拓木司著"禁断のパンダ"を読みました。
表紙を見てください。楽しそうな話を予想させます。
さらさらと読みやすい本でした。
だけどこれは10代、20代、そして妊婦さんは読まない
ほうがいいです。
50代、60代ぐらいになってちょっとのことでは傷つか
なくなったら読んでください。
時々頭に情景が浮かんで気分が悪くなることが何年も
続くようなことになったら嫌じゃないですか。
禁断の題材を扱った映画や小説はたまに目にします。
学生時代にそれとは知らずに映画を観てしまったことが
あります。
何年もの間なんの脈絡もなくふわっと頭に浮かんで
いやだったなぁ。
舞台はフランス料理店。
結婚式場のための教会と附属した高級で超有名な
レストランが登場します。
それともう一軒、小さくてシェフが一人で料理して
いる庶民的なレストランも登場します。
料理の場面がひじょうに鮮明です。
作者の履歴を見たらやはり料理に関わっていた方です。
教会の司祭とあろう人が地獄へ落ちるようなことを
やっているという設定もひどいです。
最後の場面もこのばちあたりめって感じです。
"このミステリーがすごい"の大賞を取った作品だそうです。
この本映像化されたのでしょうか。
絶対見たくないです。