ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ラブソングができるまで』

2007-03-09 10:57:09 | 新作映画
(原題:music and lyrics)

「いやあ、この映画を観てつくづく思ったことがあるね」
----あらら、ニャによいきなり?
「ドリュー・バリモアの映画に大ハズレはなし」
----あっ、それはフォーンもそう思うな。
そう言えば、この映画はヒュー・ブラントとの初顔合わせだよね。
彼って、セクシーなダメ男という役柄のイメージ強いよね。
でもいつも最後はなんとかなる。おトクだニャあ(笑)。
だけどこの映画、タイトルだけでほとんど想像ついちゃうよね。
「あれれ。フォーンは、どういうお話だと思う?」
----う~ん。たとえば売れない作曲家が
ライバルの女性と知り合い、
いつの間にか恋に落ちて、
最後は2人の愛のハーモニーを奏でる……とか?
「まあ、似ているけど、少し違うね。
主人公は80年代に人気を博したと言う設定の
ポップスター、アレックス・フレッチャー(ヒュー・グラント)。
今やすっかり落ち目の彼の元に
人気絶頂の歌姫、コーラ・コーマン(ヘイリー・ベネット)から
デュエット曲の作曲と収録のオファーが舞い込む。
しかし彼は長いこと作曲をしていない上に、
作詞の経験は一つもなかった。
そんなアレックスの前に現れたのが
彼の家の植木を世話するソフィー・フレッチャー(ドリュー・バリモア)。
その抜群の詩のセンスに気づいたアレックスは
ソフィーに共同で歌を作ることを依頼するが……」

----あ~あ。ニャるほど。
そこで『ラブソングができるまで』か。
「うん。ところがこの映画、
意外にその『ラブソング』が簡単にできてしまう。
おそらく物語の半分よりも前には
完成していたんじゃないかな」

----えっ?じゃあ見どころは別にあるわけ?
その後、ニャにがどうなるのよ。
「まあ、そこは観る人のために伏せとくことにしよう。
替わりに見どころを先に話しちゃうと、
この映画ではヒュー・グラントはもちろんのこと
ドリュー・バリモアもその喉を披露してくれる。
タイトルバックなんて
80年代のミュージックビデオのノリそのまま。
白黒の格子柄をバックに
毒にも薬にもならない
明るいナンバーが弾ける」

----その言い方って、それこそ毒がない?
「いや、そんなことないよ。
ぼくは80年代ポップスに付いては詳しくないけど、
それでもワムやデュランデュランそっくりのナンバーが
たくさん出てきて、何度も笑ってしまった。
なかでも彼ら共作の
『愛に戻る道』(【WAY BACK INTO LOVE】)というバラードは
冗談抜きでCDを買いたくなったほどだ。
4月25日には発売されるらしいけど、
3月上旬には輸入版が出るらしいから
そっちを探してみようかな。
あっ、音楽を手がけたのは
トム・ハンクス監督作『すべてをあなたに』でも
素敵なナンバーを聞かせてくれた
フアウンテンズ・オブ・ウェインのアダム・シュレシンジャー」

----そう言えばえいは、あのCDも買っていたもんニャあ。
「ほんとうは70年代の方が好きなんだけどね。
同じ復活でもビル・ナイ主演の『スティル・クレイジー』の方が
スピリッツとしては分かりやすいんだけど、
この映画には80年代の方が合っているね。
その軽さとか……」

----確かにヒュー・グラントって
どこか80年代ポップ・スターの匂いがあるよね。
『ラブソングが~』
「うん。その彼の“腰振りダンス”はファンにはたまらないかも。
もっともドリュー・バリモアの方も途中で
胸をギリギリまで見せてくれる大胆なセクシードレス姿を見せてくれる。
しかもこれが物語と絡んで必然性があるところが嬉しい」

----シナリオもよくできてるってワケだ?
「うん。しゃれた会話の応酬も楽しめるしね。
クライマックスは
だれもが望むように新曲発表のステージ上で訪れる。
しかし、ここでさらなるプラスワンのサプライズドが用意されている。
これもネタは明かせないけど、
このあたりは、さすがプロの仕事だと思ったね」


  (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ドリュー・バリモアはメグ・ライアン抜いたかもニャ」身を乗り出す
※新星ヘイリー・ベネットにも注目だ度
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