「最後は畳みの上で死にたいよな・・・」
この
畳の上の意味は
「自宅の部屋で」ということ
自宅で家族に看取られて・・・
そんな最後が
理想の死に場所・・
死亡する方の殆どの方は病院で亡くなります
せめて畳みの上で・・・
叶わない現実のもと
私たちが納棺する場所は
畳の上です
そんな意味合いからも
少し前までは(今でも使っているところもあるかも知れませんが)
棺の底板の中は、内側に防水紙を張り
その上に棺の大きさの「ござ」を敷いていたのです
ござはもちろん「畳」の代わりなのであります
畳には人を落ち着かせたり
なぜかほっとする親しみがあります
食事のときにも
洋間での椅子席は楽ですが
なぜか
落ち着くのは畳みの上であります
すぐ「横になれる」
安心感もあるのでしょう
今は、畳の部屋もないお家もありますが・・・
夏の涼しさもありますし
もうこれは
日本の文化そのものです
ある意味、日本人の故郷ですなぁ~
畳みの上で死ぬということは
生まれた故郷に帰るみたいな
やすらぎがあるのです・・・