昨日も今日も
法事がありました
法事のときに「影膳」または「陰膳」といって
故人様の遺影や位牌の前にお供えする
お膳があります
なぜ、皆さんと同じ料理のものを供えるのでしょうか
実は、同じものを同じ場所で食することに意味が
あるようです
共食・・・ともに食べるということです
「まだここに居る」仏さま
は、成仏ができるまでは
供養をし、ともに同じ食事をしながら
やがて、成仏をして33回忌か50回忌で
完全成仏「ホトケからカミ」になるのです
以後はみなさんをまもる、ご先祖さまとなられるわけですね
また、料理が違えば、「差をつけた!」と
怒るかもしれませんし(笑)、(どうせ食べるわけではないから
饅頭一個・・・でもと考える方もいらっしゃるかもしれませんが)
やはり「追善供養」という文字からも
お解りのように
法事のたびに善(よい)供養をすること
よい供養とは、宗教的儀礼(追善回向)と
冥福を祈る心でもあり
ちゃんとしたお供えでもあるのです
そんな善い行いを生きている人たちが実践していることを
故人に報告をすることもいわば追善供養といわれております
それを何度も繰り返して、やがて
向こうの世界で成仏ができる・・・と
考えられているようです
しかし
本当は「影」膳なのか、「陰」膳なのか・・・?
辞書には「陰膳」は旅行とかで留守のお家で
安全を祈って出す料理とありますが・・・
陰と影
ひらがなにすれば「かげ」となりますし
「お」がつけば
「おかげ」となりますね
供養のときの「かげぜん」は
「おかげさま」で食事ができる・・?
「おかげさま膳」からも来ているのでしょうか・・・
ホントカナァ・・・・