東北に旅行に行きました。
以前から震災で動かなくなっていた
三陸鉄道なんかに乗ってみたいなあ
とか言ってたのですが、
4月に全線開通し
落ち着いてきたことだろうから
ようやくそんなことができる旅を
してみようということになって
夫婦二人で出かけたのでした。
みちのく夫婦旅。
いろいろと資料を見ながら
計画を立てました。
結局最終的には飛行機で花巻に行って、
電車を乗り継いで青森まで旅し、
青森空港から帰ってくる
というコースにしました。
大体のコースをそう決めて、
あとは気象の状況や時間の都合、
二人の疲労具合で決めていこう
というものです。
東北には、震災後2回出かけました。
復興はまだまだ先のようやなあ
とか言いながら帰ってきたのですが、
どうなんでしょうか。
今回は、これまで歩いていた
石巻より南側ではなく
北側を旅しました。
あの津波でいえば、
徐々に被害は軽くなっているほうへの移動です。
北リアス線という
全長71キロの電車に乗って
移動していきます。
宿泊は「宮古」と「青森」の
二泊三日です。
これまでだったら、
親をショートステイに預けたり、
犬をホテルに預けたり
とかしながら出かけましたが、
もうそんな必要はありません。
心配なのは用心だけです。
そこはご近所さんと
旅行時の家の見張りを
やりあったりしているので
大丈夫でしょう。
門が開いていたり、
郵便が万一あふれていたりしたら
始末してくれるし、
万一何かあればいけないので
鍵も預けていきます。
新聞だけは止めて出かけたのでした。
初日は朝7時半頃の
伊丹からの飛行機に乗って出発です。
空港近くの駐車場を予約しておいて、
朝6時半のオープンと同時に飛び込んで
駐車し、空港まで
向こうの車で送ってもらいました。
この辺はネットでの予約ですが、
まあ余裕でしたね。
空港に着きますと、
こんな放送をやっています。
東北はちょっと天候が
あれていますので、
花巻便は着陸時に強風が
吹くようであれば
仙台空港もしくはこの伊丹まで
引き返すことがありますので
ご注意くださいという。
張り紙にもそう書かれてありました。
う~ん、仙台までだったら
なんとか旅を続けられるけど
伊丹まで戻ってきたら
こりゃちょっといけませんね。
どうせならホノルル空港に着陸します。
とかだったらいいのになあ。
なんて言いながら外を見ますと、
大阪はまあ普通の天気でした。
まあ、何とかなるだろうと
乗るしかありません。
もしトラブルだったら
まあそれも面白いかもね。
え~空港の手荷物検査施設には
行くさ気が宮沢賢治のふるさとだけに
「とびどぐもたねえでください」
と書いて貼ってあります。
なことはないか
お茶を持っていたのですが、
この検査が面白かったですねえ。
飲みかけなのでふたを
開けてくださいといいます。
え~飲むの~っていったら
「臭いでわかります」とのこと。
ふたを開けると「ハイ」結構です
とすぐに返事がありました。
ふ~ん一瞬でわかるんですねえ。
こんな顔つきの悪いおっさんの
持ってるお茶ですから、
成分分析してほしかったなあ。
もしかして最新鋭の機械に
「これは<なだ万うまみの日本茶>です。
間違いありません」とか
出たら最高なのになあ。
とまあ、手荷物検査も
何事もなく終わり。
ほぼ時間通りに登場です。
ただ、乗り込むのはバスで
運んでもらって空港の中で乗り込みます。
乗ったのは座席が左右4人ずつの
小さなJALの飛行機でしたね。
だから、待合室の状況からみて、
飛行機もガラガラかなあ
と思ったのですが、
乗ってみたら以外にも
ほぼ満員のような感じでした。
見ると小さな子供を連れた女の人や、
杖を突いた爺さんのような
男性も乗ってきます。
花巻に行くからって、
銀河鉄道の夜じゃないんですから。
ふとそんなことを考えつつ、
大阪の空から花巻へと
飛び立ってゆくdoironなのでした。