夏の歩行は山はもちろん街歩きでも
汗で全身ずぶぬれになる。
上のシャツはファイントラックの発汗シャツで
背中はさらさらしているのだが、
往生するのがパンツである。
濡れてくるとごわごわしてくるし、
気持ち悪いことこの上ない。
先日の淀川歩きの時も
ぐっしょりとおもらししたように
濡らしてしまった。
あ、それでふと思ったのが
おしっこが逆戻りしない紙おむつなら、
いつも下半身は爽やかなんだろうか。
試してみたい気もしないではない。
パンパースの山用おむつ
なんか出たりしてね。
それはともかく、
doironはボクサーパンツを穿いているので、
そういう汗ボト状態になると
一刻も早く脱ぎたくなる。
どうせズボンまで濡れるのだから
パンツなんて穿いてなくてもよさそうだ
と思ってしまうくらいだ。
え~そんなことするの?
いやいや、安心してください。
はいてますよ。
そこで、doironのずぶぬれ下半身救済のために、
先日山屋さんに行ってきた。
いつもサラサラで上半身に
さわやかな幸せ感をもたらしてくれる
発汗シャツと同じ素材のパンツを購入するためである。
店に行くと・・・ありました、ありました。
紙おむつ、ではなく
発汗パンツが発汗シャツの横に並んでいた。
見るとパッケージには、
「さらりと涼しい夏用アンダーウェア」とある。
しかも「究極のアンダーウェア」
とまで書かれてあるではないか。
さらによく見てみると、
繊維に銀イオンを練りこんであるので、
防臭効果を発揮して
「制菌効果で臭わない」そうだ。
これで安心して屁もこけるじゃないか。
おまけに伸縮性もあり、
値段も厚手のものに比べて
うんとリーズナブル。
これは買いですな。
カウンターに持っていくと、
店員はいかにも山をやってそうな女性でした。
「これは快適ですよ~」と説明してくれる。
「私も山行の時には欠かせません」とのとこ。
「でもこれはかなり薄いですよ。
もう少し厚手のもありますよ」
と何度もしつこく高い方をすすめてくるので、
「いや、うすかったらこの上に
もう一枚パンツを穿くからいいねん」
と変なゴリ押しをして無事購入。
次回の歩きの際には
ぜひ試してみたいと思っている。
で、この時に見つけた山のギアで、
以前からずっと探していたものとの出会いもあった。
これまで、コンロといえばdoironの初期の頃は、
白ガスで燃やす「ホエーブス」725。
今も納戸の奥の奥にしまってある筈だ。
奥すぎて引っ張り出すのが面倒です。
ネットにあった同型の写真がこれ。
オーストリア製なのである。
そしてそのあと使ったのが、
ガスボンベにバーナーをつけたもので、
以降ずっとこれを使っている。
今ので2台目となる。
このコンロのバーナー部分も
最近はより小さく軽量になり、
高性能化しているので、
そろそろ買い換えようかな
と思い始めた時、
山友と山に行ったときに
彼女が使っているコンロに目が止まった。
マグカップを小さくしたようなものに、
工業用アルコールを注いで
火を点けるというシンプルなものだ。
ガスボンベのようにかさばらず、
しかも軽量。
少人数で行く山なんかにはぴったりではないか。
以後、山屋さんに行くたびに
同様のものを探していたのだが
見つけることができていなかった。
それをついに見つけたのである。
これ。
総チタン製で重量は、
五徳、燃焼缶も含めて約40グラム。
大きさはハンドクリームのビンほどしかない。
使用できる燃料は、
工業用アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール)
固形燃料(メタ)、ジェル燃料と幅が広い。
扱いやすさを考えたら固形燃料がいいかもしれず、
それだと燃焼缶の部分も必要がないから
さらに軽量化される。
こちらは、パンツ2枚半くらいの
少々お高い値段であったが、
ここは迷わず購入。
店員のお姉さんも
「こんなのがあるんですね」
と興味深くしげしげと眺めていたな。
さあこれで山のギアも
ライフスタイルにあわせて、
ますます充実だ。
今秋の山は汗取りパンツを穿いて、
このコンロを持って行くんだと、
メラメラ燃えつつ(コンロだけに)
終わり。