ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

熊野古道 結願間近 3

2016年11月03日 21時21分35秒 | ウォーキング

このあたり、
アップダウンが続きます。



で、道端を見ると
どうもあちこちに
小さなケルンが多すぎますね。

道端の石にもこれ。



木の切り株なんかは
ほとんど上に小さなケルンが
積まれています。





これって、もしかして林業関係者が
切り株が再び育たないような作業として
やっているのかなと思うほど、
ほとんどすべての切り株になされています。

これなんかもう、
帽子が着せられているほど!?



もし歩行者がやっているのだとしたら、
熊野古道を歩く人って
暇な人が多いのかねえ。

ま、あまり忙しい人は来ないかな。

下りきって林道のところに出ると、



あれっ、何か書いてありますよ。



「この先、熊野古道は通行できません」
だって。

うひゃー、ここまで来て進めないなんて、
どういうことだ。
少し前に前もって歩いた
知り合いもそんなことは
言ってなかったぞ。

最近の雨でこんな風になったのか?

いやあ、これは大変だと
周りを見回すと、
おお、ちゃんと迂回路が
あるではないですか。



でもねえ、これが正式ルートを
迂回して10キロ遠回りだったら
どうしようと思うと不安ですが
ちょうど地図も掲示されておりました。



それに次の目標所までの
所要時間も書かれています。



手持ち資料の時間よりも
15分程度遠回りのようですから、
まあさほど大遠回り
というほどではなさそうですね。

それにここで、
これだけ記載されているのですから、



案内もきっちりされているだろうから、
信頼していきましょう。

でもなあ、これだと
岩神王子をパスすることになるよなあ、
ちょっと残念です。

原因として土砂崩れの危険性がある
とのことなので仕方ありませんね。

まずは迂回路は
こういう林道を下っていきます。



湧き水なんかを眺めながら進んでいきますと・・・



あれ?
なにか林道のふちに
紫の花がありますね。



見てみますと、これが

カリガネソウ

という花でした。
そうやなあ、
いまから30年位前に
室生寺の近くで見つけて以来の
出会いでした。

クマツヅラ科の植物で、
近縁種は少なく・・・





まあここでは解説はいいか。

でもおかげで迂回路にも
いい出会いがありましたな。

で、その先でこんな道標を
見つけました。



ああ、なんやあ、
こんな道案内を作って
案内してるくらいだから、
通行止めは最近のことではないんですね。

だったら道も案内も
ちゃんと整備されているのでしょうと、
ひと安心です。



で、ここから道は林道を外れ
山道へと入っていきます。



もう迂回路の道案内にも
地点番号が張られていますねえ。



もし、救急が必要な状況になったら
この番号を言わねばなりませんので、
頭に入れておくと同時に、
写真もきっちり取っておきましょう。
でも一人だったら
電話もできないよなあ。
それに「圏外」が多いだろうしなあ。
けがや病気のないよう
しっかりと歩いていきましょう。

さて、迂回道はどんどん
山の中に入っていきますよ。





道沿いには「ミカエリソウ」が
沢山咲いています。



熊野古道では初めて見かけますねえ。

そして、おお~これは
初めて見る植物です。
写真と記録をしておきましょう。



かえって調べてみたら
「テイショウソウ」という
花のようでした。

人生で初めての出会いでした。

え~、この辺はというと
かなり山の中っぽいですねえ。

遠くに山の姿が見えますが、



果無山脈ってあっちのほうだったかなあ。
よくわかりません。

そんな見晴らしのいい場所で
立ったまま休憩していると、

聞こえてくるのは
風の音と鳥の声だけ。
山はこういう静かなのも
魅力の一つですねえ。

鳥の声を聴きながら、
あ、ここには「何とか鳥」がいる
ってわかったりしたらいいかもしれませんねえ。
勉強すること多すぎやなあ。

おっ、この先には動物よけの
フェンスが道に設けられています。



前回、農家の方に聞いた話では
この辺で一番厄介なのは
猿だとのこと。

ま、このフェンスは
サル除けではないですねえ。

イノシシ除け、鹿除けなんかの
施設なんでしょうね。

よっこらしょと超えながら
続く。