ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

北アルプス 追悼の涸沢9

2019年09月17日 21時22分43秒 | ウォーキング

満天の星空を眺めたあとは、
部屋に帰って電気のつく
朝五時まで熟睡しましたよ。
目覚めたときも雨の音が
聞こえていましたね。

朝飯はこれです。



標高2500mで食事は
海の魚やノリやモズクというのも
変な感じですな。

朝少し雨の小降りになった時に、
外の水道のところで歯磨きした後、
食堂でキャベツを刻んでいたお姉ちゃんに

「このへんて荷物はヘリコプターであげるの?」
て聞いたら、
「そうですよ。夏場の忙しい時は、
天候の落ち着いているときは
いつも上がってきます。
いまはだいたい週一くらいできますねえ」

「へえ、でもどこに着陸するの?」
てきいたら「そこですよ」といって
教えてくれたのが、
すぐ目の前にある小屋の屋根の部分でした。



そりゃそうだよねえ。
これだけの人々のお米だけでも
大変だろうしねえ。
多分、小屋で引き取ってくれる
様々なごみも、ここから降ろされたり
するんでしょうねえ。

若い学生のようなお姉ちゃんに
「頑張ってねえ」とハゲましておきました。
薄毛だけに・・。

荷物の整理をして、
今日のこの雨まじりの天気じゃ、
地図に点線で描かれている
パノラマコースを通って
降りていくのは少ししんどいようです。
それに足にも疲れが来ているしね。
昨日登ってきたコースを
降りていくことにしましょう。

「ありがとう」と言いつつ
山小屋を出ると、ウヒャー激しい雨です。

谷道の下りは沢になっているんじゃないか
というくらいです。
もういったいどこが
「涸沢」やねんとかつぶやきながら
降りてゆきます。

あ、そうそう最後に首藤さんにも
お参りしていきましたよ。

下りはひたすら足元を眺めながら
降りてゆきます。
途中こんなウスユキソウも
写真をとったのですが、



雨の中なのでなかなか
うまく撮影できません。

途中、山を下っていく
集団に追い付きました。

遅いなあと思いつつ見ていたら
先頭をゆっくり歩いている
高齢者がいました。

その人が登ってくる人に
ぶつぶつつぶやいているのを
聞いていたら、なんと年齢が
84歳なんだそうです。

いやあすごいですねえ。
もう涸沢には来れないかなあ
なんて言ってる場合ではないなあと、
道を譲ってくれて追い抜き、
前の方を歩いているときに
T本さんとしみじみ話しましたねえ。

歩いていると、後ろから
「bibi」さんが追い付いてきました。

「昨日はどこに泊まったんですかあ」
というので
「涸沢ヒュッテやで」というと
「私は涸沢小屋に泊まりました。
利用者は6人でしたよ」



へえあちらの方が空いていたんですねえ。
食事の内容も聞くと
「デミグラスソース」とか
出てくるじゃないですか。

うひゃああっちがよかったんですねえ。
すこし標高が高いだけで
えらい違いだったんですねえ。

彼女はもうこの後
上高地のバスに乗り、
京都にまで帰るそうです。

ああ、京都の人だったんどすか。

この後、徳沢でアイスクリームを食べて
帰るのが楽しみなんです
と言ってました。
早速我々もそれを楽しみに
下ることにしました。

でも横尾でもうビールを
飲んでしまいそうなんですがね。

雨の中写真もあまりとれない中、
1時間20分くらいでつり橋に到着です。



ああ、これで今回の山行きの
しんどい所は終わりです。
のんびりと横尾まで
進んでいきましょう。



途中、クマザサの林の中で
ガサゴソと大きな音を聞いたので
緊張しましたが、結局正体はわからずでした。
猿とかカモシカだったのでしょう。

クマ鈴は持って行かなかったのですが、
リュックにつるしたマグカップが
コロンコロンといい音を
出してくれていましたね。

着に巻き付くサルオガセなんかを



撮影しながら、横尾大橋に
たどり着いた二人だったのでした。



続く