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一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

出来すぎた式場

2009-05-13 14:23:12 | 道順庵の徒然草
業界紙では毎回新規の斎場を紹介いたしております

なるほど、あ、これいいねぇ、ふむふむ・・etc

たしかに後からできるところは、今までのいいとこ取りですから

今風で、モダンで、工夫があって

小さいながら豪華(きらびやかではなく)な雰囲気を出しております

お客様のニーズやくつろげる空間と言った文字が似合いそうです

こんなにたくさんたくさん作っても

お客様のニーズとやらは、

どこにあるのでしょうか・・・?

一見 葬儀社さんや、建築家の方の考えは

「これからは、こうでなくては・・」と、

考えながら、

こうなって欲しい「方向性」を打ち出してはいるのでしょう・・・が、

もし、お客様のニーズが

「星空の見える原っぱの上で、写真だけあればいいよ」となったら

さぁ~

葬儀社さんはどうしましょうか(笑)・・

笑い事ではなく、

今作られている式場の殆どは

「過去の事例や要望や意識調査」とやらの市場を見極めた

結果なのでしょう

でも、

ほんとに、そんな式場であって欲しいのかなぁ・・


家族の団らんを誰かが謳えば、他の式場も

全て「右習い」の式場運営は

没個性化の波に飲まれて

「全部、どこも同じだね・・」となりかねません


話し変わって、車の話しです

ロータスのエヴォ-ラの開発者は

この車を作るに当たって、モデルにした車はありますかとの問いに

「モデルがあるとそれに縛られて似せた車になり、ロータスらしさが

出ないのです」という答えでした。


難しい問題ですが、やはり、自分はどうしたいのかわからないと

成功事例をまねるだけでは、超えることの出来ない壁が

存在するのでしょう


出来すぎ(中身の充実さ)

出来すぎ(たくさんの数の式場)

この現象は今後どのように変わっていくのでしょうか・・・


昔の「駅前旅館」の喜劇映画のように

それぞれの会社の営業マンが、自社の式場の旗をもって

「本日空き」あります・・・てな風に、売り込みで

旗を振る・・・そんな形で

道に立たなくてはいけない時代が来るのでしょうか・・・








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