我輩はゴーヤである。
名前は「ツルレイシ」というのが本名だそうだ。
生まれたのは、猫の額のような
小さな庭の片隅のプランターだ。
生まれたばかりの苗を
縁側の前にすえられて
上に伸びようとするツルを
無理やり横に曲げようとする
doironという変な名前のやつが
我輩の主人である。
そもそも生き物は
主人に似るというが
なるほど最近かなり大きくなって
実ってきた実が
主人に似て、ずんぐりむっくりだ。
この主人、まめにやってきて
水遣りをしてくれるのは
ありがたいが
昨日も、葉っぱをがさがさしたり
実をコネコネして写真を撮ったりしている。
外から見た我輩の姿がこれ。
そして家の中から見た姿がこれ。
季節も夏真っ盛りとなって
我輩もどうじゃずいぶん育っただろう。
今年初の収穫を
買い置きのスパムで
料理をしていたようじゃが
これからまだまだ
実をつけてやるからのう。