ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

兵庫なぎさ海道8

2017年10月04日 21時04分57秒 | ウォーキング

この「みなと八幡神社」には、



これまで一度も見たことがない
石が立っている。



これが

「迷子のしるべ石」

といわれている。
え~どうして使うんやろ。
迷子になったらとりあえず
ここまで来いということ?

それとも人生に迷子になったら
この石を拝みなさいかな?

いえいえそうじゃなくて、
この石の両サイドには
「たずぬる方」と「しらする方」と
彫られてある。

「たずぬる方」には子どもの特徴などを
かいた紙を張り、
「しらする方」には迷子を発見した人が
その旨の神をはるという
仕組みで子どもの行方を
知らせっこするというものだ。

「え~肩からカメラをつるして、
へらへら言ってるお爺さん」

あるいは

「頭にタオルを巻いて山を
駆けずり回ってるジダンのようなおじいさん」
なんて張らないでね。

まあ、そんな当時としては
珍しい石なのだ。

残念ながら昭和20年の
空襲で破壊されたようだが、
それは補修されて鉄で
巻かれて再生さるとともに、
全く新しい石で同じものも
作られているようです。

もう今のような情報社会にあっては
全く不必要なものでしょうが、
ちょっと珍しいこんな石を
再生して残しておくというのも
いい手やねえ。

京都の誓願寺前のしるべ石は
「をしゆる方」と「さがす方」
になっているようだ。
そして桑名の春日神社のものは
「たづぬ留かた」と「おしゆる方」に。

全国的には東京・浅草寺の
「浅草迷子しらせ石標」が
有名だとのことだ。

こうして数えてみたら、
全国で約30基が確認されているそうで、
大事にしておいてほしいですね。

ここの神社にはほかにも
「力石」なんかも置かれていたねえ。



さあ、ではまた歩き始めよう。



選んだコースはJR神戸線をくぐって、
線路に沿って進んでいく
ことになっている。

その途中いかつい事務所があって、
周りに外車が大量に置かれている
建物がありましたねえ。

なんかこの辺りはとても
きな臭い感じですから、
スタスタと離れていきましょう。

しばらく行くと、そこにあったのが
「新開地」の案内看板。



ああ~ここ、ここ。

これを左に曲がって、
大衆芸能の道=新開地本通り
に入っていこう。



車のあまり通らない静かな道を
歩いていくと、人の形をした
ゲートが出てくる。



このゲートのすぐ横にあったのが、
新開地劇場と



映画館。



あ、映画館の壁にdoironが
写ってますねえ。

ああ、ハリウッドスターに
間違えられてもいけませんので
慌てて身を隠すように
歩いていきます。

まあ、もともと世間から
身を隠していますが・・。

商店街は結構古いお店も



残っていますが、まあその辺の



歴史的価値はここでは
置いときましょう。



ただ、商店街を出たところにある
このお店には興味をもっていたのに、
な、なんとお休み。



ああ、ここの饅頭が
食べたかったのになあ。
食べながら宇宙空間を
ただよっているような
気持になりたかったのになあ。

え?お前はすでに
現世をただよっているではないかって。
そ、それはそうなんですけど~。

調べたら、この店はめちゃ不定休で、
正月どころか、夏場は開けていない
とかという、もう宇宙空間的な
不定休でした。

ネットで調べたら、
こんな饅頭なんだそうだ。



ああ、資料の中にあった
江戸時代など古い遺物なんか
見逃さずに来たのになあ。
ここへきて大誤算でした。

やっぱり宇宙は広いです。

このあとはもう神戸駅へ
まっすぐむかいましょう。



途中、湊川神社により



最後の参りをして、
加藤文太郎、平清盛、高田屋嘉兵衛と
知り合えた喜びを伝えておきましたよ。



全部で歩いた距離は11キロくらいと、
まあそんなに長い距離では
ありませんでしたが、
充実した一日をすごした気がしますね。

兵庫なぎさ海道、これにておしまい。