ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

北アルプス 追悼の涸沢5

2019年09月11日 21時08分30秒 | ウォーキング

明神池を出て谷沿いの道を
歩いていきますと、
分岐点に出ます。

右に曲がると「徳本峠」と
書かれています。



そう、もともとこの道が
昔上高地に入る道だったのです。
今も電車が走っている
「島々」というところから、
島々谷川を本流を横切ったりしながら
さかのぼり、今は休業中の
イワナ留小屋と徳本峠小屋をこえて
黒沢、白沢を経てこの分岐に出てきました。

いやあ湖が埋め立てられてできた
この辺りに出てきたら
最高だったでしょうねえ。

実はミセスはこのあたりの
徳本峠越え道を職場のみんなで
下っていったことがあります。
イワナも食べたんだといってました。
ていうか、それが目的の登山だったようです。

doiron達はまだまだまっすぐ
雨の中を進んでいきます。



一時間近く歩き続けますと、
川の周りが少し広くなってきます。
そのあたりが「徳沢」です。



このあたりから常念や蝶ヶ岳が
見えるはずなのですが、
残念ながらの雨でほとんど
見えないような景色です。

道の横にあった案内に沿って進んでいくと、
「徳沢ロッジ」の横に出ていきます。



ここが明日山から下りてきて
泊まる山小屋です。
苔むした石段が伝統を醸し出していますなあ。

ここでトイレをお借りします。

そうです、この上高地周辺の
トイレはたいてい有料です。
協力金というのでしょうか。
夜行バスを降りる直前に、
ああバスのトイレも
一度経験しとかなくては
と利用しましたが、
まあ少し我慢して上高地の
トイレにT本さんが行ったら、
100円を入れてくださいと
料金箱が設置されていたそうです。



この山小屋のトイレも有料なんですが、
宿泊利用者には宿泊料に
トイレ利用料が入っているので
大丈夫なんだそうです。

ちなみに止まった山小屋は
すべて一泊10000円でした。

ここで帰宅日に着替える
最終着替え等を預けて、
T本さんも持ってきた
日本酒なんかもここに
預けていきはります。

「じゃあ明日きますから
よろしくお願いします。」
と言い置いて徳沢園の方へと
進んでいきます。

そのあたりが広いキャンプ場です。
雨の中でもテントが3つ
張られているようでした。

広い草地のキャンプ場やなあと思ったら、
なんとここは昭和初期までは
牧場だったんだそうです。

これから向かっていく横尾まで
そんな牧場があったそうです。

そしてこの辺りから、
蝶ケ岳を経て日本の表銀座といわれる
山岳地に入っていく道が続いていきます。

まっすぐ上れば槍ヶ岳、
左に曲がれば涸沢、
そして右に曲がれば表銀座へと続くという、
上高地はまた立派な登山基地でも
あったわけです。

そんな表銀座入り口にある
徳沢園は帰りによるとして、
我らはもうまっすぐ横尾に
向かって進んでいきます。

doironは少しつばの広い帽子を
被っていったので、
雨の中でも快適です。
でもねえ広いつばの下が
雨よけになるようで、
小さな虫が耳の周りを
ぶんぶん飛び回っていたのが
ちょっと難儀でしたねえ。

落葉樹からカラマツなどの
山の樹木が生えてきている
景色の中を進んでいきます。

耳に入ってくるのは、
ざあざあという雨音と、
近くを流れる梓川の
すごい流れの音でした。

梓川のところに出たところで、
新村橋という道標に出てきます。



道案内はついていませんでしたが、
涸沢からの帰り道に
パノラマコースと名付けられた
山道を下っていったら、
ここに出てくるはずです。



さて明日はどうなることでしょう。
徳沢を出て約1時間歩きますと、
ようやく横尾の小屋のところに到着です。



さあではここで昼食を食べましょう。
丁度今は雨も上がっていますしね。

この日の昼食はカップヌードルです。
T本さんはこんな時のためにと、
今回はガスコンロ持参で
来てくれていました。

続く