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箱根駅伝2016 青山学院大学が復路もぶっちぎり!2年連続の総合優勝!

2016年01月04日 | Sports

第92回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、復路が行われ、2日の往路で完全優勝した青山学院大学が、復路も首位を守りきり、2年連続2度目の総合優勝を果たしました。



まず、6区・小野田勇次が午前8時に復路スタート地点・芦ノ湖を出発し、58分31秒の区間タイ記録で小田原中継所をトップで通過。さらにこの後、7区・小椋裕介、8区・下田裕太も快走を見せ、8区終了次点で2位・東洋大学に7分3秒の大差を拡げます。9区・中村祐紀も「大量のアドバンテージ」に恵まれて余裕の走りを見せれば、アンカー10区・渡邉利典が東京・大手町の読売新聞社前をトップでゴールイン。復路タイム5時間27分30秒、総合タイム10時間53分25秒で優勝しました。

一方、総合10位までに与えられるシード権争いでは、6区で日本体育大学・秋山清仁が58分09秒の区間新記録で、往路13位から7位まで押し上げると、中央学院大学も往路14位から10位に浮上し、シード圏内に入ります。逆に、往路で10位だった拓殖大学は圏外の14位まで順位を落とし、往路11位だった城西大学も10位から3分8秒遅れの13位に後退。
7区では10位東海大学と11位・帝京大学との差が39秒差。8区、帝京大が10位に躍り出て、往路5位だった日本大学が、8区ランナー・岡野佑輝が失速を起こし、チームも圏外の11位まで下がってしまう。戸塚中継所では、城西、拓殖、往路12位とシード入りの可能性を残した東京国際大学が繰り上げスタートとなり、シード権争いから脱落。そして鶴見中継所でも日本大学が繰上げスタートとなり、シード権獲得が絶望的に。結果、日体大が総合7位、8位・順天堂、9位・中央学院、帝京大が総合10位でシードを確保しました。



箱根駅伝 総合順位
1位 青山学院大学  10時間53分25秒
2位 東洋大学     11時間00分36秒
3位 駒澤大学     11時間04分00秒
4位 早稲田大学    11時間07分54秒
5位 東海大学     11時間09分44秒
6位 順天堂大学    11時間11分24秒
7位 日本体育大学  11時間11分32秒
8位 山梨学院大学  11時間11分51秒
9位 中央学院大学  11時間13分31秒
10位 帝京大学     11時間15分21秒
(以上10チームがシード権獲得)
11位 日本大学     11時間16分50秒
12位 城西大学     11時間20分07秒
13位 神奈川大学   11時間20分06秒
14位 明治大学     11時間20分39秒
15位 中央大学     11時間21分48秒
16位 拓殖大学     11時間23分54秒
17位 東京国際大学  11時間24分00秒
18位 大東文化大学  11時間28分45秒
19位 法政大学     11時間31分12秒
20位 上武大学     11時間36分46秒
OP  関東学生連合  11時間15分30秒


復路区間賞
6区:秋山清仁 58分9秒(日本体育大学)※区間新
7区:小椋裕介 1時間03分8秒(青山学院大学)
8区:下田裕太 1時間04分21秒(青山学院大学)
9区:井戸浩貴 1時間9分47秒(早稲田大学)
10区:渡邉利典 1時間10分07秒(青山学院大学)


第92回箱根駅伝は、青山学院大学が1区からアンカーまで首位を譲らない「完全優勝」を達成。前日の往路優勝に続き、復路でも優勝を果たし、2位に7分以上の大差で圧勝しました。シード権争いでは、総合7位の日体大が2年ぶりのシード権獲得。6区・秋山選手の区間新記録が大きかったです。往路で5位だった日本大学は総合11位で次点漏れ。5区区間賞のキトニー選手が素晴らしかったのに、8区と9区の選手が不甲斐なかった。
前回大会のシード校だった12位城西大、14位の明治大学、18位の大東文化大学はシード権を失い、来年大会の予選会で出場権獲得を目指します。特に明大は上位も期待されましたが、往路17位と大誤算。初出場の東京国際大学は17位。往路で12位と頑張りましたが、復路では苦戦し、戸塚で繰り上げスタート。箱根駅伝の厳しさを痛感させられました。

いやぁ~、青学はやっぱり強かった!往路で完全優勝を果たし、復路もぶっちぎりでしたね。山下り区間の6区を走った小野田選手はメンバー唯一の1年生でしたが、1年とは思えない好走を見せました。原晋監督も「120%の出来で、素晴らしい快走を見せてくれた。6区で優勝を確信した」と賞賛た。1年生の好走に触発されたのか、小椋選手と下田選手、渡邊選手の先輩たちが区間賞を獲得。往路では1区・久保田和真選手がチームに良い流れを与えましたが、復路は間違いなく小野田選手が勢いをもたらしたと言えるでしょう。
キャプテンの神野大地選手、エース・久保田選手、小椋選手といった「黄金世代」である現在の4年生がこの春に卒業しますが、今大会走った下級生達がまだ6人残っているので、青学大の黄金時代はまだまだ続くかもしれません。来年の箱根駅伝で、強くて速い青学大の3連覇を止めるチームは現れるのでしょうか?



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