ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

防犯カメラがやってくる

2015年08月05日 21時20分04秒 | 生活

自治体を取材をしていて思ったのだが、
最近の自治体では施策を進めるにおいて
「安全・安心」をキーワードにしているところが多い。

あなたの安全を守りますよ、
というわかりやすい触れ込みで
地方の政治家たちが
信頼と実績を得ようとしているのだ。

そのため、何もそこまでというような大仰なことを、
あらたな安全の取組として標榜していたりもする。

でも多くは、これまですでに取り組んでいる様々な事業の中から
その言葉のくくりに入るものを取り出して、
それを前面に押し出しているだけというところが多い。

実際doironも某自治体の安全対策委員として、
市民目線で安全安心に関する行政の取り組みを、
微力ながらお手伝いをさせていただいてるところなのだが、
なかなか新しい取組となると、
そしてそれがまたまとまった予算を必要とすることだったりすると、
なかなか人材的にも財政的にもハードルが高い。

そのへんのことは詳しくは書けないのは残念だ。

興味のある人は、ま一杯飲みながら語りましょう。

しかし、立場を変えて
地域の自治会レベルでの安全安心の取組なら
ここに書いてもいいだろう。

昨年のわが村の自治会総会で、
地域に防犯カメラをつけてはどうかという意見が出た。

交通事故をはじめ、不法投棄、
落書き、高齢者の徘徊など、
重大なものはないものの
こんな平和な村にも事故、
あるいは犯罪などが起こったりする。

それらを防止あるいは抑止するためにも
防犯カメラをつけた方がいいんじゃないかという意見だった。

それに他所ではすでにつけているところもあるという。

そんな意見をいただいていたのだが、
当時は地域の防犯カメラ設置に
補助金制度がなかったため、
二の足を踏んでいた。

その時doironは役員として、
「今の自治体の動きから見て、
近いうちにきっと防犯カメラの設置補助の制度ができるだろうから、
その時に検討してはどうか」と言ってあった。

そして昨年末、案の定、
自治体の方でその補助金の制度化の話が出て、
今年度の予算にそれが組み込まれたのだ。

つまり目論見が当たったわけである。

そこでさっそく今年の総会で諮ったところ、
全員賛成でカメラの設置が決まった。

そのことに関して、これまで機会あるごとに
設置個数や設置場所、設置後の維持管理など
様々な議論をしてきた。

そして最近ようやく結論が出て、
今年はとりあえず1台を
公民館に設置しようということになったというわけだ。
早速補助金の申請をし、
現在審査待ちという状態になっている。

設置ということになってから、
盆踊りなどで幼馴染が集まると、
決まってバカな話になる。

「カメラに酔ってフラフラ歩いている



OOちゃんの姿が映るはずや。
嫁ハンから見せてくれと言うてきよるで」

とか

「徘徊老人に間違えられて、



警察に職務質問されてるTさんが写ってるかも」
などと言いながら盛り上がっている。

〇〇ちゃんというのは最近酔っぱらって、
家に帰る方向を間違い、
気がついたらチャリンコで南港まで行ってた
という輝かしい実績の持ち主だ。

また、Tさんは早朝散歩で二度も職務質問を受けたという
稀有な体験をしている。

「doironちゃんは絶対いちびって
カメラにブイサインしてるやろなあ」

とか

「△△ちゃんなんか、近くの溝で
立ちションしてたら、これで捕まるで」

などという話がどんどん出てきて
盛り上がっている。

それを横で聞いてた自治会長が焦って、
「誰でも見れるようなもんやないで」
と否定しにかかるのだが、
そんなことはみんな分かったうえでの
ざれごとなのである。

まあそうやってみんなの防犯に対する意識が
歪みながらでも高まっていくのは、
それこそまさにカメラの効果のひとつなのかもしれませんな。