日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

リバティアイランドがオークスで6馬身差の圧勝!2年連続で2冠牝馬誕生だ!

2023年05月21日 | 競馬

3歳牝馬クラシックの第2戦・第84回オークス(優駿牝馬 GⅠ・芝2400m 18頭立て)が21日、東京競馬場で行われました。今年のオークスは、桜花賞で大外から豪快な差し切り勝ちを見せた⑤リバティアイランドが、オークスで2冠達成なるかに注目が集まりました。リバティアイランド以外にも、桜花賞2着⑨コナコースト、エフフォーリアの妹⑭ペリファーニア、クイーンカップを勝った⑫ハーパー、フローラステークス優勝⑥ゴールデンハインド、同レース2着⑩ソーダズリング、女王を唯一負かした馬①ラヴェル、ディープインパクト最終産駒②ライトクオンタム、母は2015年オークス馬ミッキークイーン⑪ミッキーゴージャス、母は2014年オークス馬⑱イングランドアイズなどが参戦しました。


単勝オッズは、リバティアイランドが1.4倍で断然の1番人気。2番人気はハーパーで8.8倍。10倍以下は2頭だけで、3番人気以降はコナコースト、ゴールデンハインド、ソーダズリング、⑯ドゥアイズ、⑱シンリョクカと続きました。


正面スタンド前のスタートで、ドゥアイズが少し出遅れ。リバティアイランドは好スタート。先行争いでライトクオンタム、④キミノナハマリア、イングランドアイズの3頭が先手を主張。ゴールデンハインドは先行できず。リバティアイランドとハーパー、ペリファーニアとソーダズリングは中団グループ、コナコーストは中団より後ろの位置につけた。
1,2コーナー中間を過ぎて、向正面に入るところで、ライトクオンタムが先頭、キミノナハマリア2番手、3番手ラヴェル、4番手にイングランドアイズ、5番手ゴールデンハインド。6番手⑧レミージュ、内側7番手にリバティアイランド。その後ろの8番手にハーパーが追走している。9番手シンリョクカ、10番手⑦ヒップホップソウル、11番手ペリファーニア、12番手ソーダズリング。後方勢は13番手コナコースト、14番手ドゥーラ、15番手ミッキーゴージャス、16番手キタウイング、17番手⑮エミュー、ドゥアイズがしんがり追走。
縦長で3コーナーを回り、先頭集団はクオンタム・キミマリ・ラヴェル・イングランドの4頭。ハインド5番手、アイランドは内側6番手。ハーパーとシンリョクカもアイランドを見ている。ペリファーとソーダズはまだ中団、コナコーとゴージャスは後方。
4コーナーを過ぎて最後の直線に差し掛かり、残り400mでラヴェルがライトクオンタムをかわして先頭、馬場の真ん中からリバティアイランドが上がって来る。後続からハーパー、ヒップホップソウル、シンリョクカ、大外からソーダズリングとドゥーラも追い上げる。残り200mでついにリバティアイランドが先頭に立ち、そのまま一気に突き放しにかかる!ラヴェルが2番手で頑張るところを、ドゥーラとハーパーが襲い掛かる。しかし、リバティアイランドが後続との差を拡げ、堂々と先頭でゴールイン!リバティアイランド圧勝で2冠達成!


【オークス 全着順】
1着⑤リバティアイランド  2分23秒1
2着⑫ハーパー        6馬身
3着⑬ドゥーラ        クビ差
4着①ラヴェル        3/4馬身
5着⑰シンリョクカ      3/4馬身
6着⑦ヒップホップソウル
7着⑨コナコースト 
8着⑩ソーダズリング
9着⑯ドゥアイズ 
10着⑧レミージュ
11着⑥ゴールデンハインド 
12着⑭ペリファーニア 
13着⑮エミュー 
14着⑪ミッキーゴージャス 
15着③キタウイング 
16着⑱イングランドアイズ 
17着②ライトクオンタム 
18着④キミノナハマリア

【払戻金】
単勝 ⑤ 140円
複勝 ⑤ 110円  ⑫ 180円  ⑬ 1,090円
枠連 3⃣-6⃣ 490円
馬連 ⑤-⑫ 590円
馬単 ⑤-⑫ 680円
3連複 ⑤-⑫-⑬ 16,840円
3連単 ⑤-⑫-⑬ 34,140円
ワイド ⑤-⑫ 300円  ⑤-⑬ 2,610円  ⑫-⑬ 8,810円


圧倒的1番人気のリバティアイランドが、桜花賞に続きオークスも制覇!昨年のスターズオンアースに続き、ドゥラメンテ産駒から2冠牝馬が誕生しました。アイランドから6馬身も離れた2着にはハーパーが入り、3着には13番人気の伏兵・ドゥーラが入線。ドゥーラは昨年の札幌2歳ステークスを勝っていますが、マイル戦で2桁着順続き。しかし、距離延長で持ち前の力を発揮しました。このレースではドゥラメンテ産駒が2頭も馬券圏内です。
3番人気だったコナコーストは7着、4番人気のゴールデンハインドはハナが奪えなかったのが響いて11着。ディープ最終世代のライトクオンタムはブービーの17着でした。
リバティアイランドは阪神JF、桜花賞に続きGⅠ3連勝。JF→桜花賞→オークスの「牝馬世代GⅠ3連勝」は、ブエナビスタとアパパネに次いで3頭目。鞍上の川田将雅騎手は、2012年のジェンティルドンナ以来となるオークス2勝目、中内田充正調教師は同レース初勝利。マイルGⅠに強い中内田厩舎が、2000m以上のGⅠを勝ったのは初めてとなります。
いやぁ、すごく強かった!前走は大外一気の追い込みを見せましたが、この日は6番手で追走し、残り200mで先頭に立ってからそのまま独走。2着とは6馬身の大差をつけました。11年前のジェンティルの時は5馬身差を上回る圧勝劇でしたね。ちなみに、過去のオークスで6馬身差をつけて勝ったのは1939年のホシホマレ、1954年のヤマイチの2頭のみです。
リバティアイラインドの桜花賞のときのレーティングが116でしたが、今回6馬身差で圧勝したので、ソールオリエンスの「120」を上回る数字が出てもおかしくないと思います。ていうか、日本ダービーに出ていたら、牡馬といい勝負ができたんじゃないかなぁ。
牝馬3冠に王手が懸かったわけですが、昨年のスターズオンアースはオークスの後に骨折し、秋華賞で3着に敗れて3冠を逃しました。あと、父のドゥラメンテも2冠達成後に骨折してるんだよな・・・。「敵はケガだけ」のリバティアイランドは、元気に夏を乗り越えられるでしょうか。



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