ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

北アルプス 追悼の涸沢3

2019年09月09日 20時57分03秒 | ウォーキング

さあ、朝のカスミにけぶる
梓川と河童橋を眺めたら、



いよいよ本日の目的地である
涸沢カールへと向かいましょう。



時折激しく雨がふりますが、
上高地を出てしばらくは
樹林帯の中をいきますので、

たたきつけるような感じはしません。

え~ここでこの上高地について
もう少し書いておきましょう。

この上高地とはどういう土地なのか。
ここを流れる梓がよく取れる梓川が
焼岳の噴火によって湖となり、
そこが土砂で埋め立てられて
できていった場所だそうです。

標高は約1500m。

穂高神社の祭神・
「穂高見命」(ほたかみのみこと)が
穂高岳に降臨し、この地(穂高神社奥宮と明神池)で
祀られていることに由来する
「神河内」から「上高地」となりました。

ここはその美しい景観から、
「特別名勝」と「特別天然記念物」
ふたつの称号を与えられた
日本の貴重な自然の宝といわれています。



二つの称号を持つのは
ここと黒部だけです。

ここには江戸時代から樹木業で
人々がいきはじめ、
ちゃんと開発されたのが
いつなのかも実ははっきり
わからないんだそうです。

昔から人々に大事にされてきた
この大自然の中を、
doironとT本さんは
進んでいくのでありました。

そしてもう一つこの上高地を
どんな自然が包んでいるのかも
紹介しておきましょう。

河童橋から明神まで歩きながら
この季節の上高地の自然を
チェックしておきましょう。

天気が良ければ、背後に奥穂、前穂の
山々を控えた岳沢が見えているのですが、
残念ながらこの日は雨の中でしたね。

では目の前の自然を見ておきましょう。

まずは植物ですね。
地面近くに花をつけるので
目立っていたのが「キツリフネ」です。



熟して実が出来たら、
種が飛び交うような植生になっています。

あと白いふさになっている
サラシナショウマが今は花盛りです。





大きな群落の所には蝶の大群落です。
そして湿った場所では
アブラガヤが実り、
エンレイソウ、ゴゼンタチバナが
実をいっぱいつけていました。

そうそうdoiron的には
センジュガンピが貴重な撮影でしたね。



生き物としては、
さっき言ってた蝶たちです。

今の季節には、アサギマダラや
ミヤマカラスアゲハなんかが
派手に飛び回っていましたね。

ここではオオイチモンジとか
見たかったのですが、
季節はもう少し早い時期なんだそうです。
上高地には約60種類の蝶が
いるそうです。

こんなヒキガエルが道端で
ごそごそ動いていました。





ゲコゲコ鳴くのかなあ。
大雨の中で焦ってウロウロ
しているような感じでした。

その後、黒い小さなカエルなんかが、
道の横で暴れているのもみましたが、
その素性はよくわかりませんねえ。

あ、そうそうトノサマバッタ?も
結構いました。



そしてこんなザトウムシも



かなり大勢います。
クモみたいに見えるのですが、
楕円形の体に長~い足を生やして、
ガサゴソ動き回っています。

鳥はよくわかりません。
コゲラ(?)が一羽、
近くにたかっているのを
見つけたぐらいです。



鳥は雨の中では静かに
暮らしているのでしょうかね。

まあそんな風に身近な自然にも
いっぱい囲まれて歩きます。

では人間はどうなのかというと、
まず男性は高齢者天国です。

まあ昔から山に登っている人が
多いのでしょうねえ。
ひげを生やして、堂々たる顔で
よちよちと歩いています。

なかには若い男性もいますが、
あれは学生さん達でしょうかね。

どうもそんな雰囲気でした。

女性は、そうですねえ、
年齢分布はちょっと高齢に
よってはいますが、様々です。
意外に多いのは一人山登りをしている
女性も結構多くいましたね。

そんな景色の中を傘をさして
約一時間歩くと、明神に到着します。

まず最初の到達地点です。

続く