さあて、いよいよ明日からは
涸沢へと向かいます。
首藤さんと生前から
約束していた骨納めです。
ここへ行ったのは何年前かなあ。
振り返ってみれば、
このメンバーで行ったのはもう
30年くらいは経っているでしょうね。
あの時はデジカメじゃなくて、
フィルムカメラで撮影を
していたのを思い出します。
これがその時の涸沢
これが景色。雄大ですねえ
写真を撮影したのでクリアではないですが・・・
紅葉が始まりかけの頃でしたねえ。
涸沢にテントを置いて
涸沢岳と奥穂の間の穂高岳山荘に
上がっていったのを思い出します。
そこから左の奥穂へ。
僕にとっては3度目の穂高でしたね。
30年前となるとかなり
記憶が薄れますねえ。
脳梗塞でなくなった脳細胞の
陰あたりにその記憶が浮かんでいます。
そうそうあの時、
明かりの灯ったテントの光と
ご来光が一緒になるように、
渾身のシャッターを押したのに、
前日にフィルムを抜いた直後だったのを
思い出しました。
なんとフィルム無しで
よしっとシャッターを押していたのです
あれは悔しかったなあ。
どんな景色だったのか、
どんなに楽しかったのか、
そんなことよりもこの失敗が
強く頭に残っているのが
人って悲しいものですなあ。
なのでまあ今回はもう一度、
そんな写真にも挑戦してこようかな。
二日酔いで寝込んでいる
ということがまあ今回の
最大の敵かもわかりませんがーー
あと周りの人から、
今上高地ならここですよ
というアドバイスはいただきました。
babiさんは明神からの右岸がいいですよ、
とのこと。
岳沢湿原の木道がよかったと、
つい最近の体験を聞きました。
また、ジムのトレーナーからは
嘉門次小屋のイワナのことも聞きましたね。
これはぜひ食べてこないといけないですね。
この日に備えて難波の本屋で
購入したハイキング案内によると、
イワナの塩焼きと清酒・嘉門次で
1500円のセットがあるようです。
早い者勝ちかなあ。
在庫は豊富なのかなあ。
ありつけたら最高ですね。
あ、そうそう、一番の目的は
やはり散骨です。
涸沢からだと、奥穂、前穂、北穂が
見えますねえ。
景色のよい最高の地で、
登山者の迷惑にならないところに
しっかり納めてきますよ。
首藤さん、時折夢に出てきて、
「夏の草花がきれいだよ」とか
「紅葉が始まったよ」
「ああ雪が降り始めたなあ」と
教えてくださいね。
明日の夜行バスで出発します。