ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼五十九番国分寺

2016年11月20日 21時15分14秒 | ウォーキング

さあ、ちょっと納経に
時間がかかっていた
添乗員が戻ってきて、
さあ下っていきましょう。



マイクロバスのエンジンが
とどろき始めます。



ウヒャー、これは大変だぞ~
と思いつつ駐車場を出ていきます。

さあ、こっから飛ばすぞ~と
思ったが、
あれ?あれあれ?
えらいおとなしい運転ではありませんか。

こんなゆっくりだったら
エンジンが悪くなるんじゃないか
というくらい静かな運転です。

ああ~登りはやっぱり
我々の着いた時間が
問題だったのですねえ。

でもさあ、こちらにしてみれば
この後は旅館に入って、
お風呂と宴会が待ってるんだから
もう少し急ごうよ
というくらいゆっくりです。

まあ安全運転でやっぱり
このほうが安心ですかね。

下の駐車場で平和に元のバスに乗り換え、
宿へと向かっていくのでした。

バスの中で最後のお経をあげ、
この後は爆睡をしてしまい、
気が付いたらもう都会の中に
入っていました。

泊まったホテルはそんな
今治市内にある



「今治国際ホテル」です。



さあ、では15分ほどしたら
夕食ですから~という
添乗員の言葉を聞きながら、
我々は風呂に行きました。

どうも風呂に入らないと
食事できないという
首Dさんの思惑です。

まあ、風呂に行ったら
同バスの男性も来ていましたから
問題ないわけですね。

ザブーン!うひゃあ、極楽です。

おもわずまたまた般若心経を
唱えたくなりましたね。へへ。

いい気持になって部屋に戻ると、
電話が鳴っています。

「あのーもう食事始めてますよ~」とのこと。

「ハイハイ」といって指定された場所に行くと、
貸し切り部屋で和会席が並んでいます。

うひゃー、重いっきり
待たせちゃったようです。

スタートの時といい、
なかなか厄介な乗客の
おっさん二人ですねえ。

遠慮しつつ二人で
生ビールの宴会が始まりました。



で、ふと気が付くと、
もうその部屋に残っているのは我々だけ。

旅館の人には
「気にせず片づけに入っちゃってね」
といいつつ、ビールを飲むおっさん二人。

いやあ、もう好き勝手ですなあ。

ようやく食べ終わって、
部屋に帰るとこんどは酎ハイです。

こ、こんな巡礼でいいんでしょうか。

代わりに翌朝は、早朝に起きました。

doironはせっかくですから
朝の今治を散歩です。

こういう海沿いには猫が多いですねえ。
朝からたっくさんの猫に出会いました。



これなんか朝のバスを
待ってる猫でしたね。

さあ、朝食はバイキングです。
いやあ、シラスご飯とかうまかったですねえ。



これはまた帰ったら
質素な暮らしに戻さないといけませんね。

僕も首Dさんも朝には
大量の薬を飲みます。

朝食を終えて部屋に帰ったら
薬タイムです。

まあ、僕は決められた量の薬を
飲むだけなんですが、
首Dさんは血液検査をしながら
薬を用意していきます。

一緒に横にいて
せかしてもあれなので、
「先に下に行ってお土産とか
見ながら下におりますね~」
と先に出かけておきます。

あれこれとお土産見ながら、
ぼちぼち時間やなあ
とロビーのとこに座って
待っていましたが、
なかなか降りてこられません。

ま、ぎりぎりまでいいか
と思いつつ新聞読んだり
していましたがもう時間です。

電話をしてみました。

「ぼちぼち行きましょうかあ」
というと「もうバスに乗ってるよ」とのこと。

うひゃー、これはdoironが遅刻です。

慌ててバスのところに行くと
「さあ、それでは出発しましょう」
とのこと。

あ~あ、またあのおっさんの
一人が待たせよったと
他の乗客の嘆きが聞こえてきそうです。

はあ~あさから大変でした。

さて二日目、本日1番のお寺は、
59番「国分寺」です。

おお~ついにお寺の番号も
50番台にまで入ったのですね。

あさイチでバスのお経を唱えながら、
遅刻おじさんはお寺へと
向かうのでありました。

続く


四国巡礼六十番横峰寺

2016年11月19日 20時50分39秒 | ウォーキング

このお寺の本堂がこれ。



鉄筋の建物です。

その本堂の横で靴を脱いで
勤行次第のためお寺の中に入っていきますと、
おお~中心に大日如来が座っています。



真言宗での最も中心の仏です。



曼荼羅の中央に来る仏です。
周りに設置されている椅子に腰かけ、
お経をあげていきます。
うん、これはらくちんですねえ。

ありがたい、ありがたい。

まあたまにはこんなに
リラックスする読経もいいでしょう。

さあ、これで当初予定していた
4寺は終わりましたが、
ではあと一寺どうするか。

時間はぎりぎりですが、
行ってみようということに
なりました。

次のお寺は60番「横峰寺」です。

ここは四国詣での中でも
3番目の高所にあるお寺です。
本日乗っているバスでは
近くまでいけません。



なので、ここではマイクロバスに
乗り換えることになるのです。



4時半が納経締め切りなので、
3時55分までにバス停につけば
セーフだとのことです。

頑張って四国の田舎道を
少し急ぎ加減で進んでいき
バス停についたのが3時52分。

何とかセーフです。

みんなで慌ててバスを乗り換えました。

ではマイクロバススタートです。

と、ところが、
このマイクロバスが撃早でした。
狭い山道をビュンビュン進んでいきます。
ヘアピンカーブもノーブレーキで
突っ込んでいきます。

まあ、運転手さんは慣れているんだろうけど、
乗客である我々にとっては
もう「ビッグサンダーマウンテン」。

目もくらむほどに
すっ飛ばしていきます。

時間がぎりぎりだからかなあ。

この約30分間は、
これまでの四国詣での中で
最高のスリルでした。

いやあ、涅槃に近づきましたなあ。

ようやく山中の駐車場について、
ふらふらとバスを降ります。

さあここから本堂まで
15分くらい歩かないといけません。
道中、歩きながら帰りの車も
あんなスピードで下るのかなあ
と思うと、もう思わず口から
「般若心経」があふれ出てきますね。

まあ、とにかく頑張ってきたお寺です。
しっかりお参りしておきましょう。

駐車場から山の中を歩き続けます。







冬場は凍結のために
お寺参りの時間が早いそうです。



四国でもねえ、
以前旅行に来た時には
山の中には積雪で
行けなかったことがあります。
寒いときにはそんな状態になるんですねえ。
ここでも積雪があったりするんでしょうねえ。

そんな中をあのマイクロバスが・・・
うう~マッドマックスやあ。

考えただけで恐ろしくなります。

歩く参道はというと
なぜかどんどん下っていきます。
え~、帰りはこれを歩くの?
もう暗くなり始めてるよ、
と不安を抱きつつ15分ほど歩くと、
ようやくお寺の屋根が見えてきました。



ここは、先の前神寺と同様に、
役行者が開基したお寺です。

彼が蔵王権現を刻んで
小堂におさめたといわれています。
その後空海が大日如来を
安置したお寺です。

それにしても、
こんな深い山の中に
マイクロバスもない時代に
よくもこんな立派なお寺を立てたものです。



天井や屋根の飾りも立派です。
また立派な灯篭もたっていますので、
ここではそれらを絵に
しておくことにしました。
それがこれ。



石灯籠をこんなに近くで
描くのは初めてですので、
気合を入れて書いたら
なかなかの絵ができたようです。
また一つ、絵の勉強も
させていただきましたかね。

太子堂は小さかったのですが、
ここもしっかりお経を
あげておきましたよ。





さて、では度胸も終わり、
帰り道に向かいましょう。
下ってきた道をてくてくと
登っていきます。

まあ、なんとか暗くなる前に
帰路につけて良かったです。

なんとか駐車場に着き、
さあ、では下りのマイクロバスに
ちょっとドキドキしながら乗り込みましょう。

続く


四国巡礼六十一番香園寺

2016年11月18日 21時41分49秒 | ウォーキング

このあたりのお寺があるのは、
愛媛県西条市です。

マンフタはこんな感じ。



合併されて今の西条市になっていますが、
カワセミは旧西条市の市の鳥です。
現在、市の花なんかは
まだ決まっていないようです。

この西条市には、
学生時代に同じ下宿で暮らした
友達が住んでいます。

彼は文系の学部で、
卒業してから父親の司法書士事務所を
継いだということです。

学生時代、仲が良かったので、
いつかは彼の故郷にも
遊びに行こうと思っていたのに
行けずじまいで、
もうお互いこんなに年寄りに
なってしまいました。

だが、やっとこの四国参りで、
彼の故郷の土を
踏むことになったのです。

ツアーなので会いに行くことは
できませんが、
まあ彼のすごしている街は
こんなとこなんだと
40年越しで確認できましたなあ。

石鎚山ふもとのいい街ですねえ。

そんなところにある62番「宝寿寺」は、
子授けのお寺でもあります。



地元の国司の奥さんが難産でいたところ、
空海の祈願で安らかに
子供が生まれたらしいのです。

また空海はこの寺に
光明皇后をイメージして彫った
十一面観音を安置しており、
それを本尊としています。

もしかしたら、地元の友達も
このお寺参りで
生まれたのかもしれませんな。

本尊内には子安観音が立っていますので、
ここではそれを絵にしておきました。



非常に安らかな顔をしている
観音さんの顔を描くのが
むつかしかったなあ。



もちろんここでもお経をすべて
済ませましたが、
どうも今回の団体さんの中には、
お経をすべて覚えておられる方が
いたようです。

ここでその人の横に立ち
読経をしていると、
まったく本も見ずに唱えてはります。

そのことに驚くとともに、
その人の声のキーが非常に高かったのです。

つられてdoironのお経も
高くなってしまって苦しかったですね~。

まあ、これはまだ周りの音に合わせて
読経をしているということなんですねえ。

もっと集中してしっかりと
お経をあげれるように
doironもお経を覚えたいものです。

まあ、とりあえず次回以降は
この人の近くには立たないでおこう
と思いました。へへ。

まあ、ここでは息子が
将来立派な孫を連れて帰ってくることを
期待しておきました。

では、次のお寺に参りましょう。

次は61番「香園寺」です。

バスで移動するときに、
先達さんが一番前の席で
次に行くお寺の紹介をしてくれます。

このときは

「みなさん、次のお寺に行ったら驚きますよ。
え?これがお寺って感じの建物が立っています。
なんとそのお寺は鉄筋のビルディングなんです」
とのこと。

こういうビルのお寺は
大阪市内なんかで
たまに見かけますが
果たしてどんなでしょう。
バスで5分くらいでもう到着です。

入っていきますと、
こんなお寺が立っていました。



おお~、なかなか大きくて
立派な建物です。

もうここはこのお寺の建物を
絵にするしかないでしょう。



それにしてもこのお寺、
お寺建設にすごい経費が
掛かっているでしょうねえ。

その費用はすべて四国詣の人たちに
よってもたらされたものなんでしょうか。

だとすると、四国詣が
いかに多くの富を四国にもたらすんだなあ
と思い、帰って調べてみたら
ちょっと違ってました。

このお寺の先代住職が
子安大師を旗印にして
全国行脚に回りました。

そして海外にまで行かれたそうです。

その甲斐あって、
当時の子安講員が20万人以上いたそうです。

そしてそんな熱心な布教活動が続き、
現在はなんと40万人を超える
信徒を持つといわれています。

安産・子育てに関して
おおくの女性からも信頼されている
このお寺の、
では本堂の中に入っていきましょう。

続く


四国巡礼六十二番宝寿寺

2016年11月17日 21時22分41秒 | ウォーキング

毘沙門天はもともと梵語で

「ヴァイシュラヴァナ」

が中国語に音感返還され、
毘沙門天になったものです。

その中国語が「よく物を聞く」
という意味から、
四天王であらわすときには
「多聞天」とあらわすそうです。

毘沙門天と多聞天は同じもの。

それが合わさって「毘沙聞天」に
なったのかもしれませんね。

勝手に言ってますがね。

まあ、いずれにしても
この本尊は七福神の一つです。
いつもの祈願にもう一つ加えて
ここではお参りしに行きましょう。

そしてこの寺にある
特徴のある石が

「成就石」

と言われる石です。

人間の大きさほどある大きな石で、
真ん中に大きな丸い穴が開いています。
目をつぶってこの石に近づき、
祈願しながら突き出した金剛杖の先が
この穴を通れば、
心願が成就するといわれています。

ここではこれを絵にしてみました。



こんなに草むらを描いたのは
初めてかなあ。
絵が硬くて荒いですねえ。
まあこれを機会にまた少しずつ
上達を目指しましょう。

じつは最初はここの絵は、
山門のところにいる
像の絵かなあと思っていたのですが、





意外に小さかったので却下です。

これが本殿、



そしてこれが大師堂です。



新たに作った手作りの勤行次第で
お参りしておきました。



ところどころ、
お経をあげる場所が狭くなるのは、
見かける限り同じ寺を
お参りしているバスが
2台いるからのようです。

ではここで問題です。

もし2台以上の車が固まってやってきて、
乗客みんなが一斉にお参りするときには
どんな困ったことが起こるでしょうか。

まあ、最初に浮かぶのは
納経の時間がかかるということですね。
今回のように45人くらいが
一斉に参ると、
ばす一台分でも時間がかかり、
乗客が先にバスに帰ってきて、
乗って添乗員を待ってる
というようなことが起こります。

添乗員に聞いたところ、
今回は納経帳が45冊。
掛け軸が6本あるとのこと。

それらを記載してもらい、
ドライヤーで乾かしながら
しまっていくという作業が
必要になります。

まあ、だから乗客が多いと
添乗員が二人必要と
いうことになるんですね。

まあ、これは普通に考えられる
困ったことです。

実はもう一つ
とても困ったことが起こります。
トイレじゃないですよ。
本殿や太子堂の前で
お経をあげる順番も
必要になってくる
ということも困りますが、
もっと困ってしまうのは

ろうそくを上げる場所、
線香を立てる場所が
いっぱいになって
あげられなくなってしまう
ということです。

今回、その対処方法を
初めて目の前で見ることができました。

実はろうそくは、少し落ち着いてから
お寺関係者が手で一斉に抜いて
鉄製の箱に彫り込んでいきます。
いやあ、上げたばかりの人には
気の毒ですが仕方がありません。

そして線香も、
ごつい手袋をはめて、
まったく見事にみんなを
引っこ抜きます。

そして抜いた後は手で
山を整えて終わり。

まあ、これもまた大変な作業ですねえ。

まあ、お寺のこういう作業が
あるからこそ、
いつもきれいな砂の山に
線香を立てることが
できているわけですね。

タイミングといい方法といい
ある意味その手際よさに
感動したものでした。

この時もバスに戻りましたが、
添乗員さんの納経帳処理を
待つような感じになりましたね。

さあ、ではまた次へ急ぎましょう

この辺りは4寺お寺が集まっていますので、
移動は短時間です。

次のお寺は62番「宝寿寺」です。
JR予讃線伊予小松駅の
近くにあるという、
便利なお寺です。

でもねえ、このお寺随分と
移動したお寺なんです。

寛永年間には今の駅のところにあったものが、
電車を引くので延期になりました。
今の駅のホームのあたりに
山門があったそうです。

だがその寺も今度は
国道11号が通るので
再度移転になり、
今の場所に移ってきたという
歴史を持つ寺なのです。

続く


熊野古道本日第1歩の結願

2016年11月16日 21時49分58秒 | ウォーキング

え~っと、現在5回目の
四国遍路を掲載していますが
ここでちょっと緊急ニュースです。

これまで、doironは4年近くかけて
熊野古道を少しずつ歩いていましたが、
本日、ついに熊野大社に着きました。

ずっと経路をたどれば
なんと滋賀県の大津市から
琵琶湖、淀川を経て
歩きでつながったことになります。

熊野三山ということで
まだこの後速玉や青岸渡寺にも
行くつもりですが
まあ、とりあえずは
結願のワンステップです。

いやあ、長かったけど楽しかったなあ。
いろんなことも勉強しました。
また歩くことで何を得ていくのか
教えてもいただきました。
歩いている感に、両親、義親4人とも
熊野を超えて天国に行ってしまわれたり、
自分自身が脳梗塞になったりと
いろんなことがありましたが
まあ、これでまた新たな毎日が
始まることになるでしょう。

また、頑張っていきますので
たまにはブログをのぞいてみてくださいね。

そうそう、今日こんなことがありました。
これもまた大切な勉強のひとつです。

今回の結願を終えて
帰宅してからジムに行ったときのことです。
まあ、この辺は変わらぬ毎日なんですが
そこでジムのテレビで驚くべきニュースが
流れていたのです。

前回のブログでちらっと取り上げた
キノコなんですが、
そのキノコのニュースを流していたのです。

その正体は

「カエンタケ」

猛毒のキノコで
手で触っただけでも
皮膚がただれるというニュースです。
このきのこが、
今各地で発生しているそうです。

doironが「蘇生の森 熊野古道」と
名づけられた道を歩いているときに
これが大量発生しているのを見ました。
そのときはブログでも
「ツノ何とかタケ」みたいな
紹介をしていましたが
実はそれが「カエンタケ」だったようです。





もし「いや、そんなんじゃないよ」と
doironの勘違いだったとしても
悪いほうに解釈する分には
問題ないでしょう。
古道を歩いている人も
きのこ類や植物、小動物類には
十分注意しましょうねと
またあらたな勉強をさせていただきましたかね。

さて、では今回の結願第1歩はどうだったのか
それは、四国、東北旅行、ドジ旅日記に
続いてアップされますので
また、暇があったら来てみてくださいね~


四国巡礼六十三番吉祥寺

2016年11月15日 21時10分27秒 | ウォーキング

タイトルはもう
今回二番目のお寺になっていますが、
中身はまだ一番目のお寺の
名前を変に伝えただけで
内容は遅れていますが、
ご了承ください。

まずはしょっぱなの昼飯です。

温泉横の建物のなかでいただきます。



いつものように、
食事作法を終えていただきます。
今回は、じゃーん!タイ茶漬け定食でした。



ご飯の上にタイを置き、
出汁をかけていただくものです。



う~ん、出汁が濃すぎたからなのか、
「タイ」の味がわからんかったなあ。

四国はやはりあったかい
うどんなんかがいいかもしれませんねえ。

おなかが膨れたところで。

さあいよいよ今回の遍路が始まります。
最初は「前髪寺」いやいや「前神寺」
へと参っていきます。

このお寺は明治以前は
あの四国の名峰「石鎚山」の別当寺でした。

役行者が開基したといわれています。

そう昨年三月に歩いた
葛城古道で何度も登場した人ですね。
彼にまつわる寺なんかも
各地にいろいろありますし、
doironがいま興味を持っているのが
あの金剛葛城山系にある
「葛城二十八宿」です。

その最初の宿が友が島にあるというので、
ドジ旅で行く時が来るのを
楽しみにしているところなのです。

そんな役行者は四国にも各地に現れ、
いろんなお寺を開基しています。

今回、後ほど尋ねる横峰寺もその一つです。

石鎚の険しい山々の姿が、
修験者の興味を引いたんでしょうねえ。
この山は日本100名山の一つ。
体がもっと自信を持てるようになったら
思う存分登ってみたい山ですねえ。

そんなところにあるこの寺に
入っていきましょう。

山門は駐車場横の広いところに
ぽつんと立っています。
とりあえずそこへ行き、
お参りのあいさつに
頭を下げておきます。



おお~、狛犬が結構立派ですねえ。

山のふもとにあるお寺
ということで静かな山道を歩いていきますと、





おや?右手の石壁のところに
何か彫られてあって
そこに水が流れ、
一円玉が何枚も張り付けられています。



そう、これがこのお寺の
特徴の一つである「御滝行場不動尊」です。

絵に描くにはここがよさそうですね。
写真を何枚もとってから、
事前に調べていたので、
お賽銭の財布に入れていた
1円玉を張り付けておきました。

で、帰宅後に描いた写真がこれ。



石鎚から湧き出してる水
って鉄分が多いのかなあ。
山号も「石鉄山」だしね。
また、石ってこうしてみてみますと、
いろんな色どりがあるんですねえ。

絵に描くとその辺がよくわかります。

そこを過ぎて本殿に行きますと、
寺の前に護摩焚き場がありますね。



定期的に護摩をたくのだと、
先達さんがおっしゃってました。

そういえば、各お寺で
催されるそういう
特別な行事にまだ出会いませんね。

この先どっかで
そんなお寺を参ることに
なればいいなあ。

そしてその後大師堂も



もちろんお参りしましたが、
この辺のお寺はどうも屋根、
瓦の飾りが立派でしたね。

木の彫り物が細かかったり、
特別な屋根瓦がおかれてあったりしました。



お参り最中、
お経をあげながら
上を見上げたりしていたなあ。

ちょっとそういうお参りにも
かなり余裕が出てきたようです。

「前は神 後ろは仏 極楽の・・・」
とうたわれた石鎚山麓の静かなお寺でした。

では次のお参りへと進んでいきましょう。

次は六十三番吉祥寺です。

この寺の本尊は、
四国霊場唯一の毘沙聞天です。

と書くと、

あれっ字を間違えているぞ
という方がいるかもしれません。
そう、ふつうは毘沙門天と
書くのが普通なんですが、
ここのお寺では「毘沙聞天」と書くそうです。

毘沙門天の考え方と
何か違いがあるのかなあ
なんて思いながら、

続きます。


四国巡礼六十四番前神寺

2016年11月14日 21時20分24秒 | ウォーキング

ブログもようやく
四国参りの順番がやってきました。

今回は5回目の渡航です。

渡航といっても橋で渡るだけですが・・・。

今回は1泊二日で
9寺を回る予定です。
ツアーの手配はすべて
首Dさんがやってくれます。
ありがたいことですし、
ツアーの前日には集合場所と
時刻をメールで送ってくれるので、
ヒマなdoironでも間違わずに
参加することができます。

今回のツアーも、
8時20分になんば集合です
と連絡をいただきました。

朝の通勤電車で出かけます。
で、四国ツアーの中でも、実は
この電車がいつも難敵なんです。

宿泊用の荷物のほかに
掛け軸、天気次第で傘も持って、
満員電車に乗らないといけないからです。

なので最近はそんなに乗客のいない
各駅停車に乗って、
座っていけそうな感じで
早朝に出かけます。

今回もそんな感じで出かけました。

ところがねえ、この日は
あさイチから事件が起こってしまったのです。

ガタンゴトンと揺られて
電車は機嫌よく進んでいたのに、
大和川を超えたあたりの駅で
ピタッと止まってしまったのです。

ぐわー、事故なのか?
それとも故障なのか?

駅員がホームを走っているのを見ると
不安が広がります。
もし出なかったらどうしようと
頭の中がぐるぐる回ります。

まもなく車内放送が有り、
社内で体調を崩した人がいたので
救急搬送したため
遅れているとのこと。
まもなく発車します
という案内があったときは、
ほっと一息つきました。

まあ、少し時間に余裕をもって
出かけているので
問題はないでしょう。

doironの最初の到着予定より
10分くらい遅れて
集合場所に到着。
でも、バスの出発まで15分ほどあります。
やれやれと胸をなでおろしたのです。

しかし待てよ。
首Dさんがまだ来ていません。
前日にメールまで暮れて案内してくれて
いるので間違えるはずがありません。
これは何かあったのか。

予定まであと10分くらいなのですが、
あの各駅停車のせいで
ダイヤが乱れているという
可能性があります。
電話をしてみましたが、
出てくれません。

そして出発予定時刻も来ましたが、
まだ到着していません。

バスにはもうみんな乗っています。

うひゃーと思っていたところで
電話があり、10分ほど遅れるとのこと。
ツアーの人に言いますと、
「大丈夫ですよ」と言ってくれますが、
バス内の他の乗客には
申し訳ないですねえ。

で、結局10分遅れて到着し、
なんとかバスはスタートできたのでした。

理由を聞くと
「各駅に揺られて難波に向かっていたけど、
ふと気が付いたらどうも間に合わないぞ」
ということで快足に乗り換えたんだが、
時すでに遅しだったとのことである。
ま、なんとか滑り込みセーフである。

いやあ他の乗客さんたちに
迷惑をかけましたので、
乗車時に満員の乗客に
コックリと頭を下げておきました。

バスは、今回も淡路島を
通過して進んでいきます。



やっぱりこのコースが
一番早いのかなあ。

幸いこの日は神戸の渋滞もひどくなく、
予定通りに最初の休憩所に到着です。

いやあ、スタートは遅れたけれど
ここでもう挽回できたようですね。

今回は添乗員が女性二人で
先達は前回と同じ男の方でした。

高野山参与と肩書で、
80を過ぎたので、
下界に降りて先達などをしながら
のんきに暮らしているそうです。

ここでガイドさんから説明がありました。

明日の一番に計画している
お寺を今日中に行けたら行きたい
とのことです。
そうしないと明日の帰りが
夜の九時ころになるとのこと。

ひゃあ~遅れたせいで
行けなかったら責任感じますねえ。
頑張って回ってもらいましょう。

今回最初に行くお寺は

64番前神寺です。

「前髪寺」だったらありがたそうやのに~
と言ってると、
首Dさんが、僕は
「てっぺん髪寺」がいいんだけどなあ
とつぶやいておられました。

doiron同様ちょっと
四国巡礼の趣旨を
いいように勘違いしていますね。へへ

ではその前神寺に向かうかといいますと、
そうではなく移動に時間がかかるので、
まもなくお昼なのでまずは腹ごしらえです。

予定してあった石鎚山ハイウェイオアシス
「椿温泉」へと到着です。



どんな昼食かなあ~



と続きます。


西国三十三所 和歌山の紀三井寺

2016年11月13日 21時30分11秒 | ウォーキング

昨年の7月後半に和歌山の名草山に登った。

ここは西国三十三所の
二番札所である金剛宝寺、
別名「紀三井寺」の背後に
そびえる山だ。

なかなかいい山でした。
アナグマもいたなあ。

なぎさが近くに見えるから
「名草」山なんだそうだ。
そうもうここからだと
和歌浦港もすぐ近くなのだ。

そんな山のふもとにある
紀三井寺にはそうやなあ、
これまで10回くらいは行ったかなあ。
むかし、両親に連れられても何回か行った。

数珠を買いたいので
連れて行けといわれたり
もちろん三十三所巡りをしていた
両親が納経書をもっていく
というのでつれていったりもした。

そうそう車の免許を取って、
一度高速道路を気持ちよく走ってみたくて、
姉婿の車を借りて
初めての遠出をしたのもここだったな。

ほかにも、マラソンの帰りや
海水浴の帰りなんかにも
立ち寄ったという記憶があるので、
まあまあなじみのあるお寺なのだ。

なので、これから納経してもらいに
参内するときに、お寺だけでなく
和歌浦港をぶらぶらっと
歩いてみようかなあと
考えていたこともあったのだが、
今回はこのお寺以外に
立ち寄りたいところが
もう一か所あったので、
そこにも寄って行ってみるかと
計画をしたのでした。

10月末の土曜日に、
車でプラッと出かけてみました。

一度寄ってみたいなあ
と思っていたのは、
高速道から出て和歌山市街地に向かう
途中にある紀伊国一宮

「日前神宮(ひのくまじんぐう)」です。


熊野古道を歩いているときに、
大阪から和歌山に入ったころに
この神社の名前があちこちに出てきました。
古道とは少し離れていますが、
上皇たちの一行は
この神社によく立ち寄ったと
あちこちに書かれてありましたな。

ナビ通りに車を走らせ、
駐車場に入っていきますと、
おお~参拝者は無料だそうです。

神社の説明が書かれてありますが、
ちょっと説明が大層すぎて
意味が読み取れません。



どうも岩戸隠と関連のある鏡が
祀られているようなことが
書かれているのかな。

ここの鏡は伊勢神宮の八咫鏡と
同等のものであるといわれているそうです。

じっくり拝み、



境内をぐるりと回ってきました。



井戸があったり、



社林の何でもない部分が



祀られてあったりで、
よーく調べたらいろんな話が
出てきそうですね。

また調べてみましょうかね。

とりあえずその日は目的地の
紀三井寺へと向かいました。

え~っと、ゆっくり家を出てきたので
このあたりでお昼です。

参道のお店に入って昼食にしましょう。

頼んだのがエビフライ丼。
これがねえ、エビがでかくて、
でかくて、しかも2匹が
入っておりなかなか堪能しましたね。

エビがでかすぎて
写真を忘れてしまったくらいです。

モグモグ、モグモグ

あ、車なのでビールはなしですよ

はい。
おなかも落ち着いたところで
ではお参りに行きましょう。

ここは名草山の山麓に
張り付くようにしてあるお寺なので、
階段をいっぱい上ります。

途中、こんな三井の井戸がありました。



名草山の水が湧き出す
三つの井戸もこの周辺にあるようで、
そのため紀三井寺という名前で
呼ばれています。

そういえば、熊野古道の道標も、
このお寺があちこちで
目的地になっていましたね。

階段は干支の数だけとかいって
設けられています。



まあ、この寺を絵にかくとしたら、
この階段の絵になりますかね。

こんな感じ。



本堂まで上がっていくと、
これが桜の標本木ですね。



おお~そしてここには
千度石があります。



百度石は今まで100本以上撮りましたが、
千度石は初めてです。
道を行ったり来たりと千度すれば、
うひゃあこれは効きそうですね。

いつも通りに線香、ろうそくを上げ、
納札、賽銭も入れて
お参りしてから記帳してもらいました。

これで4寺ですね。

また少しずつ集めていきましょう。


西国三十三所 茨木の総持寺

2016年11月12日 21時28分09秒 | ウォーキング

四国八十八カ所巡礼のほか
西国三十三所巡りも、
気軽に続けている。

天気がよろしくなさそうな日。
あるいは別の用事で
どこかの場所に出かけるときに、
近場の三十三所によってみる
なんてのもありだ。

先日、ちょっとわけありで
吹田まで出かけることがあったので、
その帰りに近くだろうと思われる
「茨木の総持寺」へ行くことにした。

三十三所の二十二番の札所である。

ここにはつい最近行っている。
茨木市内を歩くときに
立ち寄ったお寺だ。

今年の二月の11日のブログに
それが掲げられているが、
今回は車でその寺まで行くことにした。

以前、このお寺のブログを
乗せたところ、
その近くにあるお蕎麦屋さんが
おいしいんだよと
メールをくれた人がいたねえ。

残念ながらこの日は
そこで食事ではないのですが、
ちょっと意識して見てみよう
と車を走らせていくことにした。

駐車場に車を止めて歩いていくと、





おお~蕎麦屋の看板や
案内板がいくつもあるではないですか。
以前に来た時には
全く気付かなかったねえ。

ちょっと見る目を変えるだけで、
こういうのって目に入ってくるんだよね。

歩くのもいろいろとむつかしい。

さて、総持寺の入り口にかかった。



寺の看板は「總持寺」となっているが、
いろんな案内は
「総持寺」とあるのでこれを使います。

この水鉢は、
人が近づくと蓮の花から
水が出てくるようになっているようだ。



ハイテクですねえ。

そして、この門前にある石碑が
この寺の特徴を備えている。



このてらの本尊には木造秘仏である
「千手観音立像」があるらしいのだが、
それが彫り物の亀の上に
立っていることから、
こういうかたちになっているそうだ。

最近はちょっと昔と違うのが、
こういう千手観音菩薩と聞いたら
御真言は何だろうと思ってしまうよなあ。
(因みに「おんばざらたらまきりく」でした)

高野山真言宗のお寺で、
山号は「補陀落山」と
観音菩薩の住居、
または降り立つやまとなっています。

では階段を上がっていきましょう。



doironが降り立つやまです。

ここが本殿です。



ローソク、線香をあげて
5円玉二枚の賽銭も上げ、
三十三所用に購入した
納札も上げていきます。

そして合唱、礼拝。

う~ん、
お参りも近頃は慣れたものです。

そして、納経帳への記載は
別棟でやっていますので
そちらへ向かいましょう。

納経帳を記載してくれる
男性に渡しますと、
印鑑を押し記載が始まります。

いやあ、いつも達筆風な
書き方で記載してくれますねえ。
なんて書いてあるんでしょう。

家にある納経と比べてみますと、


これが何十年も前


これが今回のもの

いやあ書く人によって
かなり違うようですねえ。
入り口には亀の彫り物が
ありましたが、
ここには小さな容器の中に
本物のカメがたむろしています。



この寺の中の池で
最近生まれたカメのようです。

いやあ、ここのお寺の絵は
この亀にして、
絵手紙風にまとめてみましょう。

それがこれ。



いやあ、なかなか面白い
絵手紙ができたので、
これは来年のカレンダーに採用です。

これは野生にはかなり少なくなった
といわれるニホンイシガメだそうです。

これで西国三十三か所の記帳は、
最初の勝尾寺、先日の葛井寺
に次いで3寺目です。

さあて、次のお寺はどこにしますかねえ。


東北の次は友ヶ島

2016年11月11日 22時04分10秒 | 最近の出来事

東北から帰ってきました。

いやあ、いい旅でしたね。
報告をするのが楽しみです。

で、明日はジダンとの
ドジ旅日記で、
ようやく友ケ島に行きます。

長かったなあ。
頑張って立てた計画は
インフルエンザ
台風
梅雨前線
脳梗塞
となんか世間の縮図をみるような
そんな出来事に阻まれ続けましたが
ようやく実現です。

ゲストも何人か来るようです。
驚きのおじさんも参加予定です。

連絡船のこともあるので
ゆっくりのんびりと回ることは
ちょっとむつかしいようですが
目いっぱいの好奇心で
楽しんできます。
はたして、ドジ旅で
何の陰謀と戦うのか
またあらたな局面に入るのか
行ってみないとわかりません。
うう~楽しみです。

しかしねえ、遊ぶのに忙しすぎて
ゆっくりブログやる暇ないなあ。
またおちついて取り組まないとねえ。

あさ早いので、きょうもお休みです~