葬送 なるほど 家族葬 八千代市の葬儀

一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

無題

2012-07-16 15:34:12 | 葬儀社裏話


遺体の中で仕事をする葬儀社さんは

それが日常ですから

非日常が続く月は

とてもヒマな月となります


街ですれ違う他社の寝台車・・・・

一目で「あ、寝台車だ・・」とわかります

それは「青ナンバーで改造車である証の8が付きます」

車輌は「ワンボックス」で色は

シルバーか白・・・

乗っている人は、背広にネクタイ、しかも紺系の・・・

この条件を一発で見分けが付くのは

同業の葬儀社さんたちでしょう

ふ~むぅ・・・

この方角から来てあちらに行くのは

○○病院から発生して△△町に行くのかな

あそこは、うちの地盤なのに・・・!!

なんて憶測が咄嗟に働きます(職業病)

次の日の他社ホールの葬儀看板が

××家式場などと出ていれば

あ~やっぱり・・・

「あの地域は××という苗字が多いんだから」

昨日の寝台車はやっぱり・・・

なんて・・・




日常がご遺体との向かい合わせ・・・

非日常でも

やはりご遺体の話・・・

ふ~む・・

日常だけで良いはずの葬儀にまつわることは

たとえ休日の出かけ先でも

葬儀看板が眼に入れば、食い入るように眺めてしまう

葬儀から離れられない性に

気が付くのです・・・



そして悲しい性はこんなところにも

テレビを見ながら転寝をして

良くあるシーンの「電話のベル」シーンに

「あ、仕事だ・・」

これで何度飛び起きたやら・・・

非日常まで追い込むストレスは

葬儀社さんの悲しい性であります

業界人にとって

一番ストレスの掛からない世界は


そう・・

「電話の無い世界」

なのでございます・・・

そんなわけで

秘湯の山奥の電話が通じず

TVもない

そんな世界が

好きになるのでございます(笑)

                       
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする