プロ野球も後半戦に入りましたが、パリーグ首位の福岡ソフトバンクホークスは、18~20日のオリックスとの3連戦を1勝2敗で負け越しました。いま首位だけど、7月はうまく波に乗りきれてないですね…。22日からは埼玉西武ライオンズとの3連戦。この3連戦を勝ち越して、再び勢いづけばといいのですが…。
両チームのスタメン
ソフトバンク 埼玉西武
1(遊)今宮健太 (左)栗山巧
2(二)本多雄一 (中)秋山翔吾
3(中)柳田悠岐 (一)メヒア
4(一)内川聖一 (指)中村剛也
5(指)長谷川勇也 (二)浅村栄斗
6(三)松田宣浩 (三)渡辺直人
7(左)中村晃 (右)金子侑司
8(右)吉村裕基 (捕)炭谷銀仁朗
9(捕)鶴岡慎也 (遊)永江恭平
(投)和田毅 (投)髙橋光成
ソフトバンク・和田VS西武・高橋の先発で始まったこの試合、和田は初回に1死1,3塁のピンチを背負いますが、西武4番・中村剛を遊撃フライに打ち取ると、飛び出した3塁走者を見た遊撃手・今宮が、3塁に送球してアウト。ダブルプレーで立ち上がりのピンチを切り抜けます。しかし2回、先頭の浅村に2塁打を浴びると、2死3塁で炭谷にセンター前タイムリーヒットを打たれ、先制点を許します。
ホークス打線は2回まで西武先発・高橋の前に無得点に抑えられますが、3回に先頭の吉村がヒットで出塁すると、内野ゴロの間に3塁まで進塁。2死3塁となり、本多が初球を逆方向へ弾き返し、レフト前タイムリーヒットで1-1の同点とします。
勝ち越したいホークスは4回、内川と松田のヒット、中村晃の四球で1死満塁と勝ち越しのチャンスを作る。しかし、吉村が併殺打に倒れて無得点に終わります。5回、1死走者無しで今宮が高橋の4球目のスライダーを捉え、レフトホームランテラスへのソロ本塁打!ホークスが2-1と勝ち越しに成功します。
6回、和田が西武上位打線を3者凡退に抑える。その裏のホークスの攻撃では、先頭の長谷川が左中間フェンス直撃の2塁打を放つと、続く松田が西武2番手・武隈祥太からレフト前タイムリーヒットを放って1点を追加。この後、中村晃の犠打、吉村の四球、吉村代走・城所龍麿の盗塁で1死2,3塁と攻め立て、鶴岡が西武3番手・岡本篤志の2球目を叩き、左中間を破る2点タイムリー2塁打。この回2本のタイムリーヒットで3点を奪い、5-1と突き放しました。
7回、和田が先頭の中村剛にレフトスタンドへの一発を浴びて1点を失ったが、後続をしっかり打ち取り3アウト。その後、8回に2番手・スアレス、9回は守護神・サファテが0点に抑えて試合終了。ホークスが5-2で西武を下しました。
2016年7月22日 パリーグ ヤフオクドーム
ソフトバンクVS西武 10回戦
<ソフトバンク6勝3敗1分け 観衆:38,500人>
L|010 000 100|2
H|001 013 00X|5
[勝] 和田(10勝3敗)
[負] 高橋光(3勝7敗)
[S] サファテ(0勝5敗30S)
[本] 今宮(ソフトバンク/7号)、 中村(西武/13号)
今回の試合は、先発の和田投手が7回まで2失点の好投を見せると、打線も今宮選手の勝ち越しホームランなど5点を奪いました。また青ユニフォームで負けるんかと思ったけど、3連戦の初戦に勝ったことで、後半戦初の勝ち越しもあるかもね。ホークスは水曜日のオリックス戦に続いての連勝です。
和田投手は7回まで97球を投げ、被安打5・5奪三振・無四球・2失点という内容。初回にに2本のヒットを浴びたものの相手のミスに助けられ、2回には先制タイムリーを許したりと序盤は苦しみましたが、3回から6回まで4イニング連続で3者凡退と上手く修正しました。6月24日の楽天戦で9勝目を上げた後、2試合勝ち星がありませんでしたが、ようやく10勝目に到達です。いやぁー1か月ぶりでしたねぇ。和田投手自身にとっても5年ぶり8度目の2ケタ勝利となりました。
和田投手の2ケタ勝利も目出度いけど、守護神・サファテ投手が両リーグ最速の30セーブ目を挙げました。ホークス移籍後は3年連続の30セーブ、この調子でパリーグ新記録、さらにはプロ野球記録の46セーブを超えて欲しいところ。
打線の方はチーム全体で9安打。3回に同点タイムリーを打った本多選手と、6回に追加点のタイムリーを打った松田選手が、ともに2安打1打点をマーク。5回に逆転アーチを放った今宮選手、甘く入った変化球に反応し、レフトホームランテラスに突き刺しました。自身もこれで自己最多に並ぶ今季7発目。2ケタ本塁打まであと3本ですね。
23日・土曜日の予告先発は、ソフトバンクはここまで8勝0敗の千賀滉大投手、対する西武は十亀剣投手となっています。千賀投手は前回登板のロッテ戦で8回無失点の好投。西武戦は4試合登板して2勝を挙げています。千賀投手の不敗神話は継続されるのか?