日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

牡馬も無敗王者が誕生!アルフレードがデビュー3連勝でGI制覇!

2011年12月18日 | 競馬

先週の阪神ジュベナイルフィリーズは、ブエナビスタの妹・ジョワドヴィーヴルが2戦目でGI制覇を成し遂げ、2歳女王の座に輝きました。18日は中山競馬場で2歳牡馬№1決定戦・第63回朝日杯フューチュリティステークス(GI・芝1600m)が行われました。今年はデイリー杯2歳ステークスを制した⑦クラレント、同レース2着の⑯ダローネガ、京王杯2歳ステークスを勝った⑮レオアクティブ、デビュー2連勝中の③アルフレードなどが参戦しました。


直線の単勝の上位人気は、アルフレードが1番人気(3.1倍)、2番人気がクラレント(6.0倍)、ダローネガ3番人気(8.0倍)。4番人気の④マイネルロブスト(9.7倍)までが10倍以下で、5番人気以降は①サドンストーム、②ローレルブレット、⑧ショウナンラムジ、レオアクティブ、⑫トウケイヘイローと続きました。
ちょっとばらついたスタートで始まったこのレース、ダローネガと⑥スノードンがわずかに出遅れ。クラレントもスタートが良くなかったか?それに対しアルフレードは好スタートを切った。先行争いでは、アルフレードと⑨ニンジャ、⑪マコトリヴァーサルが競り合う中、⑬ハクサンムーンが3頭を一気にかわして先頭に立ちます。2番手にニンジャ、アルフレードが3番手につけ、マコトリバーサル4番手。その後ろにマイネルロブストが5番手追走。7番手にトウケイヘイロー、8番手の位置にサドンストームとショウナンラムジが並走。中団の後ろには、ダローネガ、クラレント、スノードン、ローレルブレットの4頭が11番手集団を形成。レオアクティブが後方2番手、最後方に⑩ジョウノバッカスという展開。
残り800m~3コーナーを通過し、トウケイヘイローが上昇し、ハクサンとリヴァーサルをかわして先頭。アルフレードは4番手でまだ最内を走っている。ダローネガは大外に回り、クラレントは馬群の中。16頭が一団となった状態で4コーナーから最後の直線に入り、逃げるハクサンムーンをトウケイヘイローが並びかけるが、内側からアルフレードが抜け出して先頭に躍り出る!2番手争いはヘイローが粘るが、大外からダローネガとレオアクティブ、内からマイネルロブストがかわしにかかる。先頭のアルフレードはそのまま押し切ってゴールイン!完璧な走りで3連勝、無敗のまま2歳王者に就きました!


全着順&払戻金
1着③アルフレード      1分33秒4
2着④マイネルロブスト    2馬身
3着⑮レオアクティブ      1/2馬身
4着⑫トウケイヘイロー    クビ
5着⑯ダローネガ       1馬身1/4
6着①サドンストーム      クビ
7着⑦クラレント         1/2馬身
8着⑩ジョウノバッカス     1/2馬身
9着②ローレルブレット     アタマ
10着⑤ネオヴァンクル     アタマ
11着⑧ショウナンラムジ    2馬身1/2
12着⑥スノードン        クビ
13着⑪マコトリヴァーサル   1/2馬身
14着⑭ヒシワイルド       1/2馬身
15着⑨ニンジャ         2馬身1/2
16着⑬ハクサンムーン     クビ
払戻金
単勝 3 310円        
複勝 3 160円  4 270円  15 390円
枠連 2-2 1660円
馬連 3-4 1520円
馬単 3-4 2180円     
ワイド 3-4 630円  3-15 1160円  4-15 2680円      
3連複 3-4-15 8540円
3連単 3-4-15 30630円


今週も無敗の2歳チャンピオンが誕生!デビュー3戦目のアルフレードが、最後の直線で最内から抜け出し、最後は2着のマイネルロブストに2馬身半差の完勝。3戦3勝でGI初優勝&2歳牡馬の頂点に立ちました。優勝タイム・1分33秒4は、2004年のマイネルレコルトと同タイムで、レースレコードタイ記録。3番人気のダローネガは、大外枠とスタートで後手を踏んだのが響いて5着、2番人気のクラレントは7着に終わりました。
アルフレードに騎乗したクレイグ・ウィリアムズ騎手は、このレース初制覇で、JRAGI3勝目。先週はドゥナデンとのコンビで香港ヴァーズを制し、今週は日本でGI勝利と絶好調。来週の有馬記念ではトーセンジョーダンに騎乗してGP制覇に挑みます。また、同馬を管理する手塚貴久調教師はGI初勝利となりました。
3連勝でGI制覇を飾ったアルフレードは、父がシンボリクリスエス、母の父がサンデーサイレンスと血統的には良い馬。9月25日の中山での新馬戦で勝利を飾ると、2戦目でのきんもくせい賞では1馬身半差の快勝。3戦目となった今回の朝日杯は、初めての重賞挑戦、しかもGIというプレッシャーがありましたが、そのプレッシャーを跳ね除けての勝利。3戦とも全てマイル戦、その内中山では2勝しています。現時点ではNHKマイルカップの最有力候補、中山での皐月賞で上位に入りそうな気がします。来年以降もGIタイトルが獲れるのか期待しよう。

来週はいよいよ今年最後の大一番・有馬記念!ジャパンカップを制したブエナビスタが遂にラストラン。クラシック3冠を果たしたオルフェーヴル、秋の天皇賞馬・トーセンジョーダン、昨年の優勝馬&ドバイワールドカップを制したヴィクトワールピサ、凱旋門賞に挑戦したヒルノダムール、 最強せん馬のレッドデイヴィス(武豊騎乗!)、ペルーサ、ローズキングダム、エイシンフラッシュ、宝塚記念馬・アーネストリーなどが出走予定。2011年最後のGIを勝利するのは一体どの馬か!?



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