シアトル・マリナーズのイチロー外野手が、自主トレに帯同している福岡ソフトバンクホークスの川崎宗則選手を批判しました。
批判の理由は、北京五輪アジア予選の韓国戦で、川崎が一塁ヘッドスライディングしたということ。川崎のヘッドスライディングに関してイチローは、「カッコ悪い。夢を壊すな」、「1回からヘッドスライディングなんてバカげたことをやりやがって」、「カッコ悪いでしょ?日本のオールスターだ。アマチュアじゃない」、「成長より退化した」、「WBCで僕の近くにいて、あれだけ話をしたのに僕が一番嫌いなことをした」と怒りを通り越して呆れていました。
イチロー選手はヘッドスライディングをあまりしません。なぜなら、塁に早く到達できる根拠はなく、故障のリスクも伴うからだという理論を持っています。ヘッドスライディングは高校野球ではよく見る光景ですが、プロではあまり見かけないシーンです。大体の選手は、イチローみたいに全力で駆け抜けています。
一方で川崎は常にチームを盛り上げようとヘッドスライディングを敢行しています。WBC決勝のキューバ戦では、ホームでヘッドスライディングをしましたが、クロスプレーで右ヒジを負傷してしまいました。川崎選手がイチローを尊敬しているのなら、ヘッドスライディングはやらないほうがいいと思います。
さて、イチローの自主トレに帯同中の川崎選手は、26日から神戸市のオリックス室内練習場で練習を行っています。26日はウオーミングアップ、メジャー球を使ってのキャッチボール、打撃練習を行いました。イチローとの合同自主トレはこれが2回目、川崎はイチローイズム注入で進化し続けます。合同自主トレは28日まで、年明けの1月には、星野JAPANのエース・ダルビッシュ有投手と合同自主トレを行う予定です。