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暑すぎてつらい。

「大井の帝王」的場文男が、地方競馬最多の通算7152勝を達成!

2018年08月13日 | 競馬

地方競馬でもの凄い大記録が生まれました。南関東競馬のベテランジョッキーである的場文男騎手(61歳)が、12日の大井競馬第5競走で1着となり、通算7152勝目を達成。佐々木竹見さんが持っていた地方競馬最多勝利記録を更新しました。





的場騎手はその日の第5レース(ダート1200m 12頭立て)で、②シルヴェーヌに騎乗。好スタートを決めた直後、勢いよく先頭でレースを引っ張る。⑫ゴールドウィッシュにいったんは並ばれるも、先頭の座をガッチリキープ。そのまま先頭で最後の直線コースに入ると、2番手の馬を突き放し、最後は3馬身半の差をつけてゴールイン。圧勝で通算7152勝目を飾りました。
的場騎手はレース終了後、スタンド前でファンから暖かい大歓声を受けると、口取式では家族や関係者と共に記念撮影を行いました。インタビューでは「みなさんのおかげで、こんな日本一の記録が取れたことは感謝の気持ちでいっぱいです」と述べると、「あと2つになってからなかなか動かすことができなくて、『7150も勝ってるのに、一つ勝つのはこんなに難しいのか』と知らされた。正直ホッとしてます」と心境を明かしました。

的場騎手の新記録達成を受け、お祝いのコメントも相次ぎました。的場騎手の先輩だった佐々木竹見さんは「すごいよ、大したもんだよ。褒めてあげたいね」と手放しで祝福。武豊騎手も「おめでとうございます。大先輩で、尊敬の念しかないです」とコメントしました。

的場文男騎手は1973年に騎手デビューしてから、約45年間も大井競馬所属。2001年から2004年まで年間300勝を達成し、2002年に自己最多の368勝を挙げて地方競馬の全国リーディングを獲得。翌年も335勝を挙げて全国リーディングを獲得しました。2006年に通算5000勝、2008年に5500勝、2013年には通算6500勝、昨年5月の「川崎マイラーズ」で通算7000勝を達成。
地方競馬最高齢重賞勝利記録も次々と更新し、2017年6月には60歳9か月で「京成杯グランドマイラーズ」を勝つと、12月30日の「東京シンデレラマイル」でも優勝し、61歳3カ月23日に更新しました。
帝王賞、東京大賞典、羽田盃、川崎記念、かしわ記念といった南関東競馬のビッグレースを勝っている的場騎手ですが、東京ダービーは37回騎乗して未勝利。今年もクリスタルシルバーに乗ってクビ差の2着と惜敗。東京ダービーで2着になったのは10回目だそうです。地方競馬ファンからは「大井の七不思議」と言われているとか…。的場騎手の「2着10回」というのも凄い記録だと思いますが、ダービーを勝つまで辞められないでしょう。


60歳で定年退職する人もいますが、的場騎手は還暦を過ぎても第一線で活躍しているのは本当に素晴らしいです。それに激しい動きをしているから、体力も凄いんだろうと思います。的場騎手の記録は、ずっと破られないじゃないかな。大井競馬場をこよなく愛していますけど、一度でいいから中央のレースで騎乗するところが見てみたいですね。これからも通算勝利数を増やし続けるとともに、悲願の東京ダービー初制覇を目指して頑張ってください。

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