空和心律体

「道」を「楽」しむ極意を探して右往左往

拇指球を考える

2009-12-09 23:59:22 | 自転車
ロードバイクのペダリングについて調べると「拇指球」という文字を目にします。

自転車に限らず、スキーや武道などでも当たり前のように使われています。しかし、「拇指球」ってどこ?と聞かれても的確に答える事ができません。

そこで、ペダルのセッティングを確認しながら復習してみました。
まずは表し方・・・「拇指球」「拇指丘」など、色々と日本語表記の仕方はあります。ちなみに僕は少林寺拳法教範に書かれた「丘」をずっと使っていました。しかし、解剖学の本では「球」が使われているので、自転車については「拇指球」を使うことにします。

位置


この付近の総称と考えます。
しかし、クリートの調整には基準となる点が必要なので、球の頂点(中心?)の位置をマークしました。


くるぶしのマークはシューズに拇指球の位置をマークする為の基準点

基準点から拇指球までの距離を差し金を使って計ります。


靴下着用でシューズを履き、素足で計った距離から拇指球の位置をマークします。


そして、クリートの位置を確認すると・・・


おぉ~っ、クリートの中心線と一致しています。

ついでに、クランクとの距離を計ってみました。


5mm前後・・・シューズカバーをつけたら干渉しないかな?

そして、ペダルシャフトの中心との位置関係は・・・


拇指球の方が前でした。

Webにこんなレポートがありました・・・


「ペダルシャフト中心より拇指球が前 」
このセッティングだと足首の動きが安定している感じを受け、脚の筋肉の一部に特別なストレスを感じることなしに、重いギアを踏む事が出来る。腓腹筋・前脛骨筋・大腿二頭筋・大腿直筋を使うが、特に太ももの大腿二頭筋・大腿直筋に負荷がかかる。クランクの回転よりも踏み込みを重視したセッティング。

「ペダルシャフト中心より拇指球が後 」
このセッティングだと脚の動きがスムーズになりクランクの動きがスムースになり、クランクの回転を上げやすい。腓腹筋・前脛骨筋・大腿二頭筋・大腿直筋はもちろん使うのだが、パワーを伝える主の筋肉は腓腹筋・前脛骨筋で、特にへ腓腹筋への負荷は大きい。

シッテング重視の方は前者の(拇指球が前)のトルク重視、ダンシングを多用する方は後者の(拇指球が後)の回転重視のセッティングが良いと思います。


これから考えると、僕のセッティングはトルク重視?

とりあえず、1日に100km超走っても膝に痛みが出ないということは、それなりに走りにあったセッティングだったと考えてもいいのでしょうか?

「拇指球」とは?・・・という疑問から、ペダルのセッティングを見直すことが出来ました。しかし、理論的になんだかんだ言っても、測定方法はそれぞれ個人基準なので、最後は「感覚」で調整することになるのでは?とも思いました。

でも、何せ我流・・・これでいいのか?と不安は残っています・・・・・・・

2 コメント

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いやあ、真面目ですねぇ(^_^;)。私なんか片方を素足、片方靴を履いて並べて適当に拇趾球の位置決めちゃいます。というか、新しい靴にクリートつける時は古い靴のクリート位置と同じにするだけ・・かな? (中川のめだまおやじ)
2009-12-11 01:52:19
上にも書いたし、私のブログでもわざと使ってあったのでお気づきかと思いますが、足の親指の「ぼしきゅう」は正式には「拇趾球」と書きます。「趾」は足の指の事です。言葉通り、拇趾の付け根の丸く盛り上がった部分を指しますが、自転車用語で使う場合は、「拇趾の中足骨と基節骨の関節:中足趾節(MP)関節」を指していると思います。上から触ってもはっきりとは分かりませんが、私は反らした時に一番出っ張る所と理解しています。

まあ、拇趾球の位置自体がこんないい加減なもんなので、5mm程度の前後でそれ程ペダリングに影響が出るものでもないと思います。住田選手がいつか雑誌に書いてました・・「迷ったら一番前につけちゃえ!」(^_^)v。
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>・・・真面目ですねぇ(^_^;)。私なんか・・・ (XR'92)
2009-12-11 08:57:27
無知の自己流なんで・・・足を壊したくないし、快適に乗るためにいろいろ試行錯誤しています。

えっ?先生はもっとシビアに追究されていると思っていたのですが・・・本のように神経質にならなくても、割とaboutでもいいんですね。

>「拇趾球」・・・

自転車編はこれでいかせていただきます。

今度は回転型のセッティング(軸より拇趾球が後)を試してみようかと思います。
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