日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

地方の星・プレイアンドリアル、中央馬を蹴散らした!サトノノブレス逃げ粘って重賞初V!

2014年01月20日 | 競馬

1月19日は中山競馬場で3歳重賞の京成杯、京都競馬場では今年最初のGⅡ競走・日経新春杯が行われました。クラシックに向けてのステップレース&伝統の古馬ハンデ重賞を制し、春のGIへ弾みをつけるのはどの馬か?



中山メイン・第54回京成杯(GⅢ・芝2000m)は、春のクラシックを目指す3歳馬16頭が集結。皐月賞と同じ舞台で行われるこのレース、地方からJRAGⅠ制覇を目指す⑫プレイアンドリアル、中山2000mのレースで勝った事がある⑪アデイインザライフと⑯キングズオブザサン、デビュー2戦2勝の⑥エアアンセム、ディープインパクト産駒⑦ラングレー、他にも⑧ディアデルレイ、札幌2歳ステークスで2着に入った⑩マイネグレヴィル、④ウインマーレライ、⑭ピオネロなどが参戦しました。
スタンド前のスタートは16頭ほぼ綺麗に揃う。先行争いで⑨アグネスドリームが先手を取り、マイネグレヴィル、ウインマーレライ、最内から①ホルボッシュが上がって2番手を奪う。プレイアンドリアルは5番手、キングズオブザサンとラングレーとエアアンセムは中団~後方馬群の中。1コーナーから向正面に差し掛かり、アグネスドリームが先頭、グレヴィルが2番手、ホルボッシュ3番手につける。その後ろの4番手に⑤ショウナンラグーン、内側の5番手に②アルバート追走。⑮ヴォルシェーブが6番手から進出し、マーレライ7番手につける。中団にはプレリアと③ツクバアズマオーが8,9番手で並び、10番手辺りにアンセムとキンサンが並走。12番手からラングレーが押し上げ、後方はピオネロ、ディアデルレイ、⑬デリッツァリモーネと続き、アデイインザライフは最後方追走。
16頭一塊の状態で3コーナーを回り、依然としてアグネスドリーム先頭、マイネグレヴィル2番手は変わらず、ヴォルシェーブとキングズオブザサンが好位まで押し上がり、プレイアンドリアル、エアアンセム、ラングレーはまだ馬群の中。4コーナーから最後の直線に入り、逃げ粘るアグネスドリームにグレヴィルが迫り、真ん中からキンザサとプレリア、大外からアデイが追い込んで来た。残り200m~100mのところで、今度はプレイアンドリアルが先頭に躍り出て、最後は完全に抜け出してゴールイン!地方からの刺客が中央馬を一蹴し、夢のクラシック挑戦へ向け大きな1勝を手にしました!


単勝一ケタ台が5頭ひしめく混戦ムードとなった京成杯は、地方・川崎競馬所属のプレイアンドリアルが差し切り勝ちで優勝。3度目の中央挑戦でJRA重賞制覇を果たしました。道中は中団の位置で待機させ、直線で外に持ち出すと、上り坂でグンと加速し、一気に突き抜け、2着に2馬身差をつけての快勝でした。地方所属馬のJRA重賞勝利は、2007年の函館2歳ステークスのハートオブクィーン以来の快挙です。1番人気に推されていたキングズオブザサンは2着、3着にはアデイインザライフが入り、3番人気・ラングレー10着、2番人気・エアアンセムは11着に終わりました。
プレイアンドリアルはホッカイドウ競馬で2連勝した後、東京スポーツ杯2歳ステークスで2着に入り、川崎に移籍して臨んだ朝日杯フューチュリティステークスでは、転厩の影響と中央GⅠ制覇の重圧に負けた事もあるけど、終始折り合いを欠いて7着。朝日杯での反省を踏まえ、京成杯に向けての調教では掛かり癖を直す事に重視。この日は調教の成果が上手く発揮されました。このレースを勝った事により、皐月賞の出馬投票権を獲得。次はトライアル戦に参戦して、優先出走権獲得を狙うかもしれません。
今から10年前の2004年、道営馬のコスモバルクが中央のクラシックに挑戦するも、皐月賞2着、ダービー8着、菊花賞4着に敗れ、クラシック制覇の夢を叶えられませんでした。あれから10年、道営出身のプレイアンドリアルがその夢に一歩近づきました。地方馬がJRAのGⅠを勝ったのはメイセイオペラ(岩手)1頭のみ。果たして、バルクが跳ね返されたクラシックの壁を超えられるのか?



京都メイン・第61回日経新春杯(GⅡ・芝2400m 16頭立て)は、昨年の菊花賞で2着だった①サトノノブレス、有馬記念4着の⑬ラブイズブーシェ、昨秋キズナ・オルフェーヴルと共にフランス遠征を行った⑥ステラウィンド、3連勝中で愛知杯を勝った牝馬④フーラブライド、2度目の重賞挑戦⑧アドマイヤフライト、さらには⑭ラウンドワールド、⑨コウエイオトメなどが出走しました。
4コーナー奥からのスタートは横一線綺麗なスタート。好スタートを切ったサトノノブレス、②サフランディライト、ステラウィンドの3頭が先行し、フーラブライドは4番手集団の中、アドマイヤフライトは7番手辺り、ラブイズブーシェは中団追走、ラウンドワールドは後方でゴール板を通過。1・2コーナーを通過し、内側のノブレスが先頭、サフランがぴたりと2番手につく。3番手ステラ、4番手に③トップカミング。5番手にフーラ、その後ろの6番手集団に⑤カワキタフウジン、フライト、⑯ジャングルハヤテ、ブーシェ、⑩テイエムイナズマの5頭。後方グループは⑦ウインドジャズ、その背後にコウエイオトメ、ラウンド、⑮クラウンレガーロ、⑪トップゾーン、しんがりに⑫ロードオブザリングという展開。
外回り3コーナーに差し掛かり、先頭集団はサトノノブレス、サフランディライト、ステラウィンドの3頭が並ぶ。その後ろにフーラブライドとアドマイヤフライト、ラブイズブーシェが追う。馬群の中からカワキタフウジンもいい所にいる。4コーナーを回り直線コース、サトノノブレスが集団から抜け出してラストスパートを仕掛け、アドマイヤフライトが外から懸命に猛追。残り200m~100mで、ノブレスとフライトの差が徐々に縮まり、最後は2頭ほぼ並んでゴールしたが、最内で逃げ粘ったサトノノブレスが1着、アドマイヤフライトが僅差の2着。そして、フーラブライドが3着入線。


日経新春杯は2番人気のサトノノブレスが逃げ切り勝ちを収めました。スタートから先頭でレースを進め、最後の直線で一旦突き放し、アドマイヤフライトに迫られ、ゴール前で並びかけられるも、何とかクビ差でしのぎました。1番人気のアドマイヤフライトもノブレスに追い詰めたけど、あと一歩届きませんでした。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、今年早くも重賞2勝目。また、ディープインパクト産駒は3週連続で重賞制覇となりました。
サトノノブレスは5度目の重賞挑戦でようやく重賞初V。ここ3戦は信濃川特別で2着、神戸新聞杯3着、菊花賞2着と惜敗が続いてましたが、ようやく惜敗続きにピリオドが打たれました。前走から約3か月の休養明けで臨んだ今回のレースは、+20キロをモノともせず上手く逃げ切りました。大幅増は成長分って事でいいのかな?今年最初のGⅡを勝ったノブレス、今後の活躍が楽しみです。



来週・26日は、中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ、中京競馬場でダート重賞・東海テレビ杯東海ステークスが行われます。AJCCはダノンバラード、ヴェルデグリーン、サダムパテック、サクラアルディート、フラガラッハ、フェイムゲーム、レッドレイヴン、ケイアイチョウサンなどが登録。東海Sには、グレープブランデー、ニホンピロアワーズ、ケイアイレオーネ、ソリタリーキング、ナムラタイタンなどダートの実績馬が出走予定です。





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