パリーグ首位をひた走り続ける福岡ソフトバンクホークスは、19日から神戸&大阪でオリックスバファローズとの3連戦を戦っておりますが、初戦は3回ノーゲーム(大場翔太が危険球退場)、20日は9回サヨナラ負け。しかし、2位・日本ハムが西武に連敗したため、優勝へのマジックナンバーが「13」となりました。それでもマジックは減るもんだな。21日は台風15号の影響で東京ドームなどで試合が中止となりましたが、京セラドームでのオリックスVSソフトバンクは予定通り開催。3戦目はソフトバンク・和田毅、オリックス・寺原隼人の先発で始まりました。
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1(遊)川宗則
2(二)本多雄一
3(左)内川聖一
4(指)カブレラ
5(三)松田宣浩
6(中)長谷川勇也
7(右)多村仁志
8(一)福田秀平
9(捕)細川 亨
(投)和田 毅
ホークスは序盤から寺原を攻め立て、初回に先頭の川崎がヒットで出塁すると、本多がきっちりと犠打を決めて1死2塁と得点圏に走者を進めます。2死後、カブレラが低めのストレートを弾き返しセンター前タイムリー。2塁から川崎が生還して1点を先制します。続く2回、多村のヒット、細川の内野安打で2死1,3塁と追加点のチャンスに、川崎が高めのスライダーを叩いてセンター前へのタイムリーヒットで2点目を奪います。この後、本多のヒットで2死満塁と突き放すチャンスでしたが、内川が凡退して3者残塁…。
先発の和田は、初回に2死から後藤にヒットを許すも、4番・T-岡田を遊撃ゴロに打ち取り無失点できりぬけると、2回は3者凡退に抑え、3回には先頭打者を出してしまいましたが、梶本を三振、阪口を併殺打に仕留め、オリックスの反撃を許しません。
2点リードの4回、先頭の福田がセンター前ヒットで出塁すると、細川の犠打で2塁に進み、川崎の場面で3塁への盗塁を成功させ、自らの俊足でチャンスメイク。1死3塁で川崎がきっちりと犠牲フライを放ち、3塁から福田がホームインして3点目を奪いました。
序盤の3イニングを無失点に抑えた和田は、中盤に差し掛かると調子を上げてきます。4回に1死から後藤をチェンジアップで空振り三振を奪い、続くT-岡田にもチェンジアップで空振り三振に仕留め、2連続三振で3者凡退。5回と6回は打たせて取るピッチングで3者凡退。4回から6回まで3イニング連続3者凡退とオリックス打線を沈黙させます。
終盤に入った7回、ホークスはヒットと四球で1死1,2塁とダメ押し点のチャンスにカブレラが併殺打。その裏に和田が後藤にレフト前ヒットを浴びるが、T-岡田を併殺打に打ち取り0点。和田は8回以降も続投し、9回に先頭の鈴木に2塁打を浴びたが、後続をきっちり抑えて試合終了。和田が9回を投げ切り、オリックス打線を完封しました。
試合結果 パ・リーグ 2011/09/21(水)
オリックス-ソフトバンク 20回戦
(オリックス10勝9敗1分、京セラドーム大阪、18:00、17701人)
Sh 110 100 000 3
Bs 000 000 000 0
【投手】
(ソ)和田-細川
(オ)寺原、比嘉、高宮、吉野、香月-鈴木
【責任投手】
(勝)和田23試合13勝5敗
(敗)寺原22試合11勝9敗
和田投手、見事なピッチングで9回完封勝ち!打線もオリックス先発・寺原投手を序盤で攻略し、4-0で勝利しました。ホークスはVSオリックス戦の連敗を4で止め、優勝へのマジックナンバーを12としました。順調にマジックが減ってますね。また、この日は日ハムの試合が無かったため、ゲーム差は8.5に開きました。
この日の先発の和田投手は、9回まで29人の打者と対戦して114球を投じ、被安打4・4奪三振・無四球・無失点という内容。ランナーを出しながらも打たせて取り、3塁を踏ませないピッチングでオリックスの反撃を終始許しませんでした。和田投手は今季2度目の完封勝ちで13勝目です。さすがエースだ。
打線の方はチーム全体で12安打。結構ヒット打ちながらも3点しか取れなかったか…。川崎選手と本多選手がともに3安打の猛打賞をマーク。川崎選手は2打席目にセンター前タイムリー、3打席目には3点目となる犠牲フライを放ちました。本多選手はこの試合盗塁を2回決め、今季51盗塁と2年連続盗塁王へ大きく前進。また、内川選手がこの試合で規定打席に到達。打率.336は文句無しでパリーグトップ。もう首位打者は決定的でしょう。
優勝までM12の福岡ソフトバンクホークスはこの後、23日からクリネックススタジアム宮城にて東北楽天ゴールデンイーグルスとの3連戦が控えています。この3連戦は苦手としている田中将大が出てくるかも…。とにかく楽天に勝ち越して優勝へ一直線ダー!