ここ最近調子が上がらない福岡ソフトバンクホークスは、「2012年日本生命セパ交流戦」の開幕戦だった16日の東京ヤクルトスワローズ戦で14失点と惨敗し、泥沼の4連敗&4位転落。GWでの好調ぶりはどこへやら、負のスパイラルからなかなか抜け出せず、1週間近く勝利がありません。17日のヤクルト戦は、今までのモヤモヤを吹き飛ばすような一発攻勢でヤクルトを圧倒しました。
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ヤクルト ソフトバンク
1(二)田中浩康 (二)明石健志
2(遊)森岡良介 (遊)今宮健太
3(左)ミレッジ (中)内川聖一
4(右)バレンティン (左)ペーニャ
5(一)畠山和洋 (三)松田宣浩
6(三)宮本慎也 (一)小久保裕紀
7(中)雄平 (右)多村仁志
8(捕)中村悠平 (捕)山崎勝己
9(投)赤川克紀 (投)大隣憲司
1回、ホークスは2死から内川のレフト線への2塁打、ペーニャの四球で1,2塁と先制のチャンスを作りますが、松田が1塁ファウルフライに倒れて2者残塁。2回には2死から山崎がレフト前ヒットを放つも、大隣が凡退し、ヤクルト先発・赤川の前に先制点が取れません。
大隣は、初回にヤクルト先頭の田中にレフトへの2塁打を許すと、2死後にバレンティンと畠山に四球を与えて満塁のピンチを背負いますが、宮本を投手ゴロに打ち取り0点に抑えます。2回にも先頭打者を出した後、連続四球で2イニング続けて満塁のピンチを迎えますが、ミレッジを遊撃フライに打ち取り、またしても0点で切り抜けました。
両チーム無得点で迎えた3回、ホークスは先頭の明石が右中間を破る3塁打で出塁すると、2死後にペーニャの四球で1,3塁と言う場面で、松田が赤川の2球目のシンカーを捉え、レフトスタンドに飛び込む3ラン本塁打!松田の久々の一発でホークスが3点を先制します!
3点の援護を貰った大隣ですが、中盤になっても安定感の無いピッチングが続きます。4回には先頭の雄平にこの日2本目のヒットを許すと、ピッチャーの赤川にもヒットを打たれ、1死1,2塁とされますが、後続をしっかり打ち取り無失点。5回は3つの四球を与え、この試合3度目の満塁とされ、一発浴びれば逆転のピンチ。ヤクルトは中村のところで相川亮二が代打で登場。しかし、大隣は相川をチェンジアップで空振り三振に仕留め、ヤクルトの反撃を許さず。
5回裏の満塁のピンチを凌いだホークスは6回、松田が内野安打を放つと、1死1塁で多村が赤川の2球目を振り抜き、レフトスタンド中段への2ラン本塁打を放ち、2点を追加して5-0とします。7回には2死2塁でペーニャがヤクルト2番手・平井諒の素ライd-を弾き返し、レフトスタンド一直線。パリーグ単独トップの9号2ラン本塁打で7点目。
9回、ホークスは福田秀平が2塁打を放つと、2死2塁で城所龍麿のライト前タイムリーで8点目。さらに金子圭輔にもヒットが生まれて1,2塁の場面で、山崎がセンター前タイムリーを放って9点目。控え組がバットで結果を残し、この回2得点。ヤクルトはその裏にミレッジが一発を放つも時すでに遅し。ホークスが9-1でヤクルトに快勝し、5試合ぶりの勝利を挙げました。
試合結果 セ・パ交流戦 2012/05/17(木)
ヤクルト-ソフトバンク 2回戦 (1勝1敗、神宮、18:00、15448人)
Sh 003 002 202 9
Ys 000 000 001 1
【投手】
(ソ)大隣、金、森福、金沢-山崎
(ヤ)赤川、平井、久古、阿部-中村、相川
【責任投手】
(勝)大隣6試合4勝2敗
(敗)赤川8試合3勝2敗
【本塁打】
(ソ)松田5号3ラン(3回、赤川)、多村1号2ラン(6回、赤川)
ペーニャ9号2ラン(7回、平井)
(ヤ)ミレッジ5号ソロ(9回、金沢)
ホークスが1週間ぶりに勝った~!連敗が止まった~。この日の試合は、大隣投手が再三に渡りピンチを作りながらもヤクルト打線に得点を与えず、ホークス打線が松田選手、多村選手、ペーニャ選手がホームランを放ち、一発攻勢でヤクルトに前日の雪辱を果たし、連敗を4で止めました。交流戦今季初白星のホークス、得意の交流戦で猛チャージ&貯金量産と行きたいところです!セリーグども、ホークスが昨年の王者の底力を見せつけてやるから、首洗って待っとけよコノヤロー!
先発の大隣投手は、6回まで114球を投じ、被安打4・3奪三振・7四球・無失点。立ち上がりから制球が悪く、7つの四球を与え、3度満塁にされながらも、よく無失点で抑えられたなあ。秋山監督も大隣投手について「ヒヤヒヤしたよ」とコメントしておりました。自身3連勝となる今季4勝目も、この日は課題多き勝利といえるでしょう。
打線の方は全体で16安打の猛攻。明石選手はこの試合3安打の猛打賞を記録。3回の第2打席で3塁打、第4打席と第5打席でシングルヒットを放ちました。この日が29歳の誕生日だったという松田選手は、3回に先制3ランを放つなど3安打3打点の大活躍。昨年も誕生日にホームランを放っており、2年続けてのバースデー弾となりました。先週1軍に合流した多村選手は、6回に今季初本塁打を打って復活をアピール。ペーニャ選手はセリーグ本塁打王のバレンティン選手の目の前で一発を放ち、10本塁打に王手をかけました。
ヤクルトとの神宮2連戦を1勝1敗で終えた福岡ソフトバンクホークスは、19日と20日は東京ドームで読売ジャイアンツとの2連戦を戦います。巨人は現在5連勝中で、開幕時は横浜DeNAと最下位争いをしていましたが、いつしかAクラス入り。今度の2連戦には攝津正投手と、岩嵜翔投手が登板予定。好調・巨人の勢いを止められるでしょうか?アウェーで連勝できれば、快進撃に繋がると思うんだけど…。