日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ゴールドシップが神戸新聞杯快勝で菊制覇へ視界良好!ナカヤマナイトは1年半ぶりの重賞制覇。

2012年09月24日 | 競馬

9月23日は、東西でGⅡレースが2つ行われ、晴天に恵まれた阪神競馬場では菊花賞トライアルの神戸新聞杯、雨が降った中山競馬場ではオールカマーがありました。神戸新聞杯には皐月賞馬のゴールドシップが参戦、GI馬の貫録を見せつけられたでしょうか?


阪神メイン・第60回神戸新聞杯(GⅡ・芝2400m 15頭立て)は、3着以内に菊花賞の優先出走権が与えられます。このレースには、⑭ゴールドシップを始め、宝塚記念で古馬相手に5着と健闘した⑪マウントシャスタ、毎日杯の覇者⑦ヒストリカル、京都新聞杯2着の⑨ベールドインパクト、④カポーティスター、ここ4戦3勝の②ユウキソルジャーなどが出走しました。
まずスタート後の先行争いで、⑧メイショウカドマツが鼻に立ち、⑫フミノポールスター、⑬ナムラビクター、⑮ブレイズアトレイルが先行し、ゴールドシップとマウントシャスタ、ヒストリカルの有力勢は後方からの競馬でゴール板を通過しました。
1コーナーを回ったところで早くも縦長の状態となり、向正面に入り、フミノポールスターが先頭に立ち、カドマツ2番手、3番手ブレイズアトレイル、ナムラビクター4番手、5番手②ユウキソルジャー。少し離れた6番手に①ミルドリーム、中団の7番手のところにベールドインパクト、内側に③テイエムハエンカゼ、シャスタは9番手に控え、10番手⑤エーシングングン。注目のゴールドシップは11番手追走でマウントシャスタの背後をつける。⑥ロードアクレイムが12番手。後方グループは、ヒストリカル13番手、④カポーティースター後方2番手、⑩ローゼンケーニッヒが最後方。
外回り3コーナーを過ぎ、先頭集団と3番手の差が拡がり、2番手のメイショウカドマツがポールスターに接近。ベールド6番手、ゴールドシップは8番手に上がり、マウントシャスタも虎視眈々と狙っている。4コーナーを回り、ロードアクレイムとヒストリカルが大外に持ち出した。直線に差し掛かり、先頭争いで、カドマツとアトレイルの間にマウントシャスタが割り込みを図っているところで、ゴールドシップが外から抜け出して単独先頭!ラスト200mで後続を引き離す。2番手争いではアクレイムが2番手に浮上し、シャスタは3番手まで。ゴールドシップは最後悠々と先頭でゴールイン。14頭を相手に格の違いを見せつけたゴールドシップ、菊花賞へ視界良好です。


これが皐月賞馬の実力だ!単勝1番人気に支持されたゴールドシップが、2着に2馬身半差の完勝で神戸新聞杯を制しました。道中は先頭からかなり距離がありましたが、3コーナーからスパートをかけ、直線で一気に加速して外からライバル達をかわして先頭に立つと、後は持ったまま。ラスト200mは完全に独り舞台でしたね。今回のレース内容からしたら、菊花賞の最有力候補であり、2冠は間違いないでしょう。
優勝したゴールドシップ、2着のロードアクレイム、3着のマウントシャスタまでが菊花賞の優先出走権を獲得しました。セントライト記念でフェノーメノが勝ち、神戸新聞杯でゴールドシップが勝利し、ステイゴールド産駒の2頭が菊花賞の中心といえるが、フェノーメノの場合は菊をやめて秋の天皇賞に向かうというプランもありそう。22日の「九十九里特別」で快勝し、3連勝を果たした上がり馬・フェデラルホールもステゴ産駒。この馬も参戦すれば面白い存在になるかも。
ところで、ダービー馬・ディープブリランテはこの秋の目標はどこなのか未だ不明。一部では菊花賞に向かうと言われてますが、ぶっつけ本番で3000mを走らせるのは非常に厳しいのでは…。参戦しても勝負にならないでしょう。



中山のメイン・第58回産経賞オールカマー(芝2200m)は、16頭立てで争われ、2008年の春の天皇賞馬⑥マイネルキッツ、2010年オークス馬⑩サンテミリオン、⑬ナカヤマナイト、ディープインパクト産駒の⑨ダコール、札幌日経オープンを勝った②ルルーシュ、他にも連勝中の⑦ラッキーバニラ、⑯コスモファントム、③ダイワファルコン、⑧ユニバーサルバンクなどが出走しました。
揃ったスタートで始まったこのレース、スタンド前での先行争いで④コスモラピュタが先手を取り、ダイワファルコン2番手、最内のルルーシュ3番手。ナカヤマナイトとマイネルキッツは中団辺りで1コーナーを回り、しんがりの⑪スノークラッシャーは集団よりかなり遅れてゴール板を通過。何か走りに異変がありそうだ。
1コーナーから外回り2コーナーに入り、ラピュタが先頭、2番手にラッキーバニラ、1番人気・ルルーシュが3番手。4番手にダイワファルコン、サンテミリオン5番手、その後ろにコスモファントム追走。中団の7番手グループには、ナカヤマナイト、ユニバーサルバンク、外から⑭ネヴァブションが9番手。10番手に⑫ヒットザターゲット、⑮マイネルスターリー11番手、①アースシンボル12番手。キッツ14番手、ダコール15番手、スノークラッシャーは競走中止。
残り800mを切った辺りで、ラッキーバニラとファルコンが先頭集団を作り、コスモラピュタ後退。ナカヤマナイト4番手まで進出し、ファントム、ユニバンも好位置。ダコールとマイネルキッツはまだ後ろ。残り400mを通過して最後の直線に差し掛かり、ダイワファルコンが先頭に躍り出るが、ナカヤマナイトが並びかける。ユニバーサルバンクが3番手に浮上し、ルルーシュは4番手。坂を登りきり、ナカヤマナイトが前に出て、ルルーシュが最内を突こうとしたが届かず。ナカヤマナイトがゴール前で完全に抜け出して先頭でFINISH!ダイワファルコンが2着、3着争いはユニバーサルバンクとルルーシュが並んでゴールしたが、僅差でユニバン3着。

中山のオールカマーでもステイゴールド産駒が勝ちました!単勝2番人気だったナカヤマナイトが、直線でダイワファルコンを差し切り優勝。2011年2月の共同通信杯以来、約1年半ぶりの重賞2勝目を飾りました。今年に入ってからはAJCCで2着、大阪杯5着、鳴尾記念4着、宝塚記念8着と勝ちきれないレースが続きましたが、ようやく古馬の重賞で勝利を挙げました。秋のGIに繋がるステップレースに勝ち、あとはGIタイトルを獲るのみ。オルフェーヴル不在の秋天がチャンスかもしれない。
単勝1番人気だったルルーシュは4着という結果に終わり、3番人気のダコールは9着という結果に。なお、2コーナー付近でスノークラッシャーが競走中止。診断の結果右肩跛行だったため大事には至りませんでした。



来週からは秋のGIシリーズが開幕し、30日は秋の最速王決定戦・スプリンターズステークスが中山競馬場で行われます。昨年の優勝馬・カレンチャン、サマースプリント王者・パドトロワ、悲願のGI初Vを狙うロードカナロア、セントウルステークスを制したエピセアローム、「短距離界の大魔神」マジンプロスパー、ダッシャーゴーゴー、ドリームバレンチノ、スギノエンデバー、エーシンヴァーゴウ、シュプリームギフトなどが登録し、海外からは香港のラッキーナイン、シンガポールのキャプテンオブヴィアス、イギリスのキングズスタンドステークスを制したリトルブリッジ(香港)の3頭が参戦します。
GIレースの時期になると、いよいよ秋到来だな~という感じになります。競馬界にとって一番熱い季節であるこの秋は、オルフェーヴルが凱旋門賞に挑戦、ジェンティルドンナが史上4頭目の牝馬3冠制覇なるか等見どころ満載です。秋GI開幕戦のスプリンターズSは、カレンチャンが前人未到の短距離GI3連覇の偉業がかかっています。もし優勝すれば「最優秀スプリンター」と「最優秀4歳以上牝馬」のWタイトル獲得もあり得ると思います。これからはGIが続くので、日曜日は目が離せません!





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