----この映画って、原作は日本のホラー・コミックみたいだけど、
確か、監督は韓国の人ニャんだよね。
「うん。キム・テジュン。
これまでにも『火山高』『オオカミの誘惑』など、
学生アクションとでもいうべきジャンルの映画にその手腕を発揮。
そういう意味では、高校生の吸血鬼退治に、
友情や淡い恋を絡ませたこの作品は、この監督向き。
主人公の明(石黒英雄)が
不良グループに追いかけられるオープニングのシーンなど、
まさにそう。
韓国映画でよく観た軽快なタッチに仕上がっている」
----へぇ~っ。石黒英雄か…。
確か、彼は最近『携帯彼氏』に出ていたよね。
ところでその彼岸島っていうのは、ほんとうにあるの?
おどろおどろしい名前だけど…。
「いやいや。まったくの架空の島。
そこは、本土の警察の手も届かない、
彼岸花咲き乱れている不気味な島。
この彼岸花というのは毒性が強く、
古来から墓場にはよく植えられていたらしい」
----どうして?
「昔の日本人は土葬だったからね。
野生動物に死体が食い荒らされないようにということらしい。
それはともかく、この物語は、
消息不明だった明の兄、篤(渡辺大)が、
その彼岸島で吸血鬼を相手に戦っていると聞いて、
明とその仲間が島に向かうというお話。
彼らを島に導くのがレイという女性。
演じるのは水川あさみ。
特にセクシーというわけでもなく、
でも、体の中に冷たい血が流れているという感じが
そのこわばったような(失礼)表情によく出ていたね。
そう、血が赤色ではなく青い!って感じかな。
あと、吸血鬼のトップに君臨する雅役の山本耕史。
真っ白メイクで、まるで小劇場を観ているような楽しさが…。
彼は裸もいとわず、異様なエロチシズムを全身から醸し出していた」
----吸血鬼って、やはり牙とか剥いているの?
「そうだね。
あと、白眼が赤黒くなる。
そして何よりユニークなのは、
吸血鬼になった島民たちが、みな編み笠をかぶっていること…。
でも、今回思ったのは、
日本のコミックって、
ほんとうに次々とユニークなお話を考えだしているんだなってこと。
ちょっと前まではそれらを映像化しようにも
技術面でとても、その発想から生まれた世界観を描くことはできなかった。
でも、いまはCGがあるからなんでもできてしまう。
邪鬼(オニ)と呼ばれる大きなモンスターなんかもいい例。
これは、ぼくの間違った深読みかもしれないけど、
この邪鬼の動きは、わざとカクカクって少しぎこちなかった気がする。
で、もしかしてこの監督、
ここはレイ・ハリーハウゼン風にやろうとしたのではないかと…?」
----もし、CGにそういう余裕が出てきたのだとしたら、
これはスゴイことだよね。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「最初は、どこの国の映画かわからなかったのニャ」
※思ったより飽きなかった度
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お花屋さんもよろしく。
確か、監督は韓国の人ニャんだよね。
「うん。キム・テジュン。
これまでにも『火山高』『オオカミの誘惑』など、
学生アクションとでもいうべきジャンルの映画にその手腕を発揮。
そういう意味では、高校生の吸血鬼退治に、
友情や淡い恋を絡ませたこの作品は、この監督向き。
主人公の明(石黒英雄)が
不良グループに追いかけられるオープニングのシーンなど、
まさにそう。
韓国映画でよく観た軽快なタッチに仕上がっている」
----へぇ~っ。石黒英雄か…。
確か、彼は最近『携帯彼氏』に出ていたよね。
ところでその彼岸島っていうのは、ほんとうにあるの?
おどろおどろしい名前だけど…。
「いやいや。まったくの架空の島。
そこは、本土の警察の手も届かない、
彼岸花咲き乱れている不気味な島。
この彼岸花というのは毒性が強く、
古来から墓場にはよく植えられていたらしい」
----どうして?
「昔の日本人は土葬だったからね。
野生動物に死体が食い荒らされないようにということらしい。
それはともかく、この物語は、
消息不明だった明の兄、篤(渡辺大)が、
その彼岸島で吸血鬼を相手に戦っていると聞いて、
明とその仲間が島に向かうというお話。
彼らを島に導くのがレイという女性。
演じるのは水川あさみ。
特にセクシーというわけでもなく、
でも、体の中に冷たい血が流れているという感じが
そのこわばったような(失礼)表情によく出ていたね。
そう、血が赤色ではなく青い!って感じかな。
あと、吸血鬼のトップに君臨する雅役の山本耕史。
真っ白メイクで、まるで小劇場を観ているような楽しさが…。
彼は裸もいとわず、異様なエロチシズムを全身から醸し出していた」
----吸血鬼って、やはり牙とか剥いているの?
「そうだね。
あと、白眼が赤黒くなる。
そして何よりユニークなのは、
吸血鬼になった島民たちが、みな編み笠をかぶっていること…。
でも、今回思ったのは、
日本のコミックって、
ほんとうに次々とユニークなお話を考えだしているんだなってこと。
ちょっと前まではそれらを映像化しようにも
技術面でとても、その発想から生まれた世界観を描くことはできなかった。
でも、いまはCGがあるからなんでもできてしまう。
邪鬼(オニ)と呼ばれる大きなモンスターなんかもいい例。
これは、ぼくの間違った深読みかもしれないけど、
この邪鬼の動きは、わざとカクカクって少しぎこちなかった気がする。
で、もしかしてこの監督、
ここはレイ・ハリーハウゼン風にやろうとしたのではないかと…?」
----もし、CGにそういう余裕が出てきたのだとしたら、
これはスゴイことだよね。
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「最初は、どこの国の映画かわからなかったのニャ」
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