日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

アンビシャスが先行策でGⅠ馬を捻じ伏せた!ダービー卿CTは紅一点・マジックタイムが勝利。

2016年04月03日 | 競馬

4月最初の日曜日の3日は、阪神競馬場で「産経大阪杯」、中山競馬場でマイル重賞「ダービー卿チャレンジトロフィー」が行われました。大阪杯はGⅠ馬が5頭も参戦、ダービー卿は今年も新星が現れるか?



阪神メイン・第60回産経大阪杯(GⅡ・芝2000m 11頭立て)は、香港GⅠ「クイーンエリザベス2世カップ」を控えている②ラブリーデイと③ヌーヴォレコルト、ジャパンカップを制した⑧ショウナンパンドラ、菊花賞馬⑦キタサンブラック、2014年皐月賞馬④イスラボニータのGⅠ馬5頭のほかに、京都記念2着⑥タッチングスピーチ、中山記念2着⑨アンビシャスなどが出走しました。
スタートでヌーヴォレコルトがポンと飛び出すが、すぐさまキタサンブラックが先手を奪う。⑩マイネルラクリマが2番手につけ、アンビシャスがヌーヴォレコルト・ショウナンパンドラ・イスラボニータをかわして3番手を奪った。そしてラブリーデイは7番手でスタンド前を通過した。
1コーナーを回り、向正面に入るところで、キタサンブラックが先頭、アンビシャスが2番手に控える。3番手にマイネルラクリマ、ヌーヴォレコルトは内側の4番手。5,6番手の位置にショウナンパンドラとイスラボニータ。ラブリーデイは7番手、その後ろの8番手にタッチングスピーチが追走する。後方集団は、9番手①レッドレイヴン、10番手⑤アクションスター、11番手⑪ニシノビークイック。
内回り3コーナーへ向かうところで、集団を引っ張るキタブラは前半1000mを61秒1で通過。うまく自分のペースに持ち込んでる感じだ。アンビシャスは2番手のまま。ラクリマとヌーヴォが3,4番手で並び、ショウパン・ボニータ・ラブリーは中団で固まっている。ラブリーはどこで勝負に出るか?3,4コーナー手前でショウパンが外から追い出し、3番手まで進出。
そして4コーナーから最後の直線に差し掛かり、キタサンブラックがまだ先頭で逃げ粘る。このまま押し切ってしまうのか?2番手からアンビシャス、ヌーヴォレコルト、ショウナンパンドラも追いかける。ラブリーデイは伸びてこないぞ。ゴール残り200mを切り、アンビシャスがキタブラに迫り、残り100mでキタブラを捕らえて先頭ゴールイン!最後に差しを決めたアンビシャス、先行策でGⅠ馬を捻じ伏せました!


豪華メンバーが集結した産経大阪杯は、単勝2番人気のアンビシャスが差し切り勝ちで1着になりました。スローペースで逃げ続けたキタサンブラックが2着に粘り、ショウナンパンドラが3着になりました。1番人気のラブリーデイはその後の4着、3番人気・イスラボニータ5着、ヌーヴォレコルトは6着に終わりました。ラブリーデイは得意の距離にもかかわらず完敗といえる内容。「叩き台」とはいえ、勝たなきゃダメでしょ。香港へ向けて弾みをつけるどころか、不安が大いに残りましたねぇ…。
アンビシャスは昨年のラジオNIKKEI賞以来となる重賞2勝目をマーク。前走の中山記念では、ドゥラメンテに敗れましたが、リアルスティールには先着。リアスティもその後、ドバイターフに勝ちました。この日も後方待機で行くのかと思いきや、まさかの先行策。予想外の展開に、掛かり気味じゃないかと心配になりましたが、上手く折り合いをつけ、ゴール前でキタサンブラックをかわしました。スローペースになった分、最後の脚が活きましたね。
GⅠ馬を撃破し、価値ある1勝を挙げたアンビシャス。この次は宝塚記念へと向かうと思われます。元々素質のある馬だから、なにか一つGⅠタイトルを獲ってほしいものです。



中山メイン・第48回ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ・芝1600m)は、16頭立てで争われました。昨年はモーリスが優勝し、その後にマイルGⅠ3連勝を果たし、年度代表馬にまで登り詰めました。今年は、モーリスと同じ堀宣行厩舎所属の①キャンベルジュニア、GⅠ2勝の⑭ロゴタイプ、昨年12月の香港マイルに参戦した⑥サトノアラジン、東京新聞杯で落馬した⑤ダッシングブレイズ、⑩マジックタイム、⑧エキストラエンド、⑬ダイワリベラル、⑮フラアンジェリコ、⑫テイエムタイホーなどが出走。
スタートは16頭ほぼ揃い、キャンベルジュニアがポンと飛び出したのに対し、ダッシングブレイズはダッシュがつかず。好スタートを決めたキャンベルジュニアが先頭、2番手に⑪サンライズメジャー、ロゴタイプが3番手につける。その後ろで④クラレントとエキストラエンドが並び、テイエムタイホー6番手。中団グループには、サトノアラジンとマジックタイムが7,8番手で並走し、9番手ダイワリベラル、10番手③ダイワマッジョーレ、11番手⑦メイショウヤタロウ、12番手⑨インパルスヒーロー。13番手にダッシングブレイズ、14番手②アルマワイオリ、⑯タガノブルグとフラアンジェリコが後方追走。
3コーナーを回り、キャンジュニが先頭、サンメジャが2番手、3番手からロゴが迫る。エキストラとタイホーも好位置にいる。アラジンとダッシングはまだ中団のポジション。4コーナーを回ったところで、今度はロゴタイプが先頭に立ち、マジックタイムが内を突く。サトノアラジンが3番手まで上がるも前に届かない。そしてゴール前、マジックタイムが内から抜け出してゴール!ロゴタイプは2着、サトノアラジンは3着まで。


ハンデ重賞・ダービー卿CTは、単勝5番人気のマジックタイムが優勝。メンバー唯一の牝馬でしたが、インコースを上手く掬い、ロゴタイプとの競り合いを制しました。53キロの軽い斤量のおかげもあったけど、アンドレアシュ・シュタルケ騎手の好騎乗が冴えましたね。ロゴタイプは3年ぶりの勝利まであと一歩でした…。3着のサトノアラジンもマジックタイムと同様に内から追い上げたんだけどなあ。3番人気のダッシングブレイズは6着、1番人気・キャンベルジュニアは9着に沈みました。
勝ったマジックタイムは、父・ハーツクライ、母・タイムウィルテルという血統。重賞はこれまで5度挑戦し、昨年のクイーンカップ2着、今年1月の京都牝馬ステークスで2着がありました。6度目の挑戦で待望の重賞勝ちです。ここ5戦は1着3回・2着2回と好調。今回勝利したことで、次走のヴィクトリアマイルの有力な一頭に浮上。この馬は府中マイルでは4戦2勝・2着2回と相性良し。VMでも上位争いが期待できるのではないでしょうか。




来週は阪神競馬場で2016年牝馬クラシックの第1戦・桜花賞が行われます。2歳女王・メジャーエンブレム、チューリップ賞を制したシンハライト、フィリーズレビュー覇者ソルヴェイグ、重賞2着2回ジュエラー、アットザシーサイド、ラベンダーヴァレイ、レッドアヴァンセ、ウインファビラス、ブランボヌール、キャンディバローズなどが登録しております。
現時点での3歳牝馬戦線はメジャーエンブレムが大きくリード。ここまで5戦4勝もそうだけど、前走のクイーンカップではレコード勝ち。桜花賞も断然の1番人気を集めることでしょう。メジャエンを追いかけるのが、3戦3勝のシンハライトとジュエラーあたりでしょうか。もしシンハライトが勝てば、2004年のダンスインザムード以来の「無敗の桜の女王」となるのですが…。一生一度の大舞台、牝馬クラシック最初の1冠を手にするのはどの馬か?





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