ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

北アルプス 追悼の涸沢12

2019年09月20日 21時13分16秒 | ウォーキング

doironが大学2年の時のことです。
42年くらい前でしょうか。
一度夏に剣岳から立山、薬師、
黒部五郎をへて槍に登り
上高地へ降りてくるという
登山をしたことがありました。

単独行で、三角形のテントを
かついで行ったのを覚えています。

双六までは順調に行ったのですが、
槍に登った日はかなりの豪雨の日でした。

10時ころに槍ヶ岳に着き、
槍を登った後出ていこうとしたら、
小屋の人が声をかけてきます。

「今日はどこまで降りるのですか」
というので
「上高地まで行くつもりです」
と答えると、
「そしたら伝言をお願いしたいんですが」
とのことです。
いいですよと引き受けると
メモをいただきました。

なにせまだ携帯もない時代のことです。
それが嘉門次小屋の



上條輝夫さんへの伝言でした。
嘉門次の孫にあたりますねえ。

とてつもない豪雨の中
半分走るような感じで下っていきます。

途中の小屋でも
「こんな時に下っていくの」
なんて言われたような気がします。

あの頃は山で何をやっても
しんどいことはなかったですね。
マラソンをやってたら
どんな記録だったかなあ。

暗くなるまえになんとか
小屋にたどり着いて伝言を渡し、
これから上高地でバス停の
横あたりで野宿するといったら
「泊っていけ」といわれました。

まあそういう言葉を
半分期待はしていたんです。

結局そのまま無料で
雑魚寝で宿泊させていただきました。
今にして思えば若い時には
かなり無茶な山登りをしてましたねえ。
雨の中槍沢を走って降りて、
小屋で雑魚寝で寝るって、
周りにどれだけ迷惑を
かけていたんでしょう。

そんなことを考えたら夜も眠れません。

昔、新潟で北アルプスに入って、
岐阜に降りてくるという
20日間ぐらいの山登りを
したときには、さすがに
履き続けていた山用のソックスは
公園で焼き捨てましたなあ。

山屋さんはそれでええんや
なんて考えていましたねえ。

嘉門次小屋にはそんな若い時の
思い出があります。

その建物は今も登録有形文化財です。
そこへ入っていき、
そんな話をしつつイワナでも
いただこうかなと思っていたのですが、
昨夜もう食べたので、
若干貫禄のあるお兄ちゃんと
少し話をしました。

そんな伝言の事とかあってね~
と話すと、そうですかあと
言いつついろり部屋の方なんかも
案内してくれました。



残念ながら伝言伝えた
上條輝夫さんにはお会いできなくて
残念でしたね。

この小屋、なんでも今年は
宿泊業をやっていない
とのことでした。

長年積み重なっていた思い出を、
脳梗塞の隙間から引っ張り出して、
いやあなんだか少しさっぱり
したような気持ちになりました。

そこから明神池の方に行こう
と思ったのですが、T本さんも
なんかあまり興味なさそうでしたので、
あきらめてその明神池の姿を
遠くから眺めておきました。

水面にガスの漂う神秘的な姿でしたね。



梓川の右岸はクマザサの中に
木の道が付けられていました。
これは手間がかかってますねえ。



今回、道の途中でこんな
表示をしている箇所が
10か所近くありました。



なぜ一列で歩くのかというと、
カウンターを置いていて



人の通過の数を図っているようです。

夜中にクマが通ったか
とかいうのではありません。

公園管理のためにこういう
データは必要なんでしょうねえ。

これほど人の多い上高地なら、
きっとdoiron家のある村の方が
人が少ないような気がしますね。

そして右岸のこのあたり
あちこちに水たまりがあったり、
小さな川が流れていたりします。

きっとクマザサ林の底の地面も
何となく湿っぽい感じがするので、
ちょっと暗い雰囲気です。

その先にすこし広くて
明るい河原があったので、
コーヒータイムにいたしましょう。
今回最後のコーヒーです。

続く


北アルプス 追悼の涸沢11

2019年09月19日 20時50分36秒 | ウォーキング

お風呂でとろけた後、
部屋でお酒を飲んでいました。

この徳沢ロッジは昭和31年から
開かれているそうです。



ということはdoironと
同じ年じゃないですか。
頑張ってますねえ。

でもねえ最近、客の少ない
こんな状態だったら寂しいよねえ、
なんてしゃべっていたら
あれよあれよという間に
他の客が入ってきます。

相部屋ですからね。

そしたらあっという間に
5人入ってきて、8人部屋に
7人となりました。

ああ、こうでないと経営は
苦しいでしょうねえ。
入ってきた人たちに
話を聞けば九州からの団体さん4人と
千葉県からの1人でした。

九州の人は松本空港経由で
飛行機で女性も一緒にやってきて、
明日は蝶ケ岳の方に登るらしいです。

また千葉の人は僕らと一緒で
涸沢から下りてきたそうです。

話をいろいろしていたら、
この辺の山小屋は今でも
どこもいっぱいなんだそうです。

電話をかけてやっとここが
とれたと千葉人は言ってはりましたよ。

T本さんは九州のおじさんの話に
熱く反応してましたねえ。
78歳のおじいさんで、
職場の仲間をつれてきているとのこと。
若い人も一人いるので
頼りになりますねえとか
言ってはりました。

さてそんな話をしているうちに
いよいよ食事の時間となりました。

午後6時半から広い食堂で
いっせいに食事が始まります。
こんな食事です。



涸沢よりはかなり豪華です。
しかもなんと、明日いただきに行く
予定のイワナの塩焼きも
ついているじゃないですか。

早速いただきましょう。



頭からがぶりと被ると、
まあ少し硬い部分もありますが
なかなか美味です。
お酒が進みますねえ。

ああ、こんな山にしょっちゅう
来てたらアル中になりそうです。

ハンバーグはというと
これはかなり強く固められていますから、
お箸じゃわりにくいほどでした。

千葉人と色々話しつつ
おいしくいただきました。

食後は、こんやは首藤さんも
入れて宴会だあと思っていたのですが、
なんとここの宿も
午後9時消灯です。
さほど頑張って飲み続けることも
できないまま、消灯を迎え、
我らは深い眠りの中へと
落ちていくのでありました。

翌朝、薄曇りの中で目を覚ましました。
窓から外を見ますと、
森の中にはオゾンが充満
しているような雰囲気です。

昨日散々下ってきたので
足が少し筋肉痛です。
と思っていたら、
T本さんも激しく筋肉痛でした。
部屋は2階にあるのですが
階段が厳しいです。

朝食はこれ。



まあ普通の民宿の朝食って感じですな。

食後は乾燥室から荷物を
全部引き上げてパッキングし、
七時半ころに上高地に向けて
出発をしました。



歩き始めるとなんか天気も
回復してきました。
前からくる人たちもまた
リュックにカバーを付けているので、
下も好天ではなかったようです。



携帯で天気予報を見てみると
ここから2日間くらいは
天気がよさそうです。
川の方向を見ると明神岳も
その姿を現しています。



いいなあ、これから登る人は
また素晴らしい景色を
目にするんやろなあ。

といっても今は行く気しませんけどね。

下りで疲労した足は、
石段を下りたりわずかな
下り坂を進むときに、
おお~っと力を入れてしまいます。

登ってくる人に

「おはようございます」

とあいさつしつつ1時間ほど歩くと
明神に到着です。

この時ベンチの前に
一人で山に来たおばさんが
話しかけてきました。

「明日から天気よさそうですね。
そのニュースを見て思わず飛び出してきて
しまいました。
東京から一睡もしないで車で来て
早く山小屋に入って眠りたいです」とのこと

一睡もしないでって驚きですよねえ。

まあでも二日間一睡もしないで
萩を走りとおした人が
いうのも変な話ではありますがね。

さあここからは、往路で来た時とは
違う道に出ますよ。

小屋から狭い山道に入っていくと
明神橋が梓川にかかっています。
その橋を渡って梓川の右岸を
進んでいくのです。

これがその明神橋。



ここから明神池の方にさらに
向かっていきますと、
左手に古い山小屋が現れます。

それは「上條嘉門次小屋」なんです。



実はこの小屋に関して
doironには懐かしい思い出が
あるのです。

続く


北アルプス 追悼の涸沢10

2019年09月18日 20時59分10秒 | ウォーキング

横尾大橋に帰り着きました。



もうここまで来たら



あとはゆっくりハイキングで、



本日宿泊予定の徳沢ロッジまで
行けばおしまいです。

ここでゆっくりしてゆきましょう。
と思って小屋前の広場を見ていると、
おお~なんとバキュームカーが
通っているではないですか。



そうかあ、上高地から林道を走って
やってくるんですねえ。
えらく変わったもんですねえ。

さあ、では僕らはもうビールで乾杯です。
T本さんは日本酒を飲み始めています。



山に来るとね体を動かして
健康的でいいんですけど、
こうした山の空気をいただきながら
アルコールをとりすぎてしまうよなあ。
自制すればいいんやろけど、
山の自然を眺めながら
アルコールに心をほぐしてもらう
というのは最高の贅沢ですから、
ついつい味わってしまうんですよねえ。

特に大きな目標を達成した後ですから
なおさらです。

ゆっくり休憩し、天気が良ければ
昼寝でもしたいくらいなんですが、





小雨と寒いので昼寝には不向きです。
ゆっくりと周り景色や登ってくる
登山者たちを観察しながら
歩いていきましょう。

今回姿格好で一番思ったのは、
チョッキを着たりしている人は
ほとんどいなかったですねえ。
昔はしっかり来ていたのになあ。
ポケットがいっぱいあって
便利なんですけどね。
いまは携帯で写真も取れるし、
場所もわかるし資料も作れるうえに
調べものだってできるもんね。
万歩系の機能も使えますよ。

ちなみに僕が山に行ってたなかでも、
携帯がつながる上高地当たりの
散策では25000歩を
散策していましたねえ。

まあそんな風に携帯電話が
いろんな機能を持つもんだから、
ポケットがたくさんなくても
全然かまわないんですね。

またナビを持っている人も
何人か見ましたね。

山の服装や装備品なんかも
昔に較べたらずいぶん変わるようです。

そうして一時間くらい歩くと
徳沢園に到着です。

ここでソフトクリームを
食べてるといってた
bibiさんももうしびれを切らして
先に出てしまったようです。



でも僕らはちゃんと
ソフトクリームを
いただきましたけどね。

今夜の宿泊はここから歩いて
5分くらいのところにある
徳沢ロッジですが、
まだチェックインには早いでしょうが、
預けてある荷物の中に
カップそばを入れてあるので
受け取りに行かないといけません。

また準備できたら声を掛けます
といわれ、我々はロッジの周りで
お食事タイムです。





お湯を沸かして、ウイスキーや
日本酒も飲みながら
ロッジの正面でお昼の宴会です。



このロッジの周りには、
牧場の名残かなあ広い空き地があって、



そこにサラシナショウマやアザミ類が
いっぱい咲いていて



なんとそこが蝶の楽園に
なっていました。



もうお酒の酔いとかで
ここは天国か楽園か
という感じでしたねえ。



一時くらいになってチェックインが
可能になりました。

入った部屋が8人部屋です。
二段ベッドの普通の部屋ですねえ。
まあまだまだ時間もたっぷりあるので、
湿った荷物をすべて乾燥室に
彫り込んで整理しましたよ。
リュックまで乾かして完璧です。

で、そうしているうちに
お待ちかねのお風呂に
入れる時間になりました。

ウヒャー、気持ちよかったですねえ。
いくら水浸しでも雨とお風呂じゃ
えらい違いですな。

まずは汚れた体を洗って
湯船へ漬かります。

体がと、とけそうです。

お風呂だって普段は何ともないのに、
こんなところへ来たら
なんでもないことがすごい幸せに
感じますねえ。

窓の向こうに見える森の景色を
風呂に入って眺めながら、
心も体もゆったりと休憩しましたね。

続く


北アルプス 追悼の涸沢9

2019年09月17日 21時22分43秒 | ウォーキング

満天の星空を眺めたあとは、
部屋に帰って電気のつく
朝五時まで熟睡しましたよ。
目覚めたときも雨の音が
聞こえていましたね。

朝飯はこれです。



標高2500mで食事は
海の魚やノリやモズクというのも
変な感じですな。

朝少し雨の小降りになった時に、
外の水道のところで歯磨きした後、
食堂でキャベツを刻んでいたお姉ちゃんに

「このへんて荷物はヘリコプターであげるの?」
て聞いたら、
「そうですよ。夏場の忙しい時は、
天候の落ち着いているときは
いつも上がってきます。
いまはだいたい週一くらいできますねえ」

「へえ、でもどこに着陸するの?」
てきいたら「そこですよ」といって
教えてくれたのが、
すぐ目の前にある小屋の屋根の部分でした。



そりゃそうだよねえ。
これだけの人々のお米だけでも
大変だろうしねえ。
多分、小屋で引き取ってくれる
様々なごみも、ここから降ろされたり
するんでしょうねえ。

若い学生のようなお姉ちゃんに
「頑張ってねえ」とハゲましておきました。
薄毛だけに・・。

荷物の整理をして、
今日のこの雨まじりの天気じゃ、
地図に点線で描かれている
パノラマコースを通って
降りていくのは少ししんどいようです。
それに足にも疲れが来ているしね。
昨日登ってきたコースを
降りていくことにしましょう。

「ありがとう」と言いつつ
山小屋を出ると、ウヒャー激しい雨です。

谷道の下りは沢になっているんじゃないか
というくらいです。
もういったいどこが
「涸沢」やねんとかつぶやきながら
降りてゆきます。

あ、そうそう最後に首藤さんにも
お参りしていきましたよ。

下りはひたすら足元を眺めながら
降りてゆきます。
途中こんなウスユキソウも
写真をとったのですが、



雨の中なのでなかなか
うまく撮影できません。

途中、山を下っていく
集団に追い付きました。

遅いなあと思いつつ見ていたら
先頭をゆっくり歩いている
高齢者がいました。

その人が登ってくる人に
ぶつぶつつぶやいているのを
聞いていたら、なんと年齢が
84歳なんだそうです。

いやあすごいですねえ。
もう涸沢には来れないかなあ
なんて言ってる場合ではないなあと、
道を譲ってくれて追い抜き、
前の方を歩いているときに
T本さんとしみじみ話しましたねえ。

歩いていると、後ろから
「bibi」さんが追い付いてきました。

「昨日はどこに泊まったんですかあ」
というので
「涸沢ヒュッテやで」というと
「私は涸沢小屋に泊まりました。
利用者は6人でしたよ」



へえあちらの方が空いていたんですねえ。
食事の内容も聞くと
「デミグラスソース」とか
出てくるじゃないですか。

うひゃああっちがよかったんですねえ。
すこし標高が高いだけで
えらい違いだったんですねえ。

彼女はもうこの後
上高地のバスに乗り、
京都にまで帰るそうです。

ああ、京都の人だったんどすか。

この後、徳沢でアイスクリームを食べて
帰るのが楽しみなんです
と言ってました。
早速我々もそれを楽しみに
下ることにしました。

でも横尾でもうビールを
飲んでしまいそうなんですがね。

雨の中写真もあまりとれない中、
1時間20分くらいでつり橋に到着です。



ああ、これで今回の山行きの
しんどい所は終わりです。
のんびりと横尾まで
進んでいきましょう。



途中、クマザサの林の中で
ガサゴソと大きな音を聞いたので
緊張しましたが、結局正体はわからずでした。
猿とかカモシカだったのでしょう。

クマ鈴は持って行かなかったのですが、
リュックにつるしたマグカップが
コロンコロンといい音を
出してくれていましたね。

着に巻き付くサルオガセなんかを



撮影しながら、横尾大橋に
たどり着いた二人だったのでした。



続く


MGC終了しましたねえ

2019年09月16日 20時52分30秒 | マラソン

涸沢もいい所なんですが
日本一のマラソン大会が
終わりましたので
ちょっと書いておきましょう。

ーーーーーーーー

最初は飛び出した設楽君に
これはやるかもと最初は
思わされたんですが、
やはり7月の疲れが残っていたのかなあ。

優勝した中村君はもう全くの予想外。
予想で名前も挙がってきていませんでした。

服部、大迫は最期に意地を出しましたねえ。
井上君はもう問題外で、
これまでやってきたことに対して
意外な結果で、オリンピック参戦より、
これは見直さないとという
大きな課題を見つけたようです。

女子は前田はまあ予想には
上がってましたが、
松田さんは残念でした。
すこし以前より足の筋肉が
大きくなっているような
感じだったなあ。

それにしてもオリンピックになったら
天満屋は強いですねえ。
上位3人中二人が天満屋
でしたからねえ。

男子は第3候補も出すべきタイムを考えたら、
大迫に決まりやろねえ。
女子はまだタイム的なところを見たら
まだわからないところがある。
松田さんにはもう少し
頑張ってもらいたいですねえ。
松田のタイムが基準ですから
自分越で頑張りましょう。

日本一のマラソンレースとなった割には
タイム的にはいまいちのレースでしたね。
でもそれまでの選考レースを考えたら
これはいい取り組みでしたね。

東京オリンピックまであと1年。
選手の皆さんにはぜひ
頑張っていただきたいですねえ。

いやあそれにしても
マラソンって予想はむつかしいねえ。
まあ自分のマラソンもあまり
予想できなかったから
当然かあって気がしますねえ。

今回応援は観客の様子を見ていたら
後半の30km過ぎの皇居あたりが
人も少なくてじっくり
応援できそうでしたねえ。

オリンピック観戦の参考に
させていただきましょう。


北アルプス 追悼の涸沢8

2019年09月15日 20時51分19秒 | ウォーキング

まず部屋に入ります。



二段ベッドが部屋の奥まで続いており、
doiron達の部屋は二階の奥です。



ああ、丁度この真上あたりが
先ほどのテラスなんでしょうねえ。
今日は布団が6つ並べた部屋に
5人が寝る状況になるようです。
まあ、夏場はもっと詰め込むようなんですが、
こんな感じはだいたい予想していた通りですね。

乾燥室にカッパや濡れた短パンや
Tシャツを干しに行き、
それから屋根の低い部屋で着替えます。

うかつに前に進むと
梁で頭を打ったりしますので、
部屋では猫背で移動です。

荷物の中から、首藤さんの写真と
お骨を出し、さあそれでは
追悼にぴったりの場所を
探しに行きましょう。

条件はまず見晴らしがいい所です。
ここだと前穂の尾根や奥穂、
北穂が見える場所で、
吊尾根なんかもよくわかる
場所がいいですね。
そしてもう一つの条件は、
人が来ないところがいいですね。

先ほどのテラスに上がって
全体の様子を眺めます。

まあ景色はこのカールの下部分なら
問題ないでしょう。
結局目立たず岩の間を
縫うように上がって行き、
いい場所を見つけました。
ここに眠ってもらいましょう。



すこしのお骨を埋め、
写真を置いてT本さんとお祈りします。



「首藤さん、いい所やで」



「毎日素晴らしい景色を眺めて暮らしてや」



「あの世で百名山登っててや」



二人で心の底からお祈りしました。

手を合わせていると、
沢から気持ちよく風が流れてきましたね。
「ありがとう」という声が
聞こえたような気がしました。

それに、写っている乾杯している写真と、
設計の雪の形が本当に
首藤さんによく似ているのも驚きでした。



大自然の中で素晴らしい時間を
首藤さんにいただいた感じでしたね。
残念ながら、写真とかは
置いておけないので持って帰ります。
二人でしんみりと部屋に戻った後は、
また外に出て日本酒で乾杯です。

そうそう、そこで少し着替えようと
長いズボンに履き替えてたら、
足のミサンガがポロリと外れて落ちました。
ああ、これもまた大切なことを
成し遂げたという証なんでしょうねえ。

ちょうどいい時に外れたものです。
お酒飲みながら
「T本さん、もう知り合いが
なくなったからって
言ってここへ来ることは
もうできないよなあ」
「当たり前やん。首藤さんの墓参りも
勘弁してもらお」と
話し合っておりました。

三人で行った紀伊半島一周の旅、
東北旅行、九州旅行の話なんかは
盛り上がりましたねえ。

晩御飯で食堂に行く時も、
マグカップに日本酒を注いでいきます。
食事はこんな感じ。



サバと豚肉がメインでしたが、
山だったらこんなものでしょう。

日本酒を飲みつかれた我々は
部屋で9時の消灯とともに、
爆睡をしました。

でもすぐにトイレで目を覚まします。

こんな時に起きるのは
山やから体調がいつもと
違うのかなあと思い、
外のトイレにヘドランプもって
出ていきます。
あ、このヘッドランプは萩の
250を走るときに買ったものね。
今でもくっきり使えます。

トイレは外にあるので、
雨降ってるかなあとおもいつつ
部屋から出ていきました。
どうやら雨は大丈夫のようです。
そしてそのときです。
頭の上にかかっていたガスが
一気になくなり、
満天の星空が現れました。

その時テラスに居てた人も大騒ぎです。

「星が出たぞ~」と騒いでいます。

doironも思わず見晴らしの
いい所に上がりました。

天の川が流れ、もうこぼれてくるんじゃないか
というほどの星がそらに輝いています。



地表近くの雲の中からは
雷の光が時折漏れてきたりと、
幻想的な風景です。

5分くらい眺めたでしょうか。
すると下の方からガスが舞い上がってきて
星々は消えてしまい、
雨がふり始めました。

その雨は朝まで降っていたようです。
日本で一番きれいな夜空
たった5分間だけ晴れ上がった
満天の星空を
doironは見せていただきました。
きっと首藤さんが、
「僕は今ここにいるからね」
といって見せてくれた
満天の夜空だったと思います。

涸沢に墓参りに来なくても
夜空に居るからねという声も
聞こえたような気がします。

続く


北アルプス 追悼の涸沢7

2019年09月14日 21時39分30秒 | ウォーキング


この本谷橋という名のつり橋は、


結構狭くてよく揺れる橋でしたから
なかなか迫力ありましたよ。



この橋を過ぎると、
いよいよ急登が始まります。
今回の山登りの中で
doironにとっては最大の山場です。



いつも歩きまわったりしていますが、
これほど長い時間運動し続けるのは
珍しいことですし、
ここから先はのぼりの
コースタイムは2時間で
下りは1時間10分という急登です。

しっかりと体調を見ながら
歩かなくてはなりません。
水分もしっかりとっていきましょう。

石で組まれた急な坂道や
ごろんごろんの岩の登りを
越えていきます。
たまに前から人が降りてくるのですが、
これが登り優先なので
こちらを待ってくれていたりするので
気を抜くことができません。

心拍数が上がってくると、
たまにT本さんに声をかけて
声がちゃんと出るかとか
両手を握りしめて指がちゃんと動くかとかを
確認しつつ登ってゆきます。

雨も小降りだったのが
いい感じでした。

途中腰掛けれそうな岩があったら
休憩します。
右の方には南岳から流れてくる
横尾本谷の川が見えてきます。
雄大ですねえ。



そして道はこんなに岩が
ごろごろしたところも通っていきます。



と、そのときです。
前の方から短パンのお姉ちゃんが
空荷で走って降りてきます。
あの横尾で「行くぞ~」と
出発していったお姉ちゃんです。

頑張ってと声を掛けたら
「トレーニングで~す」と
叫びながら下っていきます。

ウヒャー、こちらは心臓は大丈夫か、
脳が大丈夫かと半分命がけで
登っているというのに
トレーニングですか。
恐ろしいですなあ。

その女性は後ろからまた昇ってきて、
小屋の手前くらいで
また走って下っていくという猛者でした。

あとでわかったのですが、
どうも東京の有名な
トレイルランクラブのメンバー
だったようです。

登り続けていくと、
前方にやっと本日の目的地である
涸沢ヒュッテの屋根が見えてきました。

うう~まだ遠いです。



首藤さん守ってね~と
お願いしながら歩いていると、
このあたりから高山植物が増え始めました。

シナノキンバイや



チングルマのケバケバの種。
これはヨツバシオガマですね。



そんな小さな植物に気持ちを切り替えながら、
さあこれが最後の登りです。



T本さんが
「生ビールあるかなあ。
これであったら2000円でも買うなあ」
なんて叫びながら歩いています。

その坂を上り切って、
右の林の中にやどが見えてきました。
もう目の前ですよ

午後2時5分。

ようやく涸沢ヒュッテに到着です。
チェックインを済ませて
屋上のテラスに登ってゆきます。

すこし前からあの琵琶湖が見渡せる
「琵琶湖テラス」に行ってみたい
と思っていたのですが、
ここの涸沢テラスは最高ですね。



雨がやんで、時折ガスが流れたら
涸沢カールと表銀座の山々が
見渡せるという最高のテラスです。

しかもなんとここでは、
予想通り生ビールも売っていましたよ。
一杯800円でしたが、
もうこれが最高でした。



おでんをあてに二人で乾杯です。
あ、晩飯があるのでジャガイモのみを
注文したら、おまけで蕎麦が
5本ほど入っていましたわ。

二人で写真を自撮りしたら、こんな感じ。



後ろにうつっている雪渓の形が
まるで首藤さんも写っているような形でした。
「よしよし、よく頑張ったね」って、
頭をなぜてくれていましたよ。

なので首藤さんにも写真の中で
生ビールを次いであげておきました。



向こうの方には大天井山の方も
見えています。
ここに来たのはもう4回目ですね。

以前夏の時はテントも晴れないくらい
人でいっぱいでしたが、
今回はかなりテント場もまだらでしたね。



向こうには涸沢小屋も見えています。
利用者の具合はどんな感じなんでしょうねえ。

ビールを飲んで部屋で荷物も落ちついたら、
さあ最大の目的である首藤さんの
骨納めに行きましょう。

続く


さあ、明後日のレースは?

2019年09月13日 21時33分15秒 | マラソン

涸沢はちょっと一休み。
あさって15日にあるMGCについて
自分の思いを書いておこう。

ーーーーーーー

15日は東京オリンピックの
マラソン代表権をかけた戦いが
東京で行われる。
この日に向けて2年間、
この大会への出場をかけて
いくつかの争いが行われた。

その結果31名、女子12名が
戦いへの参加の権利を得た。

今日の時点では男子は1名、
女子2名の欠場が言われているから、
男子は30名、女子は10名での
一発勝負になるわけだ。

スタートは男子が8時50分、
女子は9時10分で東京の
明治神宮外苑のいちょう並木をスタートする。

まあ行ってみれば、
日本のマラソントップランナーの
順位争いのようなものだ。

このMGCで2位までは
オリンピック出場内定という
一発勝負なのだ。

ただ3位以降については
男子は来年のマラソンで大迫の
自己記録をこえる、
すなわち日本記録を出したものか、
女子は松田瑞生の自己記録
2時間22分23秒を
上回ったものが代表となる。

そんな選手が現れなかったら、
MGCの3位の選手が
マラソンに内定となるそうだ。

ではこの大会を予想してみよう。

順位争いがメインなので、
最初はスロースタートになることが
予想された。
ゆっくりコースをこなしていって、
最後のアップコースで
爆発すればというのが
多くの意見だろう。

でもこれじゃ面白くないよねえ。
タイムの強さ的には物足りない選手が
優勝することだってあるはずだ。

いろいろと選手にインタビューしている
内容を聞くと、意外に最初の出だしが
肝心だという選手も多い。

最後の坂道に入る前に
上位入賞者は決まるという判断だ。

外国人も、ペースメーカーもいないので
レースがかき回されることは少ないだろう。
だいたい男子は予想すると
2時間8分台ペースで
進んでいくのが順調な予測だろうね。

そんないろんなことを総合し、
3位以内が最も固いのは、
井上だろう。



彼の安定感とハングリーさは
群を抜いている。
そしてやはり日本記録を持つ
大迫の強さも特筆ものだ。

この二人が3位以内に
入ることは間違いないだろう。
次いで有利なのはやはり設楽君。



最近7月のマラソンでも
2時間7分台でゴールしている
という調子のよさ。
ただねえ7月というのが
ちょっと遅すぎたんじゃないか
という心配がある。

次いで佐藤、今井



がタイムや
ベテランさからみて
有力にあげられるだろう。
8分台だと佐藤の強さが
光るという恐れもある。

服部君はちょっと経験が浅すぎるな

ただdoironがそれらの選手を押さえて、
とても楽しみだなと思っているのが
マツダの山本君。



2時間8分台を連続で出している
という安定感は抜群のものがある。

この6人が、きっと3位以内に
入ってくるだろう。

そして女子。

これはもうdoironが最も優先するのが
松田さんだ。



あの明るさはとても捨てがたい。
腹筋を躍らせて喜びまわる
彼女の姿が目に浮かぶ。

そして次ぎに固いのが福士さんだ。



年齢は重ねているが、
ここという時の強さは
奥底に持っている。

最後の上り坂を笑いながら
駆け上がる彼女が
想像できるような気がするのだ。

あとは前田(穂)、一山、



安藤が
絡んでくるというレースだろう。

女子の場合は、出場者が10人前後となり、
全員が目に入る。

きっと松田と福士をマークして、
スローペースになるのは
間違いないだろうな。

こんな日本一の大会を
是非この目で見てみようと、
複数人で東京へ行く計画を
していたのだが、どうも
皆さん日程が合わないらしく、
結局観戦は自宅のテレビで
することになった。

でも男子と女子の放送局が
違うので、その時は忙しいだろうなあ。

まあdoironとしては
スピード争いでどんどん
振り落とされていくマラソンを
見たいのだがそれもむつかしいかな。

来年のオリンピックには
是非大会を見に行きたい
と思っているので、
観戦の状況もどこの応援がいいのかなど、
じっくり見ておかなくてはと思っているのだ。


北アルプス 追悼の涸沢6

2019年09月12日 20時37分41秒 | ウォーキング

今回の山行きの共同装備とかは、
首藤さんの初盆の時に
T本さんをわが家によんで
打ち合わせをしました。
でもねえ、ほとんど必要な整備は
T本さんが持参してくれる
ことになっていました。

doironの装備と言えば、
アルファ米で作るご飯と
必要な水類くらいでしたねえ。

ガスコンロ、カップヌードル、
コーヒー、ウイスキーなんかは
全部T本さんが持ってくれました。
doironの病気の事なんかにも
気を使ってくれたのでしょうねえ。

雨がうまく上がっている時間に
そんなガスコンロで湯を沸かし、
横尾橋の下で食べたカップヌードルは最高でした。



このあたりももう平地的に歩ける
上高地の最深部です。
ジムの友達は昔ここでカモシカを
見たといってましたなあ。

ここで標高は1620mですから、
ここから横尾谷を経て
コースタイム3時間で距離6キロ、
標高差700mを上がって
いくことになります。

ここからdoironもステックを出して、
さあここからです。



自分の体に注意しながら、
頑張って登っていくことにしましょう。

さて出発だという直前に、
短パンはいて筋肉満々の足を
さらして5人くらいの
中年おばさんたちが、
「行くぞ~」とかいいながら
横尾橋を駆け上がっていったのが
印象にのこりましたね。

世の中にはいろんな人たちがいます。

まあ自分も昔は、
いろんな変な人たちでしたがね。

しばらくは横尾谷の川の横を
気持ちよく山歩きしていきますが、
30分くらいでいよいよ
登りの部分が増えていきます。



道のわきにはこんな大きな
キノコがあったりするのを見つつ、



雨を避けながら写真撮影もしていきます。



お互いに追い付いたり
離れたりしながら進んでいきます。
まあこの辺り分岐点がないので、
離れても少し立って待っていれば
必ず合流することができます。

休憩して遅れてたbibiさんも
追いついてきて、お先に~と
抜いていきはりましたねえ。

このあたり、天気は少し落ち着いてきます。

雨がふっているような
ふっていないような。
木の下を歩くのでわかりにくいですねえ。
そして左側に大きな岩場が
見えてきましたよ。



これが国内最大級の岩場である
「屏風岩」です。
下からグルリンと見上げていきますと、
おお果てしなく岩が立ち上がっています。
表面が平らな岩なんかは
ピカッと光るような感じで
そびえています。
こんなところを上る人も
いるのかなあ。

あ、上部の方から水が滝のように
流れてきていますよ。
すごい大自然です。



僕らが何時間もかけて登る山の
標高分の水を数秒で
流しつくしてしまうんですねえ。
重力は恐ろしいです。

二人で思わず立ち尽くして
みてしまいました。

そうそう、ここでは動画を
撮影している人がいましたねえ。
三日間、結構な数の動画撮影者を
見ました。
ユーチューブなんかで
あげるんですかねえ。
雨の中、機材の管理や撮影も
大変だっただろうと思います。

さあだいぶ景色も本格的に
なってきましたよ。
いよいよアルプスの雰囲気が
濃く漂い始めます。



しばらく行くと、そこには
横尾谷をわたる本谷橋が
かかっていました。



降り続いた雨で川に
かかっていた木の橋は
崩れていますので、
その上の吊り橋を渡っていくのです。

と、その前にここは天気も少し
回復していたので、
河原を目の前に見ながら
コーヒータイムです。
そうそうこの日doironは
マグカップを忘れてきてしまったので、
横尾で一つ買いました。



だって山小屋でウイスキーを
飲んだりするのにも
必要ですからね。
買ったカップは二重構造で
飲み物保温型です。
これはまあdoironにとっては
いいお土産になりましたね。

そんなマグカップで、
ゴーと音を立てて流れる
横尾谷を眺めながら飲む



コーヒーのおいしかったこと。

続く


北アルプス 追悼の涸沢5

2019年09月11日 21時08分30秒 | ウォーキング

明神池を出て谷沿いの道を
歩いていきますと、
分岐点に出ます。

右に曲がると「徳本峠」と
書かれています。



そう、もともとこの道が
昔上高地に入る道だったのです。
今も電車が走っている
「島々」というところから、
島々谷川を本流を横切ったりしながら
さかのぼり、今は休業中の
イワナ留小屋と徳本峠小屋をこえて
黒沢、白沢を経てこの分岐に出てきました。

いやあ湖が埋め立てられてできた
この辺りに出てきたら
最高だったでしょうねえ。

実はミセスはこのあたりの
徳本峠越え道を職場のみんなで
下っていったことがあります。
イワナも食べたんだといってました。
ていうか、それが目的の登山だったようです。

doiron達はまだまだまっすぐ
雨の中を進んでいきます。



一時間近く歩き続けますと、
川の周りが少し広くなってきます。
そのあたりが「徳沢」です。



このあたりから常念や蝶ヶ岳が
見えるはずなのですが、
残念ながらの雨でほとんど
見えないような景色です。

道の横にあった案内に沿って進んでいくと、
「徳沢ロッジ」の横に出ていきます。



ここが明日山から下りてきて
泊まる山小屋です。
苔むした石段が伝統を醸し出していますなあ。

ここでトイレをお借りします。

そうです、この上高地周辺の
トイレはたいてい有料です。
協力金というのでしょうか。
夜行バスを降りる直前に、
ああバスのトイレも
一度経験しとかなくては
と利用しましたが、
まあ少し我慢して上高地の
トイレにT本さんが行ったら、
100円を入れてくださいと
料金箱が設置されていたそうです。



この山小屋のトイレも有料なんですが、
宿泊利用者には宿泊料に
トイレ利用料が入っているので
大丈夫なんだそうです。

ちなみに止まった山小屋は
すべて一泊10000円でした。

ここで帰宅日に着替える
最終着替え等を預けて、
T本さんも持ってきた
日本酒なんかもここに
預けていきはります。

「じゃあ明日きますから
よろしくお願いします。」
と言い置いて徳沢園の方へと
進んでいきます。

そのあたりが広いキャンプ場です。
雨の中でもテントが3つ
張られているようでした。

広い草地のキャンプ場やなあと思ったら、
なんとここは昭和初期までは
牧場だったんだそうです。

これから向かっていく横尾まで
そんな牧場があったそうです。

そしてこの辺りから、
蝶ケ岳を経て日本の表銀座といわれる
山岳地に入っていく道が続いていきます。

まっすぐ上れば槍ヶ岳、
左に曲がれば涸沢、
そして右に曲がれば表銀座へと続くという、
上高地はまた立派な登山基地でも
あったわけです。

そんな表銀座入り口にある
徳沢園は帰りによるとして、
我らはもうまっすぐ横尾に
向かって進んでいきます。

doironは少しつばの広い帽子を
被っていったので、
雨の中でも快適です。
でもねえ広いつばの下が
雨よけになるようで、
小さな虫が耳の周りを
ぶんぶん飛び回っていたのが
ちょっと難儀でしたねえ。

落葉樹からカラマツなどの
山の樹木が生えてきている
景色の中を進んでいきます。

耳に入ってくるのは、
ざあざあという雨音と、
近くを流れる梓川の
すごい流れの音でした。

梓川のところに出たところで、
新村橋という道標に出てきます。



道案内はついていませんでしたが、
涸沢からの帰り道に
パノラマコースと名付けられた
山道を下っていったら、
ここに出てくるはずです。



さて明日はどうなることでしょう。
徳沢を出て約1時間歩きますと、
ようやく横尾の小屋のところに到着です。



さあではここで昼食を食べましょう。
丁度今は雨も上がっていますしね。

この日の昼食はカップヌードルです。
T本さんはこんな時のためにと、
今回はガスコンロ持参で
来てくれていました。

続く