ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

汗ボト山に風が吹く 2

2015年08月01日 21時13分36秒 | ウォーキング

踏切を渡り、こんな道を歩いていくと
再び踏切を越える。
つまり線路を縫うように歩いていくわけだ。

先ほどから、ドンドンと太鼓が鳴り、
ピーヒャラと御神楽が聞こえていたのが
この内原神社からだった。



登山道はその駐車場の脇から
階段になって始まっている。



でもふと見ると、神社の入り口に
大量のチャリンコが置かれてあるではないか。



ここでも夏祭りをしているようだ。

どうせ山歩きはそれほど長くないので
時間はあるから寄っていくことにした。
入って行くと境内に人影はなく、



一見普通の神社の光景に見える。
ところが御神楽の聞こえる方を見ると、
社殿の中に大勢の人がひしめいていて、
御祓いを受けているような雰囲気だった。



まあ、何かの例祭なんだろう。

平日に歩くことが多いけど、
先ほどの若宮八幡宮といい
日曜日に歩くとこんなところにも出くわすんやね。

御神楽のリズムにあわせて、
ここでも山の無事を祈念して、
さあいよいよ登山開始だ。

駐車場横の階段を登って行くと、



すぐ目についたのがこの看板。



ふむふむ、ここにはイノシシのみならず猿もいるんやね。

こう書いてあっても山で生き物に
ほとんど遭遇したことはないが、
注意して歩こう。

ところがこのあと山頂で
思わぬ動物との出会うことになるのであった。
それはまた後ほど。

ウバメガシの茂る山道には



結構立派な道標があって迷うことはない。



ただ、オフィシャルの登山地図がなく、
ネット上に個人がアップしている地図を持参してきたものの
あまり頼りすぎたり、
下手に地形を読んだりすると混乱しがちだ。

ここはもうひたすら道標を信じて
進んでいくのがよいかもしれないと、
これは後で思った。

実際道のあちこちに道標があり、
矢印と共に「名草山」の文字が書かれてある。



で、あらためて疑問に思ったのが
その山名の由来だ。
今さらであるが「名草山」は「なぐさやま」と読む。

かつてはさぞかし見事な草原が広がっていたのか、
あるいはお灸の材料である「もぐさ」でも採れたのか
と思っていたら全くそういう話ではなかった。

まあ、doironの貧困な想像力では
それが限界だ。

調べてみたら、
実は片男波の海に近接しているこの山には昔、
もっとすぐ近くにまで海が迫っていたそうだ。
そんなところから「なぎさ」の山といわれており、
それが変化して「なぐさ山」になり
今の漢字があてがわれた
というのが一般的な説のようである。

その名が示すように、
登り始めて20分くらいのところにある
「マリーナ台」と言われる見晴らしの良いところから



下界を眺めると、
海が近くにまで迫っていることがよくわかった。



登り始めてからここにいたるまで、
登山口にあった内原神社の御神楽の太鼓が
時折ドンドンと聞こえていたのだが、
この場所に立ってみると、
時折風に乗って威勢のいい
別の太鼓の音も混ざっているように聞こえた。

見渡してみると遠くにマリーナシティの施設が見えている手前の方に、
ジダンが行っている紀三井寺球場も
見えているではないか。



威勢のいい太鼓の音は
どうやらその球場から聞こえてきている
応援の太鼓のようであった。

ということは、も、もしかして球場の
ナイター照明のような明るさで、
スタンドでひときわ明るく輝く光が
ジダンということになる。

むむ、残念ながらタオルを被ってましたとさ。

急な登りは一段落したようで、
ここからはこんな気持ちいのいい木陰の道が続く。



そして「符ノ谷池」へ降りる分岐のところには
こんな道標があった。



ここから、地形図だと山頂まで
直登ですぐのように思えるし、
道もまっすぐついているのだが、
あえてここは道標に従って
左折することにした。

多分、見晴台経由で登る
おススメコースになっているんだろう。

このあたりはイノシシが掘り起こした跡が多い。



これなんか掘り起こしすぎて
水たまりになってしまったんではなかろうか。



と、そんなものに気をとられていると、
あれ?踏み跡がなくなり道が消えたぞ。

分岐を見逃したかと、
慌てて引き返しながら探したら、
小さな踏み跡を見つけた。

そこにはこんな小さな赤テープが巻かれてあったのだ。



やれやれと続く。