた高校生5人組が
軽いノリで校舎を占拠。
ところが、脅しのために使ったダミーの(はずの)爆弾が爆発。
校舎が木っ端みじんになってしまうというもの」

----高校ジャックか。
まるで『高校大パニック』
「懐かしいね(汗)。
でも、決してそうはならないところが
“21世紀、日本のブラットパック”たるゆえん。
さて、話を進めると、この事件で彼ら5人は退学。
3年後、それぞれの道を歩んでいた彼らだが、
ヤクザ稼業に身を落とした仲間のひとりのせいで、
明日の命をも保証できない
とんでもない事件に巻き込まれてしまう」

----意外とシンプルだニャあ。
「と、見せかけて
実はこの映画、ここから話が膨らみに膨らんでゆく。
彼ら5人は子供時代からの仲よし。
その頃のエピソードを回想で織り込みながら、
それがまた現代(3年後ね)にも絡んでくるという構成。
それも、母親探しや、父親の失業とその原因となったある事件への落し前、
さらには、子供時代の淡い初恋と再会、
そして仲間内での友情の亀裂、誤解とその解消などなど、
満腹満腹、ごちそうさまって感じ。
もう少し整理してもよかった気がするね」

----そういえばキャストも豪華だしね。
「うん。
上戸彩妻夫木聡の使い方なんか、
もう贅沢というほかはない。
でも、“今回のこの人”はズバリ吉田鋼太郎
彼の演じる亀頭と遠藤憲一演じる飯島の関係なんか、
途中までは誰も気づかないのじゃないかな。
この吉田鋼太郎は、どうやら演劇での小栗旬との繋がりらしい。
だからか、演劇チックな演出も随所に見られる。
これは、デビュー作として、やりたいことを全部やった
まさに小栗旬ワールド全開の映画だね」



         (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「小西真奈美が気になるのニャ」身を乗り出す

※彼女はこの映画のキーマンだ度


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