2018年のダートGⅠ競走第1弾・第67回川崎記念(GⅠ・2100m 10頭立て)が31日、川崎競馬場で行われました。JRA勢からは、ダートGⅠ3勝④サウンドトゥルー、帝王賞を勝った⑥ケイティブレイブ、2016年JBCクラシック以降勝てていない③アウォーディー、最近調子を落とし気味な⑦アポロケンタッキー、前走名古屋グランプリを勝った⑨メイショウスミトモ、金星を狙いたい⑧グレンツェントの6頭が出走。地方勢は、報知オールスターカップ覇者⑩ディアドムス(大井)、②コスモカット(大井)、①イッシンドウタイ(川崎)、⑤キャッスルクラウン(船橋)が参戦しました。
単勝のオッズは、1番人気ケイティブレイブ(2.7倍)、2番人気サウンドトゥルー(3.0倍)、3番人気アウォーディー(3.8倍)。4番人気以降はアポロケンタッキー(6.1倍)、メイショウスミトモ、グレンツェントと中央勢が占めました。
スタートでケイティブレイブがポンと飛び出して先手を奪う。アポロケンタッキーが2番手につけ、内側3番手にグレンツェント、外側にメイショウスミトモ、5番手にアウォーディー。6番手にディアドムス、7番手コスモカット、8番手キャッスルクラウン、9番手サウンドトゥルー、最後方にイッシンドウタイと続く。
1周目のスタンド前に差し掛かり、先頭のケイティブレイブがペースを落とし、アポロケンタッキー2番手、グレンツェント3番手は変わらず。アウォーディー5番手、サウンドトゥルーは8番手でゴール板を通過。
1,2コーナーを通過して2周目の向正面に入り、アポケンが逃げるケイブレに差を詰めようとするが、ケイブレが再び引き離す。グレンツェント3番手、4番手スミトモ、その後ろの5番手にアウォーディー。中団6番手にドムス、その外側からサウトゥルが上昇。後方は大きく離され、キャッスル、カット、イッシンと続く。
3,4コーナー中間のところで、ケイブレがラストスパート。アポケン,グレン,アウォーディーも追いかけるが、その差を拡げる。サウトゥルはまだ6番手。逆転は苦しいか。最後の直線で、ケイティブレイブが突き放し、アポロケンタッキーとグレンツェント、アウォーディーが2番手を争う。ゴール前でアポケンとアウォーディーが追い上げたが、ケイティブレイブが逃げ切ってゴールイン!アポロケンタッキーが2着、アウォーディーが3番手で入線。
川崎記念 全着順&払戻金
1着⑥ケイティブレイブ 2分14秒9
2着⑦アポロケンタッキー 1馬身1/2
3着③アウォーディー 1馬身
4着⑧グレンツェント 1/2馬身
5着④サウンドトゥルー 5馬身
6着⑩ディアドムス
7着⑨メイショウスミトモ
8着⑤キャッスルクラウン
9着①イッシンドウタイ
10着②コスモカット
単勝 ⑥ 270円
複勝 ⑥ 120円 ⑦ 170円 ③ 130円
枠複 6⃣-7⃣ 680円
枠単 6⃣-7⃣ 1,170円
馬複 ⑥-⑦ 810円
馬単 ⑥-⑦ 1,480円
ワイド ⑥-⑦ 310円 ③-⑥ 190円 ③-⑦ 380円
3連複 ③-⑥-⑦ 1,040円
3連単 ⑥-⑦-③ 4,680円
今年最初のGⅠ競走は、1番人気のケイティブレイブが見事な逃げ切り勝ちを収めて優勝。終始2番手を追走していたアポロケンタッキーが2着を守り、3番人気のアウォーディーが3着。2番人気のサウンドトゥルーは4着から5馬身差の5着。チャンピオンズカップでは11着と大敗し、今回は見せ場なく敗戦。最近どうしたんだ?と言いたくもなるなあ。地方勢はディアドムスの6着が最高でした。
ケイティブレイブは昨年の帝王賞以来となるダートGⅠ2勝目をマーク。鞍上の福永祐一騎手と管理する目野哲也調教師は川崎記念初勝利。目野調教師は2月で停年を迎えるので、引退前にGⅠタイトルを獲得できてよかったですね。
帝王賞の時はスタートで躓きながらも後方から追い込みを決めて勝利。今回は好スタートを決めると、道中はスローに持ち込み、アポケンに一旦迫られるも引き離し、最後の直線でも先頭を守り切りました。完璧なレース運びで後続馬を寄せ付けなかったなぁ。ケイティブレイブはこの後、フェブラリーステークスに向かうことを表明。目野調教師に最初で最後の中央GⅠタイトルをプレゼントできるかな?