葬送 なるほど 家族葬 八千代市の葬儀

一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

推し量る

2008-09-25 10:15:28 | 道順庵の徒然草
お葬儀のときの挨拶は、はっきり「はきはき」とは

話すことはできないときがあります

特に若い方や、訳のありそうな亡くなり方の場合(自殺とか)

「このたびは大変なことで、ご愁傷様ですж☆Я*・・・」

語尾を小声であたまを下げてご挨拶するのが礼儀とされております

しかし、中には、しつこく、あんなに元気だったのに「どうしたの」

「何でなくなったの」「いつから、具合わるかったの・・?」と

矢継ぎ早に質問する方も居るのです、

若い方で「自殺」をして、周りに伏せている場合は「特に」

そんな質問で、喪主の方が対応に苦慮している場合がございます、

もちろん、葬儀社さんは一切の守秘義務を守りますので、口外はしないのですが

喪主様が、死因を内緒にしていただきたいので、

どのように親戚や会葬者に応えたらいいのでしょうかと、

お願いをされることがあります、

そのときには「急性心不全」などと「方便」として

用いる場合があります、死因を言わなければ「憶測」が横行いたしますので、

先に死因を特定してしまうのです。

中には、はっきり「自殺」したことを明言して

お話された方も居られました、(そうしないと、その子が

この世に生きてきたことを否定して、このあと親は恥じて

生きていくことになる、堂々と恥じることなく、生きてきた

証の為にも、正直にお話したい・・)

そういうことを話されておりました。


直接葬儀社さんに「何で亡くなったの・・?」と質問される方も

ございます、そこで「守秘義務があるのでお答えできません」という

答え方は、かえって「変だね」と思われかねません、

「たしか・・急性心不全とかおっしゃっていたようですが」

う~むぅ・・・この答え方も、鋭い方には、言ってはいけない

葬儀社が死因を言うのは「不思議」だ、と思う方が居るかも知れません

そこで、「さぁ~そこまではわかりかねます」とかで、

推し量ることをしていただければ・・・

後は、ある程度雰囲気や(皆さん妙に無口の状態)聞き伝いで

なんとなくわかるものですから、

喪主さんが聞かれて困ることは聞かない「おもいやり」を

心がけたいものです・・・

必要以上に死因を聞いたり、あれこれ野次馬的な質問は

避けたほうがいいのです、

葬儀はワイドショーとは違うのですから・・・

喪主様のつらさは、亡くなった悲しみより、嘘を言わなくては

いけない辛さのほうが悲しいのですから・・・

そっとしておくおもいやりと、早めに帰ること・・

後は、静かに時が流れていくことを、

お祈りいたしましょう・・・












コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« おしらせ | トップ | たいせつなこと »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

道順庵の徒然草」カテゴリの最新記事