ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

北アルプス 追悼の涸沢1

2019年09月07日 22時25分10秒 | ウォーキング

さあて、この夏の思い出にと
電車でいろいろ旅したり、
空港をウロウロしたりと
旅が続きましたが、
(まだ知らないでしょうが)
このブログでは
やはりこの夏の最大イベントである
首藤さんの追悼登山が終わって
帰ってきましたので、
それを先にブログに
掲載しておきましょう。

目的地は「涸沢」。

穂高岳連峰をバックに控え、
巨大なカールとなっています。

え?それはどんな形かって。
そうちょうどこのおじさんの
口のような形です。



いやいやそれは
カールおじさんですから。
カールというのは氷河地形で、
氷の谷が山を丸く削り取った
地形の事をいいます。

日本でもいろんなところに
カールはありますが、
ここ涸沢はその雄大さや
周りの山々の大きさからみて、
日本でも指折りの
素晴らしい景色のカールです。

そのカールの底のあたりに
涸沢ヒュッテや涸沢ロッジ、
おおきなテント場などがあり、
山好きな人たちの天国となっています。



そんな素敵な場所に首藤さんの
お悔やみに行くのですが、
これがねえバスで到着する
上高地から約15km、
標高差が1500から2300と
800mあり、一般の人たちにとっては
簡単な生活用具も背中に背負って、
歩いていくしか方法がないのです。

まあ元気な若い時には
涸沢カールまでは山登りとも思えないくらい
簡単な場所だったのですが、
いろんな病と付き合いながら
還暦過ぎのおじさんが行くには
果てしなく遠いわけであります。

でもなんとかこの目的は
果たしてあげないといけない
という熱い気持ちに動かされました。

それに向けて
ジムでトレーニングするときも、
自転車のカロリー消費量も
消費税並みに10%上げ、
ローラー台も平地から
5%の坂を付けて
歩くことにしていました。

道具の方も、もういまから
40年くらい前に買った
カリマーのリュックなんかも
引っ張りだして用意をしていたのです。

最初は6月に行く予定をしていました。

この山は夏山となると、
超混雑する山となるのです。
なので時期を早めていたのですが、
山小屋に連絡したところ
6月となると部分的に道が凍る
場合もあるとのことでした。
それはやばいだろうということで、
夏山の中でもまだ比較的
すいているであろう9月に
行こうという話になり、
今回の日程が決まったのでした。

9月2日の夜行バスに乗って
3日の朝に上高地に着きます。



そしてその日にもう一気に涸沢まで
登ってしまうのです。



ふもとで前日に山小屋で一泊したら
翌朝の登りがもう地獄ですから
躊躇してしまいそうですからね。

それが多分、doironが病を持つように
なってから迎える最大の山場となるでしょう。
山場だけに・・・
梓川から横尾谷を登って、
最後の二時間はカールに向かって
急登を登っていきます。

地図における行動時間は
約6時間半くらいですが
doironたちは
休憩も入れて朝6時のスタートから
8時間の行動の予定としています。

あちこち歩きに行きますが、
こんなに長い間歩くのは
久しぶりですねえ。

心はというか、心臓は大丈夫なのか。
空気も薄く上がる心拍数に
オツムはというか脳は大丈夫なのか。

まあそういう体ですから
水分は撮りすぎるほど取り、
心拍数も上がりすぎたら即休憩です。

そうしてようやく辿り着いたら、
その日は涸沢ヒュッテに
宿泊となります。

その時に、頑張って場所を探し、
首藤さんの供養をおこないましょう。

全てを終えて翌日4日は
天気が良ければパノラマコース
という別の道を通って、
徳沢へと降りてくることにしていました。
ダメだったらそのまま同じ道を
下っていくことになります。

そしてその日は徳沢に宿泊して
体と心をじっくり休めていきましょう。

5日の最終日は徳沢から
梓川沿いをプラプラと散歩しながら
上高地周辺の散策旅です。

秋口の花なんかが咲いていることでしょう。

午後4時前に上高地でバスに乗り、
夜11時ころに大阪に着
という計画になっていました。

続く