2019年最初のダートGⅠ競走・第68回川崎記念(GⅠ・ダート2100m 11頭立て)が30日、川崎競馬場で行われました。JRA勢からは、前回の川崎記念覇者②ケイティブレイブ、おととしの優勝馬⑧オールブラッシュ、不振脱出を狙う⑤アポロケンタッキーといったGⅠ馬3頭の他に、名古屋グランプリ2着⑥ミツバ、④コパノチャーリー、⑨サルサディオーネの6頭が参戦。地方勢からは川崎所属の⑩ツィンクルソード、①ポッドジョイ(大井)、③アサクサポイント(愛知)らが参戦しました。
好スタートを決めたサルサディオーネが先頭に立つと、コパノチャーリーが2番手、3番手にミツバ、ケイティブレイブは4番手、アポロケンタッキーが5番手。中団6番手にオールブラッシュ、7番手ポットジョイ、8番手にツィンクルソード、9番手⑦カガノカリスマ(笠松)。後方は⑪コスモマイギフト(笠松)とアサクサポイントが並ぶ。
1周目の4コーナーを回ってスタンド前に差し掛かるところで、サルサディオーネが単騎の逃げを打つが、オールブラッシュが外から上がって2番手まで進出。ケイティブレイブは4番手、アポロケンタッキー5番手、ミツバ6番手でスタンド前を通過した。
1コーナーを回ったところで縦長の展開になり、2周目向正面に入り、サルサが単独先頭、ブラッシュ2番手、ケイブレとコパチャリが3,4番手で並ぶ。その後ろの5番手にアポケン、ミツバ6番手。その後はポット、ツィンクル、カガカリ、アサクサ、マイギフトと続く。
3コーナーで今度はブラッシュが先頭に立ち、ケイブレ2番手、ミツバ3番手。アポケンが4番手に上がり、サルサは後退。
最後の直線コースで、内からオールブラッシュ、ミツバ、ケイティブレイブの3頭が競り合う。残り200mで3頭が並び、ラスト100mあたりでミツバが抜け出してゴールイン!2番手にケイティブレイブ、オールブラッシュは最後遅れました。
川崎記念 全着順&払戻金
1着⑥ミツバ 2分15秒0
2着②ケイティブレイブ 2馬身1/2
3着⑧オールブラッシュ クビ差
4着⑧アポロケンタッキー 1馬身1/2
5着④コパノチャーリー 大差
6着⑦カガノカリスマ
7着⑨サルサディオーネ
8着①ポッドジョイ
9着③アサクサポイント
10着⑩ツィンクルソード
11着⑪コスモマイギフト
単勝 ⑥ 700円
複勝 ⑥ 120円 ② 100円 ⑧ 100円
枠連複 2⃣-6⃣ 280円
枠連単 6⃣-2⃣ 1,410円
馬連複 ②-⑥ 270円
馬連単 ⑥-② 1,240円
ワイド ②-⑥ 130円
⑥-⑧ 200円
②-⑧ 120円
三連複 ②-⑥-⑧ 220円
三連単 ⑥-②-⑧ 2,960円
今年最初のダートGⅠは、ケイティブレイブ、オールブラッシュ、ミツバの3頭が激しく叩き合い、ゴール前抜け出したミツバが1着になりました。連覇を狙ったケイティブレイブは2着、オールブラッシュは3着でした。アポロケンタッキーはその後の4着、カガノカリスマが地方勢最先着の6着に入り、もう1頭の中央馬・サルサディオーネは7着でした。
勝ったミツバは、7歳にして念願のダートGⅠ初制覇。昨年とおととしのマーキュリーカップ(盛岡)で連覇していて、重賞レースは通算3勝目。父のカネヒキリは、10年前の2009年にこのレースを勝っており、父子制覇となります。また、カネヒキリ産駒はGⅠ級のレースで初勝利。カネヒキリも天国で喜んでるだろうなぁ。
ミツバは2周目の向正面時点では5番手を追走し、3,4コーナーのところでは3番手。直線ではオールブラッシュとケイティブレイブの間に入り、狭い所から強引に突き抜け、最後は2着に2馬身半の差をつけました。ミツバも和田竜二騎手も凄い根性を出しましたねぇ。最近のダート界はルヴァンスレーヴ、オメガパフューム、コパノキッキングといった4歳世代の活躍が目立つけど、たまには遅咲きのベテラン馬がGⅠを勝つのも良いですね。ミツバ陣営のみなさん、GⅠ初勝利おめでとうございます。